コンテナの余白を管理する定義済みスケマティック属性の指定
スケマティック ダイアグラム内にコンテナ ノード スケマティック フィーチャがある場合、コンテナの境界とその中のスケマティック フィーチャとの間の余白サイズを管理するために構成できる一連の定義済み属性が用意されています。特に構成しなかった場合、境界とそれに関連する最近隣のノードの表示に使用されるシンボルとの間の距離は、デフォルトで 1 ピクセルです。ただし、コンテナを実装するノード スケマティック フィーチャクラスで定義済みの ContainerMarginUnit、ContainerMarginSymbolsFlag、ContainerMargin、ContainerBottomMargin、ContainerTopMargin、ContainerLeftMargin、および ContainerRightMargin 属性を構成することで、この余白のサイズをカスタマイズできます。
余白サイズの単位の管理
定義済みの ContainerMarginUnit 属性を構成すると、余白サイズの単位を指定できます。
- この属性値が 0 の場合(デフォルト)、余白の距離はピクセル単位で解釈されます。
- ContainerMarginUnit が 1 の場合は、コンテナ ノード スケマティック フィーチャクラスが関連付けられているダイアグラム テンプレートに指定されているシステム単位と同じ単位で解釈されます。
- ContainerMarginUnit が 2 の場合は、コンテナ サイズのパーセンテージに対応します。
この ContainerMarginUnit 属性を指定しなかった場合、ContainerMargin、ContainerBottomMargin、ContainerTopMargin、ContainerLeftMargin、または ContainerRightMargin 属性に指定された値は、デフォルトでピクセル単位で解釈されます。
余白サイズの計算モードの管理
定義済みの ContainerMarginSymbolsFlag 属性は、指定された余白サイズにシンボル サイズが含まれるかどうかを示します。
- この属性が 0 を返す場合、指定された余白サイズに最近隣ノードのシンボル サイズは含まれません。つまり、余白サイズは最近隣ノードの中心とコンテナの境界との間の距離 A に対応します。この場合、シンボルのサイズが大きくなっても、コンテナのサイズは大きくなりません。
- それ以外の値の場合(デフォルト モード)、指定された余白サイズに最近隣ノードのシンボル サイズが含まれます。つまり、余白サイズは最近隣ノードのシンボルの境界とコンテナの境界との間の距離 B に対応します。この場合、シンボルのサイズが大きくなると、コンテナのサイズも大きくなります。
余白サイズの管理
次の 5 つの定義済み属性を構成することで、余白サイズを設定することができます。
- 定義済みの ContainerMargin 属性を構成すると、上下左右の余白サイズを同一に設定できます。
- 定義済みの ContainerTopMargin 属性では、上部の余白サイズを指定します。
- 定義済みの ContainerBottomMargin 属性では、下部の余白サイズを設定します。
- 定義済みの ContainerRightMargin 属性では、右の余白サイズを設定します。
- 定義済みの ContainerLeftMargin 属性では、左の余白サイズを指定します。
上下左右で異なる余白を指定するには、定義済みの ContainerTopMargin、ContainerBottomMargin、ContainerLeftMargin、および ContainerRightMargin 属性を構成します。ただし、上下に同じ余白を指定し、左右に別の同じ余白を指定する場合は、3 つの定義済み属性を構成するだけで済みます。定義済みの ContainerMargin 属性を構成した後、定義済みの ContainerLeftMargin 属性と ContainerRightMargin 属性を構成すればよいだけです。この場合、上下の余白には ContainerMargin が自動的に適用されます。