Universal Polar Stereographic(UPS)図法

説明

Universal Polar Stereographic(UPS)図法は、UTM 座標系に含まれない 84°N よりも北と 80°S よりも南の地域をマッピングします。この投影法は、特定のパラメータを持つ回転楕円体の極を中心とした平射図法のと同じです。中心点は北極か南極です。

極平射図法についての詳細

極平射図法の説明図

投影法

(回転楕円体に対して)近似的な平面の透視図法で、ある極を別の極から見たものです。緯度のラインは同心円になります。同心円の間隔は、中心の極から離れるにつれて大きくなります。経線の交点にある原点の False Easting と False Northing には、それぞれ 2,000,000m が設定されます。

接線

縮尺が正確となる緯度は 81°06' 52.3" N および S で、極点における縮尺係数は 0.994 になります。

直線となる経緯線

すべての子午線。

特性

形状

正角です。局所的な形状は正確に表現されます。

面積

極から離れるにつれて、面積の縮尺は大きくなります。

方向

極からの方向は正確です。局所的な角度は、どこでも正確です。

距離

一般に、極点から離れるにつれて、縮尺は大きくなります。緯度 81°06'52.3" N と S での縮尺が正確になります。極付近の縮尺は小さくなります。

制限

UPS は通常、北極で 84°N まで、南極で 80°S までに限定されます。

用途と使用例

極地域の正角図。

UTM 座標系の極地域のマッピングに使用されます。

パラメータ

Workstation

  • Pole(NORTHPOLEまたはSOUTHPOLE)

関連項目


7/10/2012