地理模式図 - リンク方向にノード回転レイアウト アルゴリズムのプロパティ

[レイアウト タスク] ドロップダウン リストで [地理模式図 - リンク方向にノード回転] スケマティック レイアウト アルゴリズムを選択した場合、[スケマティック エディタ] ツールバーで [レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックすると、関連付けられたプロパティを示す次のようなダイアログ ボックスが表示されます。

各パラメータ値は、ArcGIS Schematics によって指定されたデフォルト値か、またはアクティブなダイアグラムに関連するスケマティック ダイアグラム テンプレートに対して、[スケマティック データセット エディタ] の [レイアウト タスク] タブでそのテンプレートのデフォルトとして個別に設定された値です。

注意:

アルゴリズムの実行中に計算された回転角度は、スケマティック ダイアグラム内のノードを実装する各スケマティック フィーチャクラスの [ROTATION] フィールドに格納されます。スケマティック ノードをシンボル表示して、計算された角度の値に従って自動的に回転させるには、この [ROTATION] フィールドがオンになっていなければなりません。ArcMap で、対象のノード フィーチャ レイヤに関連する [レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [高度な設定] ボタン → [回転] をクリックします。表示される [回転] ダイアログ ボックスで、[以下のフィールド値の角度で点を回転] の値として [ROTATION] を選択します。また、割り当てられているシンボルが必要な方向（東から反時計回り）に回転するように、[数学] オプションをオンにする必要があります。

フロー方向に従うチェックボックス

ダイアグラム内のスケマティック リンクに定義されているフロー方向に従ってノード シンボルを回転させるには、[フロー方向に従う] チェックボックスをオンにします。アクティブなダイアグラムに関連付けられているダイアグラム テンプレートでオンになっている場合を除き、このチェックボックスはデフォルトでオフになります。

以下の図は、[フロー方向に従う] チェックボックスをオンまたはオフに設定した場合の結果を示しています。

• 図 1.1 は初期状態のスケマティック ダイアグラムを示しています。スケマティック ノードを表すシンボルとして、右向きの飛行機が使用されています。
• 図 1.2 は、[フロー方向に従う] チェックボックスをオフにして、リンク方向にノード回転アルゴリズムを実行した場合の結果を示しています。接続リンクの方向に従ってシンボルが回転しています。複数の接続リンクの方向が揃っている場合、その方向にノードが回転します。ノードの接続リンクの方向が揃っていない場合、接続リンクの方向の平均角度まで回転します。
• 図 1.3 は、[フロー方向に従う] チェックボックスをオンにしたときの結果を示しています。この場合、各シンボル ノードはスケマティック ノードへの接続リンクのフロー方向に従って回転します。

角度オフセット パラメータ

[角度オフセット] パラメータでは、ノードのシンボルに自動的に適用される回転角度を度単位で指定します。

以下の図は、[角度オフセット] に異なる値を設定した場合のリンク方向にノード回転レイアウトの結果を示しています。また、[フロー方向に従う] チェックボックスはオンになっています。

• 図 2.1 は初期状態のスケマティック ダイアグラムを示しています。
• 図 2.2 は、[角度オフセット] を 0 度に設定した場合の結果を示しています。
• 図 2.3 は、[角度オフセット] を 180 度に設定した場合の結果を示しています。

自動的に適用チェックボックス

エンド ユーザによる操作や別のスケマティック レイアウト アルゴリズムの実行によってダイアグラム内のスケマティック フィーチャが移動するたびに、リンク方向にノード回転アルゴリズムが自動的に実行されるように設定するには、[自動的に適用] チェックボックスをオンにします。

注意:

[自動的に適用] チェックボックスをオンにしてリンク方向にノード回転レイアウト アルゴリズムを 1 回実行した後は、スケマティック フィーチャが移動するたびにこのアルゴリズムが自動的に実行されます。

• 図 3.1 は初期状態のダイアグラムを示しています。
• 図 3.2 は、[自動的に適用] チェックボックスをオフにして主軸ツリー レイアウトを適用した場合のダイアグラムを示しています。ノード シンボルは回転していません。
• 図 3.3 は、[自動的に適用] チェックボックスをオンにして主軸ツリー レイアウトを適用したときの結果を示しています。この場合、シンボルの回転角度が自動的に再計算されてから最終結果が表示されています。

デフォルトに戻すボタン

[デフォルトに戻す] ボタンをクリックすると、リンク方向にノード回転のすべてのパラメータがデフォルト値に戻ります。復元される値は、Schematics によって指定されたデフォルト値か、またはアクティブなダイアグラムに関連するスケマティック ダイアグラム テンプレートに対して、[スケマティック データセット エディタ] の [レイアウト タスク] タブでそのテンプレートのデフォルトとして個別に設定された値です。