正射図法

説明

この透視図法では、無限遠から地球を見ます。地球を 3 次元的に見ているような印象を与えます。投影の限界付近のサイズと面積の歪みは、投射図法を除く他のどの投影法よりも、現実的に表現されます。

正射図法の説明図

投影法

無限遠から見た平面の透視図法です。極では、子午線は中心から放射状に出る直線で、緯度線は地球の端に向かって接近していく同心円として投影されます。重なりがない状態で表示できるのは、半球だけです。

接点

地球上の任意の単点。

直線となる経緯線

特性

形状

中心付近で歪みが最小になり、縁辺付近で歪みが最大になります。

面積

面積の縮尺は、放射状に中心からの距離とともに小さくなります。半球の境界では、面積の縮尺はゼロです。

方向

中心点からの方向は正確です。

距離

縮尺は、放射状に中心からの距離とともに小さくなり、境界ではゼロになります。極の緯線上、つまり半径に垂直な方向の縮尺は正確です。

制限

中心点から 90°、半球のビューに限定されます。

用途と使用例

技術的な用途よりも美的な表現に利用されます。この目的で最も一般的に使用されるのは、斜軸法です。

パラメータ

Desktop

  • False Easting
  • False Northing
  • Longitude of Center
  • Latitude of Center
注意注意:

球面上でのみサポート

正射図法球体補正(Desktop version 9.3 以降)

  • False Easting
  • False Northing
  • Longitude of Center
  • Latitude of Center
  • Auxiliary Sphere Type
注意注意:

Auxiliary Sphere Type パラメータには、0(地理座標系の長半径または半径を使用)、1(短半径または半径を使用)、2(正積半径を計算して使用)、または 3(正積半径を使用し、測地緯度を正積緯度に変換)を指定できます。

Workstation

  • Radius of the sphere of reference
  • Longitude of center of projection
  • Latitude of center of projection
  • False Easting(meters)
  • False Northing(meters)
注意注意:

球面上でのみサポート

関連項目


7/10/2012