メモリへのスケマティック ダイアグラムの自動読み込み

スケマティック ダイアグラムがメモリに読み込まれるときは、Schematics によって次のタスクが実行されます。

その後、スケマティック ダイアグラムがメモリに読み込まれた状態でいる間は、ダイアグラムの範囲に変更(縮尺の変更など)が行われるたびに、そのスケマティック フィーチャのジオメトリが動的に再計算され、[再描画/最新の情報に更新時] 評価モードを指定して構成されたスケマティック属性が再評価されます。

以下の場合は、どのスケマティック ダイアグラムも自動的にメモリに読み込まれます。

このトピックでは、スケマティック ダイアグラムを開いたときに、そのスケマティック ダイアグラムが自動的にメモリに読み込まれるように構成する方法について説明します。そのような読み込みモードを構成すると、次のような多くの使用例で利点があります。

スケマティック ダイアグラムを開いたときにそれらが自動的にメモリに読み込まれるように構成するには、スケマティック データセット エディタを使用して、ダイアグラム テンプレートに関連する [プロパティ] タブから、次の手順の説明に従って、操作する必要があります。

手順:
  1. スケマティック データセット エディタ内でスケマティック データセットを編集します。
  2. スケマティック アイテム ウィンドウのツリー ビューにスケマティック データセット リソースが表示されていない場合、[スケマティック データセット エディタ] ツールバーの [ビュー][プロジェクト ツリー] をクリックします。
  3. スケマティック データセット エディタのツリーで、開いたときにメモリに自動的に読み込むダイアグラムを実装するスケマティック ダイアグラム テンプレートに関連するエントリをクリックします。
  4. [プロパティ] タブで、[ダイアグラムをメモリにすぐに読み込む] チェックボックスをオンにします。

    オンになっている [ダイアグラムをメモリにすぐに読み込む] オプション

  5. データセット エディタのツールバーの [保存] ボタン アイコン [保存] をクリックします。

これ以降、このダイアグラム テンプレートで実装されるダイアグラムが開くたびに、ダイアグラムが開いたときにそのすべてのスケマティック フィーチャのジオメトリが自動的に再計算されます。さらに、そのダイアグラム テンプレートと関連付けられたスケマティック フィーチャクラスに対して指定され、ダイアグラムが読み込まれたときに再評価するように構成されているスケマティック属性とカスタム クエリが、ダイアグラムを開いたときに自動的に評価されます。

注意注意:

スケマティック ダイアグラムがメモリに読み込まれると、縮尺や範囲が変更されるたびに、ダイアグラムに含まれるスケマティック フィーチャのジオメトリが自動的に再計算され、いくつかの属性は自動的に再評価されます(評価に対して [再描画/最新の情報に更新時] を指定して構成されている属性)。したがって読み込まれたダイアグラムによってメモリが消費されます。ダイアグラムが多数のスケマティック フィーチャを含んでいる場合や、Web アプリケーションから開かれる場合は、ダイアグラムを開いたときに自動的にメモリに読み込まれるように構成することはお勧めしません。

スケマティック ダイアグラムのコンテンツをレイアウトまたは調整するには、ダイアグラムをメモリに読み込む必要があります。ダイアグラムは開いたときにメモリに読み込まれますが、それに対して編集セッションを開始する必要があります。[スケマティック エディタ] ツールバーにある Schematics のツールおよびコマンドは、ダイアグラムがメモリに読み込まれた時点ではなく、ダイアグラムに対して編集セッションが開始されたときにのみ有効になります。

さらに、スケマティック フィーチャ ジオメトリに対する変更、更新されたスケマティック属性値、またはダイアグラムを開いたときに表示されるような新しいカスタム クエリ結果は、メモリ編集とみなされます。これらの編集をスケマティック データセットのスケマティック フィーチャクラス テーブルに格納する場合、そのダイアグラムで編集セッションを開始し、編集内容を保存する必要があります。


7/10/2012