フィールド演算を使用して簡単な日付フィールドの計算を実行する
ArcMap でフィールド演算を実行する方法は 2 つあります。属性テーブルを使用する方法と、[フィールド演算] ジオプロセシング ツールを使用する方法です。どちらも同じ機能を使用します。
属性テーブルのフィールドで日付値を計算する手順は次のとおりです。
- [エディタ] ツールバーの [エディタ] メニューをクリックし、[編集の開始] をクリックします。
編集セッションを開始しなくても計算を行うことは可能ですが、その場合、結果を元に戻すことはできません。
- コンテンツ ウィンドウの [ソース別にリスト] ボタンをクリックします。
- コンテンツ ウィンドウでテーブルかレイヤを右クリックし、[属性テーブルを開く] を選択します。
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日付フィールドの見出しを右クリックし、[フィールド演算] をクリックします。
日付値を保持するためのフィールドがない場合は、[オプション] ボタンをクリックした後、[フィールドの追加] オプションをクリックして、新しい日付フィールドを追加します。新しいフィールドを追加するには、編集セッションを終了する必要があります。
- [フィールド] リストと [関数] リストを使用して、日付フィールドの計算式を構築します。テキスト エリアの式を編集したり、有効な式を独自に入力することもできます。
- [OK] をクリックします。
Python または VBScript の日付関数を使用して、日付を計算することができます。必要であれば、二重引用符(")を使用して文字列を示すのと同様に、シャープ記号(#)を使用して日付を示すこともできます。シャープ記号はロケールに対応せず、正常に動作するのは米国英語の日付構造に限られることに注意してください。他のロケールでは、DateSerial() 使用するか、別のロケール対応の関数を使用してください。
日時ごとに数値表現があります。「1899 年 12 月 30 日午前 0 時」は、世界全体で 0 の値に規定されています。1.5 に対する日付フィールドを計算すると、「1899 年 12 月 31 日午後 12 時」が得られます。小数点の左側の数値(この場合は 1)は、通年日を表します。負数は 1899 年 12 月 30 日よりも前の日数を表し、正数は 1899 年 12 月 30 日よりも後の日数を表します。小数点の右側の数値は時間を表し、0 が午前 12 時、5 が午後 12 時となります。これにより、数値と日付を組み合わせた計算を行うことができます。たとえば、データに水道メーターの点検日が含まれていて、次の点検日が 30 日後であることを示すレポートを生成したいとします。日付の特定には、次の VBScript 計算式を使用することができます。
Next_Service_Date = service_date + 30