TIN サーフェスの表示についての基礎
TINは、地形の標高や気温勾配などの連続性のあるサーフェスを表現します。サーフェスは、ノードのデータ ポイントを結ぶことによって形成される面の集まりで、隣接する三角形を作成します。一般に、TIN は色付きの陰影を持つレリーフによって表示され、標高を表現します。陰影付きのレリーフは、地球の表面を照らす太陽の光を模しています。これに色を追加することにより、尾根、谷、斜面、およびそれぞれの標高を簡単に見分けることができます。データがこのように表示されていると、他のマップ フィーチャがその場所にある理由が理解しやすくなります。
マップには、3 つのサーフェス特性(傾斜角、方位角、標高)のいずれかを表示することができ、陰影付きの起伏をシミュレートすることもできます。標高の変化を線で表す等高線を表示することもできます。
河川、道路、海岸線のようにサーフェスを横切る地理フィーチャは、ブレークラインによって TIN の中で明示的に表現することができます。これらのフィーチャは三角形の辺(エッジ)を構成しているため、その位置のサーフェスに影響を与えます。サーフェスは三角形で定義されているため、詳細を確認したいことがあります。
TIN の内部構造(ノードやブレークラインなど)は、陰影付きのレリーフ表示とは別に単体で表示することもでき、重ねて表示することもできます。
TIN フィーチャの 1 つのタイプ(たとえば、三角形だけ)、または TIN フィーチャのすべてのタイプを表示することができます。また、個別のシンボルを使用して、フィーチャの各タイプをシンボル表示できます。TIN ノードと三角形は、整数値でタグ付けできるので、その補足情報を格納できます。これらの整数値は、たとえば、入力フィーチャ データ ソースの精度やサーフェス上のエリアの土地利用タイプ コードを示すために、参照コードとして使用することができます。これらのコードは、入力フィーチャクラスのフィールドから得ることができ、タグ付けしたフィーチャを個別値でシンボル表示することができます。ArcGIS で使用できる TIN サーフェスのシンボル表示オプションにはいくつかの種類があります。