ST_Raster
定義
ST_Raster は、ST_Raster タイプのオブジェクトを作成します。
構文
Oracle
sde.st_raster (filename IN VARCHAR2) sde.st_raster (filename IN VARCHAR2, options IN VARCHAR2) sde.st_raster (data IN ST_PIXELDATA) sde.st_raster (data IN ST_PIXELDATA, options IN VARCHAR2)
PostgreSQL
st_raster (filename IN TEXT) st_raster (filename IN TEXT, options IN TEXT) st_raster (data IN ST_PIXELDATA) st_raster (data IN ST_PIXELDATA, options IN TEXT)
SQL Server
st_raster (filename IN NVARCHAR, data IN ST_PIXELDATA, options IN NVARCHAR)
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
filename | ソース ラスタ データの名前 |
data | 定義済みの ST_PixelData オブジェクト |
options | 単一引用符で囲んだカンマ区切りのリスト。以下のパラメータを指定できます。
|
例
Oracle
次の例は、ST_Raster コンストラクタを明示的に呼び出して、GeoTIFF 画像ファイルを ST_Raster オブジェクトに挿入しています。
INSERT INTO NOVA (image) VALUES (sde.st_raster('nova.tif','compression=lz77'));
次の例は、ST_Raster オブジェクトの値を、テーブル world からテーブル nova にコピーしています。この場合、INSERT ステートメントによって ST_Raster コンストラクタが暗黙的に呼び出され、コピー先のテーブルに ST_Raster オブジェクトが作成されます。
INSERT INTO NOVA (image) SELECT image FROM WORLD;
次の例では、ST_Raster オブジェクトのピクセルで ST_PixelData オブジェクトを設定し、別の ST_Raster オブジェクトに挿入しています。
DECLARE data sde.ST_PixelData; BEGIN SELECT t.image.getPixelData('level=1') INTO DATA FROM NOVA t; INSERT INTO NOVA VALUES (sde.st_raster(data, 'compression=lz77')); END; /
PostgreSQL
次の例は、ST_Raster コンストラクタを明示的に呼び出して、GeoTIFF 画像ファイルを ST_Raster オブジェクトに挿入しています。
INSERT INTO nova (image) VALUES (sde.st_raster('nova.tif','compression=lz77'));
次の例は、ST_Raster オブジェクトの値を、テーブル world からテーブル nova にコピーしています。この場合、INSERT ステートメントによって ST_Raster コンストラクタが暗黙的に呼び出され、コピー先のテーブルに ST_Raster オブジェクトが作成されます。
INSERT INTO nova (image) SELECT image FROM world;
次の例では、ST_Raster オブジェクトのピクセルで ST_PixelData オブジェクトを設定し、別の ST_Raster オブジェクトに挿入しています。
DECLARE data st_pixeldata; BEGIN SELECT getPixelData(image, 'level=1') INTO data FROM nova; INSERT into nova VALUES (sde.st_raster(data,''compression=lz77'')); END;
SQL Server
次の例は、ST_Raster コンストラクタを明示的に呼び出して、GeoTIFF 画像ファイルを ST_Raster オブジェクトに挿入しています。
INSERT INTO nova (image) VALUES (ST_Raster::construct('nova.tif',NULL,'compression=lz77'));
次の例は、ST_Raster オブジェクトの値を、テーブル world からテーブル nova にコピーしています。この場合、INSERT ステートメントによって ST_Raster コンストラクタが暗黙的に呼び出され、コピー先のテーブルに ST_Raster オブジェクトが作成されます。
INSERT INTO nova (image) SELECT image FROM world;
次の例では、ST_Raster オブジェクトのピクセルで ST_PixelData オブジェクトを設定し、別の ST_Raster オブジェクトに挿入しています。
DECLARE @data ST_Pixeldata; SET @data = (SELECT image.getPixelData('level=1') FROM nova); INSERT INTO nova VALUES (ST_Raster::construct(NULL, @data, 'compression=lz77')) ;