Web アプリケーションでの ArcGIS Online サービスの使用について

ArcGIS Online サービスは、Web マッピング アプリケーションでレイヤとして追加することができます。ArcGIS Online サービスにアクセスするには、Manager を使ってサーバに接続するという方法があります。上級開発者であれば Web コントロールを使用するか、ArcGIS Server Web 開発 API のいずれかを使用して、ArcGIS Online サービスを追加することもできます。

このトピックでは、Manager で Web アプリケーションを構築するときの ArcGIS Online サービスへの接続方法について説明します。ArcGIS Online サービス接続をプログラムから作成する、または Web ADF コントロールを使って作成する方法については、各プラットフォーム用の開発者ヘルプをご参照ください。

以下の Web マッピング アプリケーションは、Manager で作成され、ArcGIS Online サービスを使用するものとします。

Web アプリケーションでのマップ キャッシュのオーバーレイ

各 ArcGIS Online サービスは、レンダリング済みのイメージのキャッシュを使用して、マップをすばやく表示します。これらのイメージはタイルと呼ばれます。Web アプリケーションで ArcGIS Online サービスをオーバーレイするためのマップ キャッシュを設計する際には、キャッシュ タイルの作成方法に関する特別なルールに従う必要があります。

ArcGIS Online サービスのオーバーレイにカスタム マップ キャッシュを使用する、またはその逆の場合は、必ず「.NET Web ADF での ArcGIS Online サービスを使った独自のキャッシュのオーバーレイ」をご参照ください。

Web アプリケーションでのプライマリ マップ リソースの設定

.NET Web アプリケーションが複数のマップ サービスで構成されている場合、プライマリ マップ リソースはマップの座標系とズーム レベルを提供するサービスを決定します。Manager で Web アプリケーションを構築するときに、[次のマップ リソースの座標系を使用する] というドロップダウン メニューがあることに気付いたかもしれません。このドロップダウンで選択したサービスがプライマリ マップ リソースになります。Visual Studio を使って Web アプリケーションを構築する場合、プライマリ マップ リソースはマップ コントロールのプロパティです。

通常は、ArcGIS Online サービスをプライマリ マップ リソースとして設定してください。別のサービスをプライマリ マップ リソースとして設定できるのは、サービスが ArcGIS Online サービスと同じ座標系を使用し、ArcGIS Online サービスの縮尺の一部に相当する縮尺でキャッシュされる場合だけです。