バージョン対応フィーチャクラスのダーティ エリア

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

複数の編集ユーザがフィーチャ データセットとそのトポロジを同時に編集する可能性があります。

次のセクションでは、ダーティ エリア、エラー、例外、および潜在的な競合(コンフリクト)に対するリコンサイルの結果について説明します。どのケースも、結果は、子バージョンが作成された後の、親バージョンと子バージョンの更新時のリコンサイルに基づいています。子バージョンがリコンサイルされる前に親バージョンが編集されていない場合は、子バージョンの内容がリコンサイルの結果となります。どの例でも、バージョン 2 がバージョン 1 の子として作成されます。次に、バージョン 1 とバージョン 2 が説明されている方法で編集され、バージョン 2 がバージョン 1 に対してリコンサイルされます。この後の例では、次の図を凡例として使用します。

例に対する凡例

例 1

このように、リコンサイル後も親の元の状態(ダーティ エリアなし)が維持されます。ただし、子バージョンへの更新の結果として、他のダーティ エリアが作成される場合があります。

親バージョンで作成され整合チェックされたダーティ エリアが、リコンサイル後も整合チェック済みのままとなる状況を、さらに次の例 2 および例 3 にも示します。

例 2

例 2

例 3

例 3

子バージョンのトポロジ フィーチャに対する編集内容は、編集によって生成されたダーティ エリアが子バージョンで整合チェックされていても、リコンサイル後にダーティ エリアになります。ダーティ エリアにならないような編集(属性の更新など)を行った場合も同じです。次の例で、これを具体的に示します。

注意注意:

次の例ではバージョン 1 とバージョン 2 の両方が編集されていますが、例の中のポリゴン シェープはバージョン 2 のみで変更されます。

例 4

例 4

例 5

例 5


7/10/2012