演習 3: スケマティック ダイアグラムを編集およびレイアウト設定する
この演習では、スケマティック ダイアグラムの編集セッションの管理と、ダイアグラム コンテンツの調整およびレイアウト設定方法を学びます。この演習で使用するツールのほとんどは、[スケマティック エディタ] ツールバーにグループ化されています。
この演習では、演習 2 で生成したいくつかのスケマティック ダイアグラムを使用して作業を行います。
- ArcMap を起動します。
- C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap に保存されている ElecDemo.mxd ファイルを開きます。
ツールバーに新しいスケマティック コマンドを追加する
[初期レイアウトに戻す] コマンドや [ダイアグラム テンプレートでダイアグラムを開く] コマンドなど、スケマティック コマンドとツールの一部は、デフォルトの設定では標準のスケマティック ツールバーに含まれていません。
- [ダイアグラム テンプレートでダイアグラムを開く] では、指定したスケマティック データセット(またはスケマティック フォルダ)から、ダイアグラム テンプレートごとに開くスケマティック ダイアグラムを参照して選択することができます。
- [初期レイアウトに戻す] コマンド では、アクティブなスケマティック ダイアグラムに含まれているすべてのフィーチャ ノードおよびリンクの保存済みジオメトリが削除されます。このコマンドを実行すると、アクティブなスケマティック ダイアグラムのコンテンツが初期レイアウトに戻ります。
以降のセクションではこれらのコマンドを使用するため、以下に、これらのコマンドをツールバーに追加する方法を説明します。
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[カスタマイズ] → [カスタマイズ モード] をクリックします。
[カスタマイズ] ダイアログ ボックスが開きます。
- [コマンド] タブをクリックします。
- [カテゴリ] リストで [Schematics] をクリックします。
- [コマンド] リストで [ダイアグラム テンプレートでダイアグラムを開く] をクリックし、[スケマティック] ツールバーにドラッグします。
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[コマンド] リストで [初期レイアウトに戻す] をクリックして、[スケマティック エディタ] ツールバーにドラッグします。
これらのコマンドはどのツールバーにもドラッグ アンド ドロップすることができますが、[初期レイアウトに戻す] については、作用するスケマティック ダイアグラムで編集セッションを開く必要があるため、[スケマティック エディタ] ツールバーに配置するのが最適です。[ダイアグラム テンプレートでダイアグラムを開く] は、スケマティック ダイアグラムを開くための別の方法であるため、[スケマティック ダイアグラムを開く] コマンド と同じツールバーに配置します。
- [閉じる] をクリックします。
スケマティック ダイアグラムで編集セッションを開始する
スケマティック ダイアグラムのレイアウト設定や、ダイアグラム コンテンツの調整を行うためには、対象のダイアグラムで編集セッションを開始する必要があります。編集セッションはスケマティック ダイアグラムごとに操作します。つまり、編集セッションは、現在アクティブになっているスケマティック ダイアグラムに対してのみ起動することができます。
一度に複数のスケマティック ダイアグラムを編集することも可能ですが、編集操作はアクティブなスケマティック ダイアグラムにのみ作用します。以下に、スケマティック ダイアグラムで編集セッションを開始する方法を説明します。
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[スケマティック] ツールバーの [スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。
[スケマティック ダイアグラムを選択して開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
- C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap\ElecDemo.gdb ジオデータベースに移動して [ElecDemo] スケマティック データセットをダブルクリックし、[Feeders] スケマティック フォルダをダブルクリックします。
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[Manual Selection] スケマティック ダイアグラム → [追加] をクリックします。
選択したダイアグラムが新しいデータ フレームに表示されます。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] ドロップダウン メニューをクリックします。
- [ダイアグラムの編集を開始] をクリックします。
アクティブなスケマティック ダイアグラムの編集セッションが開始されます。[スケマティック エディタ] ツールバーの使用可能なツールとコマンドが自動的に有効化されます。これらのツールとコマンドは、このダイアグラムがアクティブ状態になるまで有効です。ダイアグラムのステータスは、この編集セッションが終了するまでロックされます。
スケマティック フィーチャを移動する
- ダイアグラム上のスケマティック フィーチャ セットの 1 つを拡大表示します。[スケマティック フィーチャの編集/移動] ボタン をクリックし、ツールでボックスを描画してスケマティック フィーチャを選択します。
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選択したスケマティック フィーチャ セットをドラッグ アンド ドロップによって別の場所に移動します。
ダイアグラムの編集内容を保存するまでは、実行した編集操作はすべて元に戻すことができます。[標準] ツールバーの [元に戻す] ツール をクリックすると、直前に行った操作が元に戻ります。
- ダイアグラムの背景をクリックして、フィーチャの選択を解除します。
スケマティック フィーチャを削除する
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[スケマティック フィーチャの編集/移動] ボタン をクリックし、ツールでボックスを描画して、画面の右上隅にあるスケマティック フィーチャ セットを選択します。
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[スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] ドロップダウン メニュー → [スケマティック フィーチャの削除] メニュー項目をクリックします。
選択したスケマティック フィーチャが削除されます。
ダイアグラムの編集内容を保存し、編集セッションを終了する
アクティブ スケマティック ダイアグラムに対して行った編集を保存するには、[スケマティック エディタ] ドロップダウン メニューの [ダイアグラムの編集を保存] 項目をクリックします。[ダイアグラムの編集を保存] をクリックすると、その編集セッションを開いた後、またはそのセッションを最後に保存した後に行ったすべての編集内容が保存対象になり、スケマティック データベースに保存されます。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] ドロップダウン メニューをクリックします。
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[ダイアグラムの編集を保存] をクリックします。
アクティブなスケマティック ダイアグラムを開いた後で、そのコンテンツに作用したあらゆる編集操作(ジオメトリの新規作成やフィーチャの削除など)が保存されます。
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[スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] ドロップダウン メニュー → [ダイアグラムの編集を終了] をクリックします。
スケマティック ダイアグラムで削除または削減されたスケマティック フィーチャはそのダイアグラムに表示されなくなりますが、ダイアグラムの保存操作時にはスケマティック テーブルから削除されません。削除/削減されたフィーチャには、スケマティック データベースで非表示のフラグが設定されます。このような削除または削減されたスケマティック フィーチャは、[ダイアグラムの更新] ダイアログ ボックスで [手動で移動、削除、再接続されたフィーチャは維持する] オプションを指定してダイアグラムを初期フィーチャで更新することによって復元できます。このオプションについては、演習「スケマティック ダイアグラム(複数)の更新」で詳しく説明します。
- コンテンツ ウィンドウから [Manual Selection] データ フレームを削除します。
ツリーを回転する
[ツリーの回転] コマンド を使用すると、スケマティック ダイアグラムで現在選択されているスケマティック フィーチャ ノードに関連付けられたツリーを回転することができます。回転角度の値およびこのアルゴリズムによって適用されるその他のパラメータ(ツリー ノードの回転など)は、[スケマティック編集プロパティ] ダイアログ ボックスの [ツリーの回転] タブで指定します。アクティブなスケマティック ダイアグラムで編集セッションが開始され、アクティブなスケマティック ダイアグラムでノードが 1 つ選択されている場合に、このコマンドを使用できます。以下に、このコマンドについて説明します。
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この演習の最初に [スケマティック] ツールバーに追加した [ダイアグラム テンプレートでダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。
[スケマティック ダイアグラムを開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [スケマティック ダイアグラムのテンプレート] ドロップダウン リスト → [GeoSchematic] をクリックします。
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[スケマティック ダイアグラム名] ドロップダウン リストで [Feeder 0803-Corinth Church] をクリックします。
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[OK] をクリックします。
ダイアグラムが新しいデータ フレームに表示されます。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を開始] メニュー をクリックします。
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次に、[ツリーの回転] コマンドの適用の中心とするスケマティック フィーチャ ノードを選択する必要があります。この選択を行うには、スケマティック ダイアグラム コンテンツに対して ArcGIS 標準コマンド [属性検索] を使用します。
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メイン メニューの [選択] → [属性検索] をクリックします。
[属性検索] ダイアログ ボックスが開きます。
- [レイヤ] ドロップダウン リスト → [TransformerBank] をクリックします。
- [フィールド] リストで [UOID] をダブルクリックします。
- 等号ボタン をクリックします。
- [個別値の取得] をクリックします。
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個別値リストで [950] をダブルクリックします。
- [適用] → [閉じる] をクリックします。
スケマティック ダイアグラムで、UOID 950 を持つスケマティック フィーチャ ノード TransformerBank が選択されました。
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メイン メニューの [選択] → [属性検索] をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0803-Corinth Church] スケマティック レイヤを右クリックし、[スケマティック選択] メニュー項目をポイントして [選択スケマティック フィーチャにズーム] をクリックします。
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[フィーチャ選択] ツール をクリックし、Shift キーを押しながら、[TransformerBank] の左側にある [PrimaryLine] をクリックして選択します。
新しく選択した PrimaryLine はバリアとして解釈され、このバリアの外側は [ツリーの回転] コマンドの適用範囲外になります。このステップの後、ダイアグラムは次のような状態になります。
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[スケマティック エディタ] ドロップダウン矢印 → [ツリーの回転] をクリックします。
注意:
デフォルトの回転角度は 45 度です。回転角度を設定するには、[スケマティック エディタ] ドロップダウン矢印 → [編集プロパティ] をクリックします。次に、[ツリーの回転] タブをクリックし、[ノードを並べる角度(度)] テキスト ボックスに数値を入力します。
- [元に戻す] ツール をクリックして、処理を取り消します。
- ダイアグラムの背景をクリックして、フィーチャの選択を解除します。
- ArcMap ツールバーの [ツール] の [全体表示] をクリックします。
整列ツールを使用する
[ノードの整列] ツールでは、選択したスケマティック フィーチャ ノード セットで水平方向、垂直方向、または指定した角度による整列操作を実行できます。この場合、軸の原点を固定する参照ポイントによって定義された虚数軸に沿って、選択したノード セットが移動します。以下に、整列ツールの動作の仕組みについて説明します。
- スケマティック ダイアグラムの一部を拡大表示します。
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[スケマティック フィーチャの編集/移動] ボタン をクリックし、原点ノードとして使用するノードをクリックします。
赤い色で表示される、この最初に選択したノードが整列処理の参照ノードとみなされます。
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Shift キーを押しながら、2 個または 3 個の他のスケマティック フィーチャ ノードをクリックします。階層ツリー内でそれぞれ別の分岐および別のレベルに位置するノードを選択してください。
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[スケマティック エディタ] ドロップダウン矢印をクリックし、[ノードの整列] をポイントして [垂直中央揃え] をクリックします。
選択したスケマティック フィーチャ ノードが垂直に移動して参照ノードと整列します。
- [元に戻す] コマンド をクリックして、処理を取り消します。
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現在選択されているスケマティック フィーチャ セットを維持したまま参照ノードのみを変更するために、Ctrl キーを押しながら、選択されているスケマティック フィーチャ ノードの 1 つ(現在の参照ノード以外のもの)をクリックします。
この新しくクリックしたフィーチャが赤い色で表示されます。
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[スケマティック エディタ] ドロップダウン矢印をクリックし、[ノードの整列] をポイントして [水平中央揃え] をクリックします。
選択したスケマティック フィーチャ ノードが水平に移動して参照ノードと整列します。
- [元に戻す] コマンド をクリックして、処理を取り消します。
- 選択されているスケマティック フィーチャ ノード セットを維持したまま、Shift キーを押してスケマティック フィーチャ リンクの 1 つをクリックします。
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Ctrl キーを押しながら同じスケマティック フィーチャ リンクをもう一度クリックします。
これにより、このリンクの赤でハイライトされた頂点が参照ポイントとみなされるようになります。
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[スケマティック エディタ] ドロップダウン矢印をクリックし、[ノードの整列] をポイントして [水平中央揃え] をクリックします。
選択したスケマティック フィーチャ ノードが水平に移動して参照頂点と整列します。
- ダイアグラムのデータ フレームを削除します。
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次のメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
オーバーラップしているノードを切り離す
地理模式図 - 空間配置レイアウト アルゴリズムは、スケマティック ダイアグラム内でほぼ重なり合って表示されているスケマティック フィーチャ ノードを現在の位置から移動して切り離します。このアルゴリズム レイアウトによるスケマティック フィーチャ ノードの移動は、それぞれのノードの次数とは無関係に行われます。つまり、ノードに接続しているリンクがいくつあるかや、ノードがどのリンクに接続しているかは影響しません。この空間配置アルゴリズムは、主に次の 2 つのパラメータで機能します。
- 処理の反復回数: 最終的な結果を表示するまでに空間配置アルゴリズムの処理を何回繰り返すかを指定します。
- 最大シフト ファクタ: スケマティック ノード間が非常に接近している場合に、ノードの移動距離を大きくし、移動を迅速に実行する目的で使用します。このファクタ値が大きいほど、ほぼ重なり合っているスケマティック ノードの切り離し処理がより迅速かつ強力に実行されます。
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この演習では、[お気に入り] コマンドを使用する必要があります。このコマンドはデフォルトの設定では ArcMap ツールバーに含まれていないので、最初に次の手順に従ってください。
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[カスタマイズ] → [カスタマイズ モード] をクリックします。
[カスタマイズ] ダイアログ ボックスが開きます。
- [コマンド] タブをクリックします。
- [カテゴリ] リストで [一般] をクリックします。
- [お気に入り] コマンドをクリックし、[ツール] ツールバーにドラッグします。
- [閉じる] をクリックします。
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[カスタマイズ] → [カスタマイズ モード] をクリックします。
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[ダイアグラム テンプレートでダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。
[スケマティック ダイアグラムを開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [スケマティック ダイアグラムのテンプレート] ドロップダウン リスト → [GeoSchematic] をクリックします。
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[スケマティック ダイアグラム名] リストで [Feeder 0801-Rice Creek] → [OK] をクリックします。
ダイアグラムが新しいデータ フレームに表示されます。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を開始] メニュー をクリックします。
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ステップ 1 で追加した [お気に入り] ボタンをクリックします。
[お気に入り] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [読み込み] ボタンをクリックします。
- C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap にあるファイル SchematicFeatures_GeoSpatialDispatch.dat を参照して選択し、[開く] をクリックします。
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ウィンドウに追加されたすべてのアイテムを選択して [ズーム] をクリックします。
このステップの後、ダイアグラムは次のような状態になります。
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[お気に入り] ダイアログ ボックスを閉じます。
一部のスケマティック フィーチャ ノードは非常に接近しているため、オーバーラップしているように見えます。
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[フィーチャ選択] ツール をクリックし、このツールでボックスを描画して現在のビューのすべてを選択します。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [レイアウト タスク] ドロップダウン リスト → [地理模式図 - 空間配置] をクリックします。
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[レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックします。
[スケマティック レイアウト アルゴリズム] ダイアログ ボックス上に、[地理模式図 - 空間配置] のプロパティ ページが表示されます。
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[処理の反復回数] テキスト ボックスに「5」と入力します。[最大シフト ファクタ] パラメータの値はデフォルト設定のままにします。[近隣の非選択ノードを移動] チェックボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
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[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
- [元に戻す] → [やり直し] をクリックすることによって、アルゴリズムの実行前と実行後でのスケマティック フィーチャの位置の違いをはっきりと確認できます。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [レイアウト タスク] ドロップダウン リスト → [地理模式図 - 初期位置] をクリックします。
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[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
選択されているすべてのスケマティック フィーチャが、初期の地理ジオメトリに基づいて表示されます。
リンクを直角化する
[リンク直角化] コマンド では、スケマティック フィーチャ リンクのパス ルートに沿って頂点の計算と挿入が行われ、各パス ルートが直角に表示されます。リンクのパス ルート上に頂点の位置が自動的に挿入されます。頂点位置の計算は次の位置に基づきます。
- スケマティック フィーチャ リンクの原点ノードと端点ノードの現在の位置
- 既存の頂点の現在の位置(スケマティック フィーチャ リンク上に頂点がすでに存在し、かつ [スケマティック編集プロパティ] ダイアログ ボックスの [リンク直角化] タブで [パス(経路)を維持] チェックボックスがオンになっている場合)
次のセクションでは、[リンク直角化] コマンドについて説明します。
- [フィーチャ選択] ツール をクリックし、このツールでボックスを描画して同じスケマティック フィーチャを再度選択します。
-
[スケマティック エディタ] ドロップダウン矢印 → [リンク直角化] をクリックします。
- ダイアグラムの背景をクリックして、スケマティック フィーチャの選択を解除します。
- [元に戻す] コマンド をクリックして、処理を取り消します。
- ダイアグラムのデータ フレームを削除します。「ダイアグラム ‘Feeder 0801-Rice Creek’ が変更されました。レイアウトを保存しますか?」というメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
重複リンクを解析する
重複リンク解析アルゴリズムでは、スケマティック ダイアグラム内の重複しているスケマティック フィーチャ リンクをハイライト表示することができます。2 つのスケマティック フィーチャ リンクが同じ原点ノードと端点ノードに接続し、同じ数の頂点(同じ数の中間リンク ポイント)を持ち、それらすべての頂点が重複している場合、それらのリンクは重複リンクと呼ばれます。
次のセクションでは、スケマティック トレース解析の重複リンク解析について説明します。
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[ダイアグラム テンプレートでダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。
[スケマティック ダイアグラムを開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [スケマティック ダイアグラムのテンプレート] ドロップダウン リスト → [InsidePlants] をクリックします。
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[スケマティック ダイアグラム名] リストで [Substation 08] → [OK] をクリックします。
ダイアグラムが新しいデータ フレームに表示されます。
- [スケマティック ネットワーク解析] ツールバーの [トレース タスク] ドロップダウン リスト → [重複リンク解析] をクリックします。
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[トレース タスク プロパティ] ボタン をクリックします。
[スケマティック ネットワーク解析トレース] ダイアログ ボックス上に、[重複リンク解析] のプロパティ ページが表示されます。
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[重複リンク解析] プロパティ ページの [リンクを選択] オプションがオンになっていることを確認します。
- [OK] をクリックします。
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[トレース タスクの適用] をクリックします。
重複しているスケマティック フィーチャ リンクが選択され、ダイアグラムの範囲がトレース結果の範囲に設定されます。
- ArcMap ツールバーの [ツール] の [全体表示] をクリックします。
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コンテンツ ウィンドウ ツールバーの [選択状態別にリスト] ボタン をクリックします。
重複する 4 つの Inside_BusBar が選択されました。
重複リンクを切り離す
重複リンクの切り離しのレイアウト アルゴリズムは、スケマティック ダイアグラム内の重複しているスケマティック フィーチャ リンクを切り離します。このアルゴリズムでは、重複リンクの切り離しのレイアウト アルゴリズムのプロパティ ページに指定されている [リンク間のオフセット] パラメータが適用されます。この [リンク間のオフセット] パラメータと、ダイアグラムに表示されているノードの現在のシンボル サイズの組み合わせに基づいて、隣接する 2 つのリンク間の距離と、原点ノード/端点ノードと最初のブレーク ポイント/最後のブレーク ポイントとの間の距離が計算され、これらの値が切り離し処理で使用されます。
次のセクションでは、重複リンクの切り離しのレイアウト アルゴリズムの実行について、具体的な例に基づいて説明します。
一般的なケース
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を開始] メニュー をクリックして、このダイアグラムで編集セッションを開始します。
- [レイアウト タスク] リスト → [重複リンクの切り離し] をクリックします。
- [レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックして、[スケマティック レイアウト アルゴリズム] ダイアログ ボックスを開きます。
-
[リンク間のオフセット] パラメータに「0.3」と入力します。
- [OK] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
重複する 4 つのリンクが切り離されます。
- コンテンツ ウィンドウ ツールバーの [描画順にリスト] ボタン をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Substation 08] スケマティック ダイアグラム レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、 [選択解除] をクリックします。
その他のケース
次のセクションでは、重複リンクの切り離しのレイアウト アルゴリズムの実行について、具体的な例に基づいて説明します。以下の手順は、重複リンクの切り離しのスケマティック アルゴリズム レイアウトの別の操作方法を示したものです。
- ダイアグラムの上部に表示されている、切り離されたリンク セットを拡大表示します。
- [フィーチャ選択] ツール をクリックして、一番上の切り離されたリンクを選択します。
- [スケマティック エディタ] ドロップダウン メニュー → [スケマティック頂点の削除] をクリックして、リンク上の各頂点を削除します。
- [頂点追加] ツール をクリックします。
- このリンク上の 1 点をクリックしてドラッグし、新しい頂点をリンク上に作成します。
- この操作を繰り返して、リンク上に別の頂点を作成します。
-
[スケマティック フィーチャの編集/移動] ツール をクリックし、変更したリンクをクリックします。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン リストで [重複リンクの切り離し] がまだ選択されていることを確認します。
- [レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックして、[スケマティック レイアウト アルゴリズム] ダイアログ ボックスを開きます。
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[原点リンクを使用] オプションをオンにします。
このオプションをオンにすると、選択したスケマティック フィーチャ リンクがアルゴリズムの実行の参照リンクとして使用されます。この場合、選択したリンク上に表示されている各頂点が、同じ原点ノードと端点ノードを接続する他のリンクにコピーされ、それぞれのリンクが切り離されます。
- [OK] をクリックします。
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[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
- [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を終了] をクリックします。
- 「ダイアグラムが変更されています。編集を保存しますか?」というメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
- [ツール] ツールバーの [全体表示] をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Substation 08] スケマティック ダイアグラム レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、 [選択解除] をクリックします。
交差リンクをマークする
- [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を開始] をクリックします。
- [スケマティック エディタ] ドロップダウン矢印 → [交差をマーク] をクリックします。
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コンテンツ ウィンドウで、[Substation 08] スケマティック レイヤの下にある [CrossMark] フィーチャ レイヤの左側のチェックボックスをオフにし、その後オンにすると、ハイライト表示された交差をはっきりと確認できます。
次のスクリーン ショットでは、特定された交差に青い三角形のマークが付けられています。このマークは、交差のデフォルトのシンボルを青い三角形として再定義したものです。
- [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を終了] をクリックします。
- 「ダイアグラムが変更されています。編集を保存しますか?」というメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
- [Substation 08] データ フレームを削除します。
ビューア ウィンドウ モードと、アルゴリズム実行後の全体表示を有効にする
[ビューア ウィンドウ] 実行モードを有効にすることによって、ダイアグラムを開いたときや生成したときに、アクティブ データ フレームを変更しなくても、そのダイアグラムがビューア ウィンドウに自動的に表示されるようにすることができます。また、アルゴリズム実行後の全体表示の実行モードを有効にすることによって、スケマティック ダイアグラムのコンテンツ全体に対してスケマティック レイアウト アルゴリズムが実行されたときに、アルゴリズム実行の終了時にダイアグラムが自動的に全体表示されるようにすることができます。これらの実行モードの有効化は、[スケマティック オプション] ダイアログ ボックスの [一般] タブで設定します。
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[スケマティック] ツールバーの [スケマティック] メニュー → [スケマティック オプション] をクリックします。
[スケマティック オプション] ダイアログ ボックスが開きます。
- [一般] タブをクリックします。
- [ビューア ウィンドウ] セクションにある [自動でビューア ウィンドウにスケマティック ダイアグラムを開く] をオンにします。
-
[レイアウト アルゴリズム] セクションの [ダイアグラム全体にレイアウト タスクを適用した後、自動的に全体表示する] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
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[OK] をクリックします。
[スケマティック オプション] ダイアログ ボックスを閉じます。
今後は、スケマティック ダイアグラムを開いたり生成したりするたびに、ダイアグラムがビューア ウィンドウに表示され、アクティブ データ フレームはそのまま維持されます。また、スケマティック ダイアグラムのコンテンツ全体にスケマティック レイアウト アルゴリズムを適用するたびに、アルゴリズムの実行の終了時にダイアグラムが自動的に全体表示されます。
階層図 - 主軸ツリー アルゴリズムの使用
主軸ツリー レイアウト アルゴリズムは、アクティブなスケマティック ダイアグラム内のすべてのスケマティック フィーチャ ノードとスケマティック フィーチャ リンクを検出された主軸に沿って階層化し、[階層図 - 主軸ツリー] タブに現在設定されているパラメータに従ってスケマティック フィーチャを配置します。アクティブなスケマティック ダイアグラムで選択セットが定義されている場合、このアルゴリズムは選択されているスケマティック フィーチャにのみ適用されます。デフォルトでは、始点のスケマティック フィーチャ ノードと終点のスケマティック フィーチャ ノードがどちらも設定されていない場合、ダイアグラム内で最も長い分岐、つまり最も多くのスケマティック フィーチャ リンクで構成されている分岐が主軸になります。始点のスケマティック フィーチャ ノードが設定されている場合、その始点から始まる分岐のうち最も多くのリンクを持つものが主軸になります。終点のスケマティック フィーチャ ノードが設定されている場合は、その終点のスケマティック フィーチャ ノードで終わる分岐のうち最も多くのリンクを持つものが主軸になります。始点と終点の両方のスケマティック フィーチャ ノードが設定されている場合は、その始点ノードから始まってその終点ノードで終わる分岐のうち最も多くのリンクを持つものが主軸になります。いずれの場合も、検出された主軸が中心線として配置され、選択されている [分枝の配置方法] オプションに応じて主軸の両側、左側、または右側に関連分岐が配置されます。次のセクションでは、主軸ツリー アルゴリズム レイアウトの操作方法を学びます。
一般的なケース
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[スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。
[スケマティック ダイアグラムを選択して開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
-
C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\ Schematics\ElecDemo ジオデータベース内の [ElecDemo] スケマティック データセットにある [Feeders] スケマティック フォルダに移動し、[Feeder 0804 - Harrison] を選択します。[追加] をクリックします。
ダイアグラムがビューア ウィンドウで開きます。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を開始] メニュー をクリックして、このダイアグラムで編集セッションを開始します。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン矢印 → [階層図 - 主軸ツリー] をクリックします。
-
[レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックし、主軸アルゴリズムのプロパティを次のように変更します。
- [間隔] の [指定方向に垂直なノード間隔] に「6」と入力します。
- [間隔] の [指定方向に平行なノード間隔] に「20」と入力します。
- [OK] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] ボタン をクリックします。
アルゴリズムが適用されて実行が終了すると、ダイアグラムが自動的に全体表示されます。
- [標準] ツールバーの [元に戻す] ボタン をクリックして、元のレイアウトに戻します。
- ビューア ウィンドウで [全体表示] ボタン をクリックします。
特定の始点および終点のスケマティック フィーチャ ノードを指定した実行
- コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0804-Harrison] スケマティック レイヤの下にある [Substation] フィーチャ レイヤを右クリックして [選択] をクリックし、[すべて選択] をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0804-Harrison] スケマティック レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、 [選択スケマティック フィーチャにズーム] をクリックします。
- [拡大] ツール をクリックし、選択した Substation スケマティック フィーチャを拡大表示します。
- [スケマティック フィーチャの編集/移動] ツール をクリックし、ビューア ウィンドウの背景をクリックして、Substation の選択を解除します。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン リストで、[階層図 - 主軸ツリー] アルゴリズムがまだ選択されていることを確認します。
-
[始点の設定] ツール → [Substation] スケマティック フィーチャ ノードをクリックして、このノードをツリーの始点として設定します。
始点には青い四角形が表示されます。
- 終点ノードを指定します。[Feeder 0804-Harrison] データ フレームをアクティブにします。
-
ArcMap メニューの [選択] → [属性検索] をクリックします。
[属性検索] ダイアログ ボックスが開きます。
- [レイヤ] ドロップダウン リスト → [ServiceLocation] をクリックします。
- [フィールド] リストで [UOID] をダブルクリックします。
- 等号ボタン をクリックします。
- [個別値の取得] をクリックします。
-
個別値リストで [1760] をダブルクリックします。
-
[適用] → [閉じる] をクリックします。
スケマティック ダイアグラムで、UOID 1760 を持つスケマティック フィーチャ ノード ServiceLocation が選択されました。
- コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0804-Harrison] スケマティック レイヤを右クリックし、[スケマティック選択] メニュー項目をポイントして [選択スケマティック フィーチャにズーム] をクリックします。
- [スケマティック フィーチャの編集/移動] ツール をクリックし、ビューア ウィンドウの背景をクリックして、ServiceLocation の選択を解除します。
-
[終点の設定] ツール をクリックし、前のステップで特定した ServiceLocation をクリックします。
終点には緑色の円が表示されます。
- ビューア ウィンドウのツールバーで [全体表示] ボタン をクリックして、ウィンドウの中央にダイアグラムを表示します。
- [始点の設定] ボタン をクリックして、現在指定されている始点ノードを視覚化し、 [終点の設定] をクリックして、現在指定されている終点ノードを視覚化します。
-
[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
- [始点の設定] をクリックして、始点ノードを主軸の始点として制御し、[終点の設定] をクリックして、主軸の終点ノードの位置を制御します。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] メニューにある [ダイアグラムの編集を保存] をクリックして、ダイアグラムの現在のレイアウトを保存します。
- [スケマティック フィーチャの編集/移動] ツール をクリックして、始点ノードと終点ノードのハイライト表示を無効化します。
スケマティック フィーチャの [地理模式図 - 初期位置] を復元する
フィーチャの初期レイアウトを復元するには、地理模式図 - 初期位置スケマティック レイアウト アルゴリズムを実行します。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン矢印 → [地理模式図 - 初期位置] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
ダイアグラム内のすべてのスケマティック フィーチャが初期位置に戻ります。
スケマティック フィーチャの保存されている位置を復元する
- [レイアウト タスク] ドロップダウン矢印 → [エネルギー方向] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
ダイアグラム内のすべてのスケマティック フィーチャが初期位置に戻ります。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン メニューの [保存した位置を元に戻す] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
スケマティック フィーチャのレイアウトが、保存されているレイアウトに戻ります。
スケマティック ダイアグラムの保存されているレイアウトをスケマティック データベースから削除する
-
この演習の最初に追加した [初期レイアウトに戻す] ボタン をクリックします。
次のダイアログ ボックスが表示されます。
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初期レイアウトの復元を確定します。
アクティブ ダイアグラムに含まれているすべてのスケマティック フィーチャがそれぞれの初期位置に戻ります。ダイアグラムのレイアウトはスケマティック データベースから削除されます。このダイアグラムのレイアウトはなくなるため、[初期レイアウトに戻す] ボタンは無効化されます。
- ビューア ウィンドウで [全体表示] をクリックします。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] メニューにある [ダイアグラムの編集を保存] をクリックします。
- [Feeder 0804-Harrison] データ フレームを削除します。
スケマティック ダイアグラム内のループを検出する
ループ解析のスケマティック トレース解析アルゴリズムを使用して、ネットワーク上のループを特定できます。
-
[スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。
[スケマティック ダイアグラムを選択して開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
- C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap\ElecDemo ジオデータベース内の [ElecDemo] スケマティック データセットにある [Feeders] スケマティック フォルダに移動し、Feeder 0801-Rice Creek を選択します。
- [スケマティック ネットワーク解析] ツールバーの [トレース タスク] ドロップダウン矢印 → [ループ解析] をクリックします。
- [トレース タスク プロパティ] ボタン をクリックして、[スケマティック ネットワーク解析トレース] ダイアログ ボックスを開きます。
-
[ノードを選択] チェックボックスと [リンクを選択] チェックボックスがオンになっていることを確認して、[OK] をクリックします。
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[トレース タスクの適用] をクリックします。
- ビューア ウィンドウで [全体表示] ボタン をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0801-Rice Creek] スケマティック ダイアグラム レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、 [選択解除] をクリックします。
メイン ループの周囲にスケマティック ダイアグラムのコンテンツをレイアウト設定する
ダイアグラムにはループが存在することがありますが、メイン リング レイアウト アルゴリズムを使用してメイン ループの周囲にネットワークをレイアウト設定する有効な方法があります。メイン リング レイアウト アルゴリズムは、アクティブなスケマティック ダイアグラム内のスケマティック フィーチャ ノードとスケマティック フィーチャ リンクをメイン リングの周囲に配置し、検出されたメイン リングのノードに接続しているスケマティック フィーチャ ノードとスケマティック フィーチャ リンクを、[メイン リング] タブで現在設定されているパラメータに従って階層化します。スケマティック ダイアグラム内の最も長いループ、つまり最も多くのリンクで構成されているループがメイン リングになります。アクティブなスケマティック ダイアグラムで選択セットが定義されている場合、このアルゴリズムは選択されているスケマティック フィーチャにのみ適用されます。
次のセクションでは、メイン リング レイアウト アルゴリズムの操作方法について説明します。前のセクションで行ったループの検出は、このアルゴリズムの実行の前提条件ではありません。スケマティック ダイアグラムにループがない場合、メイン リング レイアウトを実行しても効果はありません。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を開始] メニュー をクリックして、このダイアグラムで編集セッションを開始します。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン矢印 → [メイン リング] をクリックします。
- [レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックします。
-
[間隔] エリアで、[指定方向に平行なノード間隔] パラメータに「1」と入力し、[指定方向に垂直なノード間隔] に「4」と入力します。
- [OK] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] ボタン をクリックします。
次のスクリーン ショットはアルゴリズムの実行結果を示したものです。ここでは、メイン ループがわかりやすく表示されるように、ダイアグラム内のシンボルが縮小されています。
- [標準] ツールバーの [元に戻す] ボタン をクリックして、元のレイアウトに戻します。
- ビューア ウィンドウを閉じます。
- [Feeder 0801-Rice Creek] データ フレームをアクティブにし、[ツール] ツールバーの [全体表示] をクリックします。
直交配置アルゴリズムを使用する
直交配置レイアウトでは、アクティブなスケマティック ダイアグラム内のスケマティック フィーチャ ノードおよびリンクが階層的な順序で直交配置されます。
- コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0801-Rice Creek] スケマティック レイヤの下にある [Substation] フィーチャ レイヤを右クリックして [選択] をクリックし、[すべて選択] をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0801-Rice Creek] スケマティック レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、 [選択スケマティック フィーチャにズーム] をクリックします。
- [拡大] ツール をクリックし、選択した Substation スケマティック フィーチャを拡大表示します。
- [スケマティック フィーチャの編集/移動] ツール をクリックし、ビューア ウィンドウの背景をクリックして、Substation の選択を解除します。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン矢印 → [直交配置] をクリックします。
-
[始点の設定] ボタン → [Substation] スケマティック フィーチャ ノードをクリックして、このノードをツリーの始点として設定します。
始点には青い四角形が表示されます。
- [ツール] ツールバーの [全体表示] をクリックします。
-
[レイアウト アルゴリズム プロパティ] をクリックします。
[スケマティック レイアウト アルゴリズム] ダイアログ ボックス上に、[直交配置] のプロパティ ページが表示されます。
-
[垂直線から反時計回りの回転角度] に「45」と入力します。
- [OK] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] ボタン をクリックします。
地理模式図 - 部分重複リンク アルゴリズムを使用する
地理模式図 - 部分重複リンク レイアウト アルゴリズムは、アクティブなスケマティック ダイアグラム内の完全に、またはほぼ重なり合っている、同一線上にあるリンクまたはリンク部分(リンク セグメント)を検出し、[部分重複リンク] タブに設定されているパラメータに従って切り離します。このアルゴリズムは、互いに近接し、ほぼ平行でほぼ同じ長さであるリンク セグメント部分を検出してグループ化します。スケマティック ダイアグラム内の各セグメント セットは、セグメント セットの中央から左右に等間隔で配置されます。各セグメントの間隔は、[部分重複リンク] タブで指定されているオフセット パラメータの値と等しくなります。このプロセスでは、セグメント同士の左右の位置関係が維持されるように、セグメントの向きは元の状態のままとなります。
次のセクションでは、地理模式図 - 部分重複リンク レイアウト アルゴリズムの操作方法について説明します。
- [Geography] データ フレームをアクティブにします。
-
ステップ 1 で追加した [お気に入り] ボタンをクリックします。
[お気に入り] ダイアログ ボックスが表示されます。
- リストのすべての項目を選択して [すべて削除] をクリックします。
- [読み込み] ボタンをクリックします。
- C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap にある Edges_FindOverlappingLinks.dat ファイルを参照して選択し、[開く] をクリックします。
- ウィンドウに追加されたすべてのアイテムを選択して [ズーム] をクリックします。
-
[フィーチャ選択] ツール をクリックし、[ズーム] ボタンをクリックしたときにフラッシュされたすべてのエッジを選択します。
このステップの後、ダイアグラムは次のような状態になります。
- [お気に入り] ダイアログ ボックスを閉じます。
- [マップの選択セットをスケマティックに反映] をクリックします。
-
[Feeder 0801-Rice Creek] データ フレームをアクティブにします。
マップで選択されているフィーチャに関連付けられたスケマティック フィーチャが、ダイアグラムで選択されます。
-
コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0801-Rice Creek] スケマティック レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、 [選択スケマティック フィーチャにズーム] をクリックします。
-
[レイアウト タスク] ドロップダウン リストで [地理模式図 - 部分重複リンク] → [レイアウト アルゴリズム プロパティ] をクリックします。[スケマティック レイアウト アルゴリズム] ダイアログ ボックス上に [地理模式図 - 部分重複リンク] のプロパティ ページが開きます。各パラメータの値はデフォルトのままにします。
- [OK] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
- ダイアグラムのデータ フレームを削除します。「ダイアグラム ‘Feeder 0801-Rice Creek’ が変更されました。レイアウトを保存しますか?」というメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
- メイン メニューの [選択] → [選択解除] をクリックします。
- [ブックマーク] → [Overview] をクリックします。
ダイアグラムのレイアウトを別のダイアグラムにコピーする
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[スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。
[スケマティック ダイアグラムを選択して開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
-
C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\ Schematics\ElecDemo ジオデータベース内の [ElecDemo] スケマティック データセットにある [Feeders] スケマティック フォルダに移動し、[Manual Selection] を選択します。[追加] をクリックします。
ダイアグラムがビューア ウィンドウに開きます。
- [スケマティック エディタ] ツールバーの [スケマティック エディタ] → [ダイアグラムの編集を開始] メニューをクリックして、このダイアグラムで編集セッションを開始します。
- [レイアウト タスク] ドロップダウン矢印 → [階層図 - スマート ツリー] をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Manual Selection] スケマティック レイヤの下にある [ElectricNetwork_Net_Junctions] フィーチャ レイヤを右クリックして [選択] をクリックし、[すべて選択] をクリックします。
- ダイアグラムの上部にある Electric_Network_NetJunctions スケマティック フィーチャ ノードを拡大表示します。
- [スケマティック フィーチャの編集/移動] ツール をクリックし、ビューア ウィンドウの背景をクリックして、選択を解除します。
-
[始点の設定] ツール をクリックし、この小さな ElectricNetwork_Net_Junctions スケマティック フィーチャ ノードをクリックして、ツリーの始点として設定します。
- ビューア ウィンドウで [全体表示] ボタン をクリックします。
-
[レイアウト アルゴリズム プロパティ] をクリックします。
[スケマティック レイアウト アルゴリズム] ダイアログ ボックスに、[階層図 - スマート ツリー] のプロパティ ページが表示されます。
- [方向] エリアで [上から下へ] オプションをオンにして [OK] をクリックします。
-
[レイアウト タスクの適用] をクリックします。
- コンテンツ ウィンドウで [Manual Selection] スケマティック レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、[スケマティック フィーチャをすべて選択] をクリックします。
- [スケマティックの選択セットをマップに反映] をクリックして、[Geography] データ フレーム内の関連付けられたフィーチャを視覚化します。
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[スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックし、[ElecDemo] スケマティック データセットの [Feeders] スケマティック フォルダに保存されている [Feeder 0802-Goldmine] スケマティック データセットに移動して、[追加] をクリックします。
スケマティック ダイアグラムがビューア ウィンドウで開きます。
- [マップの選択セットをスケマティックに反映] をクリックして、同じ地理フィーチャに関連付けられている、Feeder 0802-Goldmine 内のスケマティック フィーチャを視覚化します。
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コンテンツ ウィンドウで [Feeder 0802-Goldmine] スケマティック レイヤを右クリックして [スケマティック選択] をクリックし、 [選択スケマティック フィーチャにズーム] をクリックします。
- [スケマティック] ツールバーの [スケマティック] ドロップダウン メニュー → [すべてのダイアグラムの選択解除] をクリックして、すべてのスケマティック ダイアグラム レイヤで現在選択されているすべてのスケマティック フィーチャの選択を解除します。
-
コンテンツ ウィンドウで [Manual Selection] スケマティック レイヤを右クリックし、[レイアウトのコピー] をクリックします。
[レイアウトのコピー先] ダイアログ ボックスが開きます。
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[Feeder 0802 - Goldmine] → [OK] をクリックします。
Manual Selection ダイアグラムに含まれているすべてのスケマティック フィーチャの位置が、同じ地理フィーチャに関連付けられている、Feeder 0802-Goldmine 内のスケマティック フィーチャ上でレポートされます。
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表示を縮小し、近接するスケマティック フィーチャが影響を受けていないことを確認します。
-
ArcMap を閉じます。
[Schematics - レイアウトの保存] ダイアログ ボックスが開きます。
- [すべてに適用] オプション → [いいえ] をクリックし、ダイアグラムが保存されないようにします。
- もう一度 [いいえ] をクリックして、*.mxd ファイルが保存されないようにします。