Maplex の基本用語

ここでは、Maplex のヘルプを理解するための基本的な用語について説明します。さらに詳しい説明が記載されたトピックにリンクされている項目もあります。

ラベル

1 つ以上のフィーチャ属性に基づく説明テキスト。ラベルは、ユーザ定義ルールに基づき、マップ表示の変更に応じてフィーチャの上またはその近くに動的に配置されます。ラベルをユーザが個別に選択したり、変更したりすることはできません。

ラベル クラス

同じラベリング プロパティを持つフィーチャを表すラベルのカテゴリ。たとえば、道路レイヤでは、ラベル クラスを作成して、高速道路や幹線道路といった道路の種類ごとに情報やスタイルを定義することができます。

ラベル マネージャ

ラベル マネージャを使用すると、マップ内のすべてのラベル クラスのラベリング プロパティを表示して変更することができます。標準ラベル エンジンと Maplex ラベル エンジンのどちらでも使用できます。

テキスト シンボル

フォント、サイズ、文字間隔、色などで定義され、マップや地理フィーチャのラベリングに使用されるテキスト スタイル。

基準縮尺

データ フレーム上の基準縮尺を使用すると、縮小や拡大を行うときにラベルが強制的に縮尺に合わせて表示されます。デフォルトでは、ラベルの縮尺調整は行われません。つまり、マップの縮尺にかかわらず、ラベルはページ上で同じサイズです。ラベルはページ上では同じサイズのままですが、縮小時にはマップ上で大きな地理空間を占め、拡大時には小さな地理空間を占めます。

ラベル優先度

ラベル優先度は、ラベルがマップに配置される順序に影響を与えます。通常、優先度の高いラベルは、優先度の低いラベルよりも先に配置されます。また、ラベルが競合する場所では、優先度の低いラベルが別の場所に配置されるか、マップから削除されます。

フィーチャ ウェイトとラベル ウェイト

ラベルを空きスペースに配置できない場合に、特定のフィーチャクラスに属するフィーチャまたはラベルの上に別のラベルを重ねることができるかどうかを示すランク付けシステム。ウェイトの低いフィーチャクラスのフィーチャやラベルには、ウェイトの高いフィーチャクラスよりも先にラベルが重ねられる傾向があります。ポリゴン フィーチャクラスには、境界線ウェイトと内部ウェイトという 2 種類のウェイトがあります。標準ラベル エンジンではフィーチャ ウェイトとラベル ウェイトが使用されます。Maplex ラベル エンジンではフィーチャ ウェイトのみが使用されます。

Maplex パラメータ

Maplex パラメータは、ラベルの位置、サイズ、形式を制御できるユーザ定義のプロパティです。利用可能なスペースが限られている場合のラベル間の競合を解決する方法も制御できます。