リコンサイル プロセスの結果として作成されるダーティ エリア

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

整合チェック時のクラスタ処理が原因で、リコンサイルの結果、親バージョンや子バージョンに存在しなかったダーティ エリアが新規に生成されるケースがいくつかあります。次の例では、親バージョンと子バージョンにトポロジのエッジを共有するポリゴンが含まれています。ポリゴンが子バージョンで分割され、ダーティ エリアが整合チェックされます。

ポリゴンを分割すると、元のフィーチャが削除され、2 つの新しいフィーチャに置き換えられます。ダーティ エリアが整合チェックされると、クラスタ処理により、隣接するポリゴンの共有エッジに新しい頂点が追加されます。バージョンをリコンサイルすると、子バージョンで変更されたすべてのフィーチャ(分割されたポリゴンおよびクラスタ処理によって追加された新しい頂点を持つポリゴン)がダーティ エリアに含まれます。

ポリゴンを分割する

次の例に、なぜ上記のようなダーティ エリアの作成が必要なのかを具体的に示します。2 つのバージョンで新しいフィーチャが作成され、結果として生成されたダーティ エリアを整合チェックしたところ、エラーが検出されなかったとします。リコンサイル時には、2 つのバージョンの変更内容のマージによって発生したエラーを検出できるように、ダーティ エリアを作成する必要があります。この例では、バージョン 1 とバージョン 2 に追加されたフィーチャが重複しており、「重複しない」ルールに違反しています。

リコンサイル時に生成されたダーティ エリア


7/10/2012