リレーションシップ ルールの操作
リレーションシップ ルールを構成する前に、ルールの実行に必要なソースおよびターゲットのスケマティック フィーチャクラスがスケマティック データセットにすでに存在し、ルールが指定されるスケマティック ダイアグラム テンプレートに関連付けられていることを確認する必要があります。
リレーションシップ ルールでは、リレーションシップ クラスに格納されている情報に関して、スケマティック フィーチャやリレーションを作成できます。
リレーションシップ ルール パラメータの指定方法について説明する前に、リレーションシップ用語に関連するいくつかの定義および概念と、ArcGIS リレーションシップを定義する際に一般に使用される用語とスケマティック リレーションシップ ルールを指定する際に使用される用語の比較を示します。
ArcGIS 用語 |
Schematics 用語 |
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関連元オブジェクト クラス |
ソース スケマティック フィーチャクラス |
関連先オブジェクト クラス |
ターゲット スケマティック フィーチャクラス |
関連元および関連先のオブジェクト クラスは次のようにすることができます。
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ソースおよびターゲットのスケマティック フィーチャクラスは次のようにすることができます。
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スケマティック リレーションシップ ルール プロセスは、ダイアグラムを生成するための入力に使用される実際のフィーチャ/オブジェクトに関連付けられたソース スケマティック フィーチャに基づきます。指定されたリレーションシップ クラスに基づき、これらのソース スケマティック フィーチャを使用して、生成されるダイアグラムに追加される関連ターゲット スケマティック フィーチャの初期入力に、関連付けられた実際のフィーチャ/オブジェクトがない場合でも、これらのターゲット スケマティック フィーチャを取得します。
ダイアグラムの生成時にいくつかのスケマティック リレーションシップ ルールを組み合わせることができるため、ソース スケマティック フィーチャクラスに関連付けられたフィーチャ/オブジェクトがダイアグラム生成のための入力フィーチャ/オブジェクトに基づいている必要もありません。これらのソース スケマティック フィーチャは、同じスケマティック フィーチャクラスがターゲット スケマティック フィーチャクラスである別のルールで構築できます。
ソース スケマティック フィーチャクラスは、一般的に ArcGIS の関連元のクラス/テーブルに関連付けられますが、関連先のオブジェクト クラス/テーブルに関連付けることもできます。同様に、ターゲット スケマティック フィーチャクラスは、一般的に ArcGIS の関連先のクラス/テーブルに関連付けられますが、関連元のオブジェクト クラス/テーブルに関連付けることもできます。
2 つのリンク スケマティック フィーチャクラス間のリレーションシップを使用することも可能です。
以下の手順は、リレーションシップ ルールがすでに [ルール] タブに追加されている場合に [ルール] タブ ツールバーの [ルール プロパティ] ボタンをクリックすると表示される [リレーションシップ] ルール プロパティ ページの構成に重点を置いています。[ルール] タブに新しいルール アイテムを追加したり、[ルール プロパティ] ページを表示する方法については、「スケマティック ダイアグラム テンプレートでのスケマティック ルールの指定」をご参照ください。
[ルール] タブに追加されたばかりのリレーションシップ ルールの場合、[ルール] タブ ツールバーの [ルール プロパティ] ボタンをクリックすることにより、次のように [ルール プロパティ] ダイアログ ボックスが開かれます。
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[説明] フィールドにルールの説明を入力します。
この説明文字列は、関連するルール アイテムの [ルール] タブに表示されます。また、スケマティック ダイアグラムの生成および更新の間にも表示され、このルールが実行されていることをユーザに通知します。
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[ソースを選択] ドロップダウン リストからソース スケマティック フィーチャクラスを選択します。
スケマティック ダイアグラム テンプレートに関連付けられているスケマティック フィーチャクラスは、元のフィーチャ/オブジェクト クラスに関連付けられていなかったり、元のフィーチャ/オブジェクト クラスにリレーションシップ ルールが関連付けられていない場合でも、すべてこのドロップダウン リストに表示されます。
注意:このソース スケマティック フィーチャクラスは、ジオデータベースの関連元または関連先オブジェクト クラスに関連付けることができます。
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[リレーションシップ クラス名] ドロップダウン リストからリレーションシップ クラスを選択します。
指定されたリレーションシップ クラスによって、[ソースを選択] ドロップダウン リストで指定されたスケマティック フィーチャクラスに関連付けられたフィーチャ/オブジェクト クラスとその他のオブジェクト クラスの間のリレーションシップが与えられます。
注意:現在選択されているソース スケマティック フィーチャクラスに関連付けられているフィーチャ/オブジェクト クラスは、このドロップダウン リストに表示されているリレーションシップ クラスの関連元または関連先のいずれかのフィーチャ/オブジェクト クラスです。現在選択されているソース スケマティック フィーチャクラスに関連付けられているフィーチャ/オブジェクト クラスに基づくリレーションシップ クラスがジオデータベースから取得されない場合、このドロップダウン リストは空になります。
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[ターゲット選択] ドロップダウン リストからターゲット スケマティック フィーチャクラスを選択します。
このリストに表示されるスケマティック フィーチャクラスは、[リレーションシップ クラス名] で指定されているリレーションシップ クラスを介して [ソースを選択] ドロップダウン リストで指定されているスケマティック フィーチャクラスに関連付けられ、現在のスケマティック ダイアグラム テンプレートにも関連付けられています。
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指定したターゲット スケマティック フィーチャクラスによって実装されるスケマティック フィーチャを、生成されるダイアグラムに追加する場合は、[スケマティック フィーチャ] セクションの [ターゲット スケマティック フィーチャをダイアグラムに追加] をオンにします。
このチェックボックスをオンにすると、ターゲット スケマティック フィーチャが非空間オブジェクト(つまりジオメトリのないオブジェクト)に関連付けられているノードである場合、[非空間ターゲット ノードをソースに関連して配置] セクションでグループ化されたパラメータは自動的に有効になります。
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関連する非空間ターゲット スケマティック ノードを自動的に等間隔で配置する円の [半径] を指定します(これらのターゲット ノードに関連するソース スケマティック フィーチャがこの円の中心に配置されます)。
デフォルトで、半径の値は 0 となり、関連するすべてのターゲット スケマティック ノードがソースの上に重ねて配置されます。
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指定された [半径] パラメータによって大きさが決まる円上に、関連する 1 つ目の非空間ターゲット スケマティック ノードを配置するときの三角 [角度] を指定します(関連するその他の非空間ターゲット スケマティック ノードは、自動的にこの 1 つ目の位置から等間隔に配置されます)。
注意:
[ターゲット スケマティック フィーチャをダイアグラムに追加] チェックボックスがオフであるか、[ターゲット選択] ドロップダウン リストで指定したスケマティック フィーチャクラスが空間オブジェクト(ジオメトリのあるオブジェクト)に関連付けられたリンク スケマティック フィーチャクラスまたはノード スケマティック フィーチャクラスである場合、[半径] および [角度] パラメータは無効です。
注意:ダイアグラムの読み込み中にスケマティック レイアウト アルゴリズムが自動的に適用された場合、このセクションで指定されている非空間オブジェクトの配置は上書きされます。
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関連する非空間ターゲット スケマティック ノードを自動的に等間隔で配置する円の [半径] を指定します(これらのターゲット ノードに関連するソース スケマティック フィーチャがこの円の中心に配置されます)。
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ターゲット リンクに対して定義された頂点をこれらのリンク上に表示する場合は、[頂点の初期化] をオンにします。
このオプションは、ターゲット スケマティック フィーチャクラスがリンクとして定義されている場合にのみ使用できます。
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ソース スケマティック フィーチャとターゲット スケマティック フィーチャ間のリレーションをスケマティック データベースに保存する場合は、[ソースとターゲットのスケマティック フィーチャをリレート] をオンにします。
ソース スケマティック フィーチャがポリゴンまたはポリラインのジオメトリを持つ場合、このオプションをオンにすると、ソース スケマティック フィーチャは自動的に関連するターゲット スケマティック フィーチャを囲むコンテナとして表示されます。
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スケマティック リレーションの方向を反転させる場合は、[リレーションの反転] をオンにします。
デフォルトでは、このオプションがオフになっている場合、デフォルトで使用されるスケマティック リレーションは、リレーションシップ クラスおよびソース/ターゲットとして選択されているスケマティック フィーチャによって決まります。このオプションがオンになっている場合、スケマティック リレーションの方向が反転します(スケマティック レベルの IsChildOf が IsParentOf になります)。この新しいリレーションシップは、スケマティック テーブルにのみ格納されます。つまり、ジオデータベースで指定されたリレーションの方向は変わりません。
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現在のソース スケマティック フィーチャを別のスケマティック フィーチャにリレートする別のリレーションシップ ルールがあり、その現在のソース スケマティック フィーチャに関連するターゲット スケマティック フィーチャと最初の階層ソース間で自動的にリレーションが作成されるようにする場合は、[ソースの階層に基づきターゲット スケマティック フィーチャをグループ化] をオンにします。
たとえば、S ソースを自動的に T ターゲット スケマティック フィーチャの周囲にコンテナとして表示する 1 つ目のリレーションシップ ルールが作成され、T スケマティック フィーチャに関連する T2 スケマティック フィーチャを読み込む 2 つ目のリレーションシップが作成されている場合、このオプションをオンにすると、T2 スケマティック フィーチャは S コンテナ内に自動的に表示されます。
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ソース スケマティック フィーチャとターゲット リンク スケマティック フィーチャに関連する端点ノード間で新しいスケマティック リレーションを体系的に作成する場合は、[接続ノードにスケマティック リレーションを追加] をオンにします。
このオプションは、ターゲット スケマティック フィーチャクラスがリンクとして定義されている場合にのみ使用できます。
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必要に応じて、[リレーション] セクションで、ターゲットとソースのスケマティック フィーチャクラスがノードとして定義されている場合にそのリレーションをグラフィックスで表示する方法を指定します。この場合、ソース ノードとターゲット ノード間でリンクを作成できます。このセクションでは、これらのリンクをどのように作成するかを指定できます。
- ソース スケマティック ノードとターゲット スケマティック ノードとの間にスケマティック リンクを自動的に作成するには、[リンク線の作成] をオンにします。
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[リンク スケマティック フィーチャクラスを選択] ドロップダウン リストから、これらのリンクの作成に使用するリンク スケマティック フィーチャクラスを選択します。
このリストには、ターゲット ノードをソース ノードにリレートするリンクの作成に使用できるすべてのリンク スケマティック フィーチャクラスの名前が表示されます。
注意:このドロップダウン リストには、スケマティック ダイアグラム テンプレートに関連付けられているすべてのリンク スケマティック フィーチャクラスが表示されます。
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リンクの向きを反転させる、つまり、ソース スケマティック フィーチャがリンクの端点ノードとなり、ターゲット スケマティック フィーチャがリンクの原点ノードとなるようにする場合は、[フローの反転] をオンにします。
デフォルトでは、リレーションを表すために作成されるスケマティック リンクの場合、ソース スケマティック フィーチャがリンクの原点ノードになり、ターゲット スケマティック フィーチャがリンクの端点ノードになります。
- [OK] をクリックして [ルール プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。