Z スコア レンダリング処理(ZScore Rendering) (空間統計)
サマリ
コールド(青色)/ホット(赤色)カラー レンダリング スキーマを Z スコアのフィールドに適用します。
図
使用法
-
Z レンダラは、Z スコアが次のようにレンダリングされている新しいレイヤ ファイル(*.lyr)を作成します。
- 標準偏差が -2 より小さい Z スコアは濃い青色
- 標準偏差が -2 と -1 の間である Z スコアは淡い青色
- 標準偏差が – 1 と +1 の間である Z スコアは中間色
- 標準偏差が 1 と 2 の間である Z スコアは桃色
- 標準偏差が 2 より大きい Z スコアは濃い赤色
-
Z レンダラは、[ホット スポット分析(Hot Spot Analysis(Getis-Ord Gi*))] ツールと [クラスタ/外れ値分析(Cluster and Outlier Analysis(Anselin Local Morans I))] ツールの両方の出力を含む標準偏差をシンボル表示するために適切です。
-
マップ レイヤを使用して、入力フィーチャクラスを指定できます。解析対象として指定したレイヤの中で何らかのフィーチャが選択されている場合、選択されているフィーチャだけが解析の対象となります。
ArcGIS 10 より、このツールは組み込みツールになっています(Visual Basic 実行可能ファイルではなく)。ArcGIS 10 より前のバージョンで開発されたカスタム モデルおよびスクリプト ツールとの互換性を確保するための努力は最大限に行われましたが、モデルが実行されるようにするために、このツールを使用する古いモデルを再構築する必要がある場合があります。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
input_feature_class |
標準化された Z スコアのフィールドが含まれているフィーチャクラス。 | Feature Layer |
field_to_render |
Z スコアが含まれているフィールドの名前。 | Field |
output_layer_file |
レンダリング情報を格納する新しい出力レイヤ ファイル。ファイル名の一部として、*.lyr 拡張子を含める必要があります。 | Layer File |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウのスクリプトは、[Z スコア レンダリング処理(ZScore Rendering)] ツールを使用する方法を示しています。
import arcpy arcpy.env.workspace = r"C:\data" arcpy.ZRenderer_stats("hotspot_output.shp", "GiInvDst", "hotspot_output_rendered.lyr")
次のスタンドアロン Python スクリプトは、[Z スコア レンダリング処理(ZScore Rendering)] ツールを使用する方法を示しています。
# Perform Hot Spot Analysis for assault incidents # Import system modules import arcpy # Local variables... workspace = r"C:\data" input = "assaults.shp" collect_output = "collect_output.shp" collect_count_field = "Count" hotspot_output = "hotspot_output.shp" hotspot_output_rendered = "hotspot_output_rendered.lyr" z_score_field_name = "GiInvDst" try: # Set the current workspace (to avoid having to specify the full path to the feature classes each time) arcpy.env.workspace = workspace # Convert assault incidents into weighted point data # Process: Collect Events... arcpy.CollectEvents_stats(input, collect_output) # Calculate Getis-Ord Gi* statistic # Process: Hot Spot Analysis (Getis-Ord Gi*)... arcpy.HotSpots_stats(collect_output, collect_count_field, hotspot_output, "INVERSE_DISTANCE", "EUCLIDEAN_DISTANCE", "NONE", "#", "#", "#") # Render hot spot analysis # Process: ZScore Rendering... arcpy.ZRenderer_stats(hotspot_output, z_score_field_name, hotspot_output_rendered) except: # If an error occurred when running the tool, print out the error message. print arcpy.GetMessages(2)