地理模式図 - 部分重複リンク レイアウト アルゴリズムのプロパティ

[レイアウト タスク] リストで [地理模式図 - 部分重複リンク] スケマティック レイアウト アルゴリズムを選択した場合、[スケマティック エディタ] ツールバーで [レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックすると、関連付けられたプロパティを示す次のようなダイアログ ボックスが表示されます。

パラメータ値は、Schematics によって指定されたデフォルト値か、またはアクティブなダイアグラムに関連するスケマティック ダイアグラム テンプレートに対して、[スケマティック データセット エディタ] の [レイアウト タスク] タブで個別に設定された値です。

ディメンション パラメータ

[ディメンション] セクションのパラメータでは、リンク セグメントを重なり合っているものとみなす最大バッファ距離と、リンク セグメントを切り離す際に適用する最終的な間隔を指定します。

• リンク セグメントを重なり合っているものとみなすバッファ ゾーンを広げるには、[バッファ幅] パラメータの値を大きくします。

  [バッファ幅] パラメータに異なる値を指定した場合の結果を次の図に示します。図 1.1 は初期状態のスケマティック ダイアグラムを示しています。平行リンク セグメントの 2 つのサブセットが明確に区別されています。多数のセグメントがほぼ重なり合っている青色のリンクのサブセットと、赤色のリンクです。赤色のリンク セグメントと最寄りの青色のリンク セグメントの間隔は約 3 m です。図 1.2 は、[バッファ幅] を 1.5 メートル、検出されたリンクを切り離す間隔（オフセット）を 1 メートルに設定して、部分重複リンク レイアウト アルゴリズムを実行したときの結果を示しています。この場合、赤色のリンクはバッファ ゾーン内にないので、このアルゴリズムによる影響は受けません。図 1.3 は、同じダイアグラムでオフセットの値はそのままで、[バッファ幅] の値を大きくした（[バッファ幅] = 3 メートル）ときの結果を示しています。この場合、バッファ ゾーンが広くなったため、赤色のリンクが最も近い青色のリンクと重なり合っているものとみなされて、アルゴリズムの影響を受けます。
• レイアウト アルゴリズムの実行によって検出されたリンク セグメントを切り離す間隔を広げるには、[オフセット] パラメータの値を大きくします。

  [オフセット] パラメータに異なる値を指定した場合の結果を次の図に示します。図 2.1 は初期状態のスケマティック ダイアグラムを示しています。図 2.2 は、[オフセット] を 1、[バッファ幅] を 3 に設定したときの結果を示しています。図 2.3 は、[オフセット] を 1.5 に設定し、[バッファ幅] パラメータの値はそのままにしたときの結果を示しています。

  注意:

  平行セグメント セットの元の状態を保持するには、[オフセット] パラメータの値を [バッファ幅] パラメータの値の半分に設定します。

リンクの最適化チェックボックス

検出された同一直線上のセグメントの各セットにおけるセグメントの配置順序を最適化する際に、それらの位置ではなく接続が考慮されるように、このチェックボックスはオンのままにしてください。このチェックボックスをオンにすると、検出された交差セグメントが並べ替えられて、交差しないように再配置される場合があります。このチェックボックスをオフにすると、同一直線上のセグメント セットにおける各セグメントの初期位置が使用されるため、交差はそのまま保持されます。

以下の図は、[リンクの最適化] パラメータを示しています。図 3.1 は初期状態のスケマティック ダイアグラムを示しています。図 3.2 は、[リンクの最適化] チェックボックスをオフにしたときの結果を示しています。図 3.3 は、[リンクの最適化] チェックボックスをオンにしたときの結果を示しています。

デフォルトに戻すボタン

[デフォルトに戻す] ボタンをクリックすると、地理模式図 - 部分重複リンクのすべてのパラメータがデフォルト値に戻ります。復元される値は、Schematics によって指定されたデフォルト値か、またはアクティブなダイアグラムに関連するスケマティック ダイアグラム テンプレートに対して、[スケマティック データセット エディタ] の [レイアウト タスク] タブで個別に設定された値です。