テレイン データセット編集用のジオプロセシング ツール

[3D Analyst] ツールボックスには、既存のテレインを編集するための一連のジオプロセシング ツールが用意されています。このツールボックスを有効にするには、3D Analyst をインストールし、[ツール] → [エクステンション] ダイアログ ボックスで有効にします。

ArcToolbox で、[3D Analyst] ツールセットを見つけ、[テレイン管理] ツールセットを展開します。[テレイン管理] ツールセットにある 9 個のツールを、下の図に示します。これらのツールは、テレイン データセットの編集に使用できます。

既存のテレイン データセットを変更するために使用されるツールは次のとおりです。

[テレイン管理] ジオプロセシング ツール

ジオプロセシング ツール

説明

テレインにフィーチャクラスを追加

テレイン データセットに 1 つ以上のフィーチャクラスを追加します。フィーチャクラスは、テレイン データセットと同じフィーチャ データセット内に存在している必要があります。

テレイン ピラミッド レベルを追加

既存のテレイン データセットに新しいピラミッド レベル(1 つまたは複数)を追加します。

テレイン ポイントを追加(Append Terrain Points)

テレイン データセットにポイントまたはマルチポイントを追加します。

テレインの構築

テレイン データセットを初めに定義した後で、使用可能にするために必要な手順を実行します。また、テレインを変更後に最新の状態に更新する場合にも使用されます。

テレインの基準縮尺を変更(Change Terrain Reference Scale)

テレイン ピラミッド レベルで使用される基準縮尺を変更します。

テレイン解像度範囲の変更(Change Terrain Resolution Bounds)

テレイン データセットのサーフェスに関与している特定のフィーチャクラスに対して、ピラミッド レベルの解像度範囲を変更します。

テレインの作成

指定したフィーチャ データセット内に、新しいテレイン データセットを作成します。[テレイン ピラミッド レベルの追加(Add Terrain Pyramid Level)][テレインにフィーチャクラスを追加(Add Feature Class to Terrain)][テレインの構築(Build Terrain)] の順に使用してテレイン定義を完成し、使用可能なテレイン データセットを作成します。

テレイン ポイントの削除

1 つ以上のフィーチャクラスの対象エリア内にあるテレイン データセットから、ポイントを削除します。

テレインからフィーチャクラスを削除(Remove Feature Class from Terrain)

テレイン データセットに属しているフィーチャクラスへの参照を削除します。フィーチャクラスが埋め込まれている場合は、抽出されて参照解除されます。

テレイン ピラミッド レベルを削除(Remove Terrain Pyramid Level)

テレイン データセットからピラミッド レベルを削除するツールです。

テレイン ポイントの置換(Replace Terrain Points)

テレイン データセットに使用されているデータのコレクションにポイントとマルチポイントを追加して、以前に使用されていたデータを置換します。

[テレイン管理] ツールセット内のテレイン編集ツール

ジオプロセシング ツールは、テレインのプロパティだけでなく、埋め込みマルチポイント フィーチャクラスも編集することができます。編集可能なプロパティには、ピラミッドの定義とフィーチャクラスに関する情報が含まれます。ピラミッドの基準縮尺に明確に関連付けられたもの以外を変更するには、テレインを再構築する必要があります。[テレインの構築] を 1 回呼び出した後、複数の編集を実行することができます。編集操作を行うたびに構築を実行するよりも、このほうが効率的です。

関連項目


7/10/2012