ArcCatalog での接続の確立

使用するファイル フォルダ、ジオデータベース、サーバ、その他の情報ソースへの接続を確立することは、ArcCatalog を使用する上で重要なステップです。

接続すると、ArcCatalog のカタログ ツリーを使用することで、すべての地理情報を管理できるようになります。カタログ ツリーのノードでは、さまざまな ArcGIS の情報タイプが整理されています。これらの情報タイプに接続する方法の概要を以下に説明します。

フォルダ接続の確立

フォルダの中には、ファイルベースの多くのデータセットの他に、マップ ドキュメント（*.mxd）、レイヤ ファイル（*.lyr）、ツールボックス（*.tbx）、ファイルおよびパーソナル ジオデータベース（*.gdb および *.mdb）など数多くの GIS エレメントがあります。フォルダとそのコンテンツを操作する最初のタスクは、ArcCatalog でフォルダ接続を確立することです。次に、その手順を示します。

1. カタログ ツリーの [フォルダ接続] に移動します。
2. [フォルダ接続] アイテムを右クリックして、[フォルダに接続] をクリックします。
3. 目的のワークスペース フォルダに移動するか、そのパスを入力してから、[OK] をクリックします。

または、[標準] ツールバーの [フォルダに接続] ボタン（）をクリックして、フォルダ接続を確立することもできます。

管理用 SQL Server Express ジオデータベースへの接続

データベース サーバ（）に接続すると、SQL Server Express ジオデータベースのインスタンスの新規作成や、ユーザの追加、ユーザ プロパティの設定など、SQL Server Express ジオデータベースを管理できます。「データベース サーバを ArcGIS Desktop に追加」を参照して、SQL Server Express のデータベース接続の作成および使用方法を確認してください。

ArcSDE ジオデータベースを使用するためのデータベース接続の確立

データベース接続（）を確立すると、SQL Server Express、SQL Server、Oracle、DB2、Informix、PostgreSQL ジオデータベースなど、任意の ArcSDE ジオデータベースに接続して使用できるようになります。詳細については、「ArcSDE ジオデータベースへの接続」をご参照ください。

GIS サーバ接続の作成

GIS サーバ接続を確立すると、ArcGIS サーバ（）、ArcIMS サーバ（）、WMS 用 OGC サーバ（）、WCS（）のインスタンスに接続できます。

サーバ接続を作成する場合、ダイアログ ボックスにサービスの使用またはサービスの管理のいずれかの接続オプションが表示されます。

ArcGIS Server のサービスを管理するには、適切なアクセス権限が必要になります。ArcCatalog を使用したサービスの管理の詳細については、「サービスの公開」、「サービスの追加」および「サービスの削除」をご参照ください。

また、ArcCatalog を使用してサービスを一連のフォルダで整理することもできます。

詳細については、「ArcCatalog での GIS サービス フォルダの追加」をご参照ください。

サーバ接続を確立したら、そのアイコン（）をクリックして展開することで、サービスのリストを表示できます。サーバ接続の赤い×印（）は、サーバから現在切断されていることを示しています。再接続するには、ダブルクリックします。

相互運用コネクションの確立

相互運用コネクションは、ArcGIS に Data Interoperability 形式を追加するために使用されます。ArcGIS 用の Data Interoperability Extension を使用すると、Safe Software の FME 製品を利用して、実質的にあらゆる外部の地理空間または表データ形式を ArcGIS でサポートできるようになります。