オブジェクト/フィーチャとスケマティック フィーチャを関連付ける定義済み属性の指定

ネットワーク データセット ビルダおよびスタンダード ビルダ(選択またはトレース操作の後、マップでハイライトされている GIS フィーチャから処理を行う場合)によって管理されるスケマティック フィーチャは、生成元の GIS フィーチャと自動的に関連付けられます。XML ビルダに基づくダイアグラムについても、特定の <UOID>、<UCID>、および <DataSourceName> XML タグが入力 XML データ内にある場合は、ジオデータベースに保存されている GIS フィーチャまたはオブジェクトとのこのような関連付けが自動的に管理されます。オブジェクトや GIS フィーチャに関連付けられているスケマティック フィーチャで [個別属性] ツール[個別属性] ツール アイコン を使用すると、表示される個別属性ウィンドウには、クリックしたスケマティック フィーチャのプロパティだけでなく、関連付けられている GISフィーチャ/オブジェクトのプロパティも表示されます。同様に、スケマティック フィーチャとそれに関連付けられている GIS フィーチャが同じ MXD ドキュメントに含まれている場合、特に指定しなくても、[スケマティックの選択セットをマップに反映] [スケマティックの選択セットをマップに反映] アイコン コマンドと [マップの選択セットをスケマティックに反映] [マップの選択セットをスケマティックに反映] アイコン コマンドが機能します。

これらの関連付けは 1 対 1 の関連付けです。つまり、構築されたスケマティック フィーチャはそれぞれ 1 つの GIS フィーチャまたはオブジェクトのみに関連付けられます。複数の関連付けを管理する場合や、カスタム クエリによって構築されたスケマティック フィーチャに関連付けを指定する場合は、3 つの定義済みスケマティック属性、FOID、FCN、および FDSN を構成します。

このような属性がスケマティック フィーチャクラスで構成されている場合、これらの新しい関連付けが自動的に管理され、ビルダによってすでに管理されている 1 対 1 の関連付けが補足されます。
注意注意:

既存のダイアグラムについては、これらの定義済み属性に構成されている評価モードに応じて、更新後またはメモリへの読み込み後に、新しく構成された関連付けがスケマティック フィーチャに反映されます。

定義済みの FOID 属性は、FCN および FDSN を構成しなくても構成することができます。同様に、FDSN を構成しなくても、FOID およびFCN を構成することができます。

定義済みの FOID、FCN、および FDSN 属性は、一意の OBJECTID、フィーチャクラス/テーブル名、およびデータ ソース名を返すか、OBJECTID、フィーチャクラス/テーブル名、およびデータソース名のリストを返します。つまり、これらの属性を使用することで、ジオデータベースが同じでなくても、異なるフィーチャクラス/テーブルに保存されている複数のフィーチャ/オブジェクトとスケマティック フィーチャを関連付けることができます。この場合、属性値は、リスト内の各値がセミコロン(;)で区切られた形式になります。たとえば、フィーチャクラス FC1 に保存されている 2 つのフィーチャ(OBJECTID 1 および 2)と、T1 テーブルに保存されている 3 つのオブジェクト(OBJECTID 101、102、および 103)にスケマティック フィーチャを関連付ける場合、スケマティック フィーチャの定義済みの FOID 属性値は、1; 2; 101; 102; 103 となり、定義済みの FCN 属性値は FC1; FC1; T1; T1; T1 となります。この例では、FCN 属性値が FC1; FC1; T1 となる場合もあります。最後の値 T1 は、FOID リストの 3 つ目以降すべての OBJECTID に自動的に適用されます。

関連項目


7/10/2012