パラメータ化属性を使用したネットワーク解析
ソリューションを計算するときに、パラメータ化属性を使用するネットワーク解析を実行することができます。
パラメータ化属性を使用してネットワーク解析を実行する場合は、まずネットワーク データセットにパラメータ化属性を割り当てます。
パラメータ化属性とは
パラメータ化属性は属性の一種であり、パラメータを評価し、パラメータから値を取得します。
パラメータの値を変更することで、パラメータ化属性の機能を変更することができます。たとえば、トンネルに関する高さ規制を、パラメータを使用して設定できます。車高がトンネルの高さを超えている場合に、true(規制する)を返すようにエバリュエータを設定できます。したがって、基本的に車高が低い車両はトンネルを通過できますが、車高が高い車両はトンネルを通過できません。車高の値は、解析時に変更できます。この値は、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスで変更します。
ArcMap でのパラメータ化属性を使用したネットワーク解析の実行
ネットワーク解析でパラメータ化属性を使用するためのワークフローは、次のとおりです。解析レイヤと、解析に必要なすべてのネットワーク解析オブジェクトが用意されていることを確認してください。
- [Network Analyst] ウィンドウで、解析レイヤをダブルクリックしてプロパティを表示します。
- [解析の設定] タブをクリックします。
- 解析に適用するパラメータ化属性を設定します。たとえば、インピーダンスを変更して、コスト係数指定属性を読み取るか、高さ規制を選択します(両方ともパラメータを使用)。
- [属性パラメータ] タブをクリックします。
- その属性のパラメータ値のいずれかを変更する必要がある場合は、属性とパラメータの組み合わせに対応する値列をクリックし、その値を更新します。たとえば、[Height] 属性の車高パラメータを 3.8 メートルに設定します。
- [OK] をクリックして、設定内容を保存します。
- [Network Analyst] ツールバーで [解析の実行] ボタン をクリックし、このパラメータ化属性を使用した結果を生成します。
関連項目
7/10/2012