ラベルの改行について

利用できるスペースにラベルが収まらない場合、Maplex for ArcGIS ではラベルを 2 つ以上の部分に分割し、改行して横の長さを縮めることができます。[ラベルを改行] をオンにすると、長すぎるラベルが Maplex for ArcGIS によって自動的に改行されます。

Maplex for ArcGIS では、ラベルを改行する方法を次のような項目で制御できます。

改行したラベルのテキストの配置

改行したラベルのテキストの配置方法を選択できます。次の中から選択できます。

改行文字

改行する場合にラベルを分割する位置は、改行文字を使って指定できます。スペースとカンマが文字列の分割によく使われるデフォルトの改行文字ですが、ラベルを分割するにはどのような文字でも使用できます。ラベルをスペースやカンマで分割しない場合は、改行文字のリストからそれらの文字を削除できます。特定の位置でラベルを改行する必要のある場合は、特定の改行文字を選択すると便利です。また、改行文字でいつ、どのようにラベルを分割するかを制御することもできます。[表示] チェックボックスをオンにすると、改行文字がマップ上に表示されます。これをオフにすると、マップ上に改行文字は表示されません。[区切り文字後に改行] オンにすると、分割は改行文字の後で行われ、オフにすると改行文字の前で行われます。[強制改行] オンにすると、その文字で必ず分割され、必ず改行されます。

次の例は、3 つのパラメータをすべてオンにした場合です。

ラベル条件式

[Field1] & "&" & [Field2]

フィールド 1 の値 = Jekyll

フィールド 2 の値 = Hyde

改行文字 = &

配置前のラベル文字列

Jekyll & Hyde

配置後

Jekyll & 
Hyde

改行の制限

行数および 1 行の文字数を制限して、改行したラベルの形を整えることができます。これらの制限を使用すると、短いラベルは改行せずにおく一方で、長いラベルを改行することができます。特定のラベルで改行文字の制限を満たすことができない場合、ラベルはできるだけ制限に近いところで改行されます。

関連項目


7/10/2012