ST_Transform

定義

ST_Transform は、ST_Geometry を空間参照 ID（SRID）で指定された空間参照に変換します。

注意:

変換元と変換先の空間参照は同じ地理的な測地基準系を使用する必要があります。

構文

sde.st_transform (g1 sde.st_geometry, srid integer)

戻り値のタイプ

ST_Geometry

例

次の CREATE TABLE ステートメントは、ln1 と ln2 という 2 つの ST_LineString 列を持つ transform_test テーブルを作成します。

CREATE TABLE transform_test (ln1 sde.st_linestring, ln2 sde.st_geometry);

次の INSERT ステートメントは、SRID を 102 にして ST_LineString を ln1 に挿入します。

INSERT INTO transform_test (ln1) VALUES (
sde.st_linefromtext ('linestring (10.01 40.03, 92.32 29.39)', 102)
);

ST_Transform 関数は、ln1 の ST_LineString を、SRID 102 に割り当てられる空間参照から、SRID 105 に割り当てられる空間参照に変換します。次の UPDATE ステートメントは、変換された ST_LineString を列 ln2 に格納します。

UPDATE transform_test
SET ln2 = sde.st_transform (ln1, 105);

注意:

SRID 102 と SRID 105 は ST_SPATIAL_REFERENCES ビュー内に存在している必要があり、両方とも同じ測地基準系を使用する必要があります。