ランベルト正積方位図法
説明
この投影法は、個々のポリゴンの面積を維持すると同時に、中心からの正確な方向も維持します。一般的な歪みのパターンは、放射状となります。円形や方形などのように対称的で釣合いのとれた個々の大陸に適しています。
投影法
地球上の任意のポイントから投影される平面図法です。この図法は、赤道、極、その他のすべての場所に対応します。
接点
緯度と経度で指定される任意の位置にある 1 点です。
直線となる経緯線
- すべての軸法 ─ 接点を定義する中央子午線。
- 赤道 ─ 赤道。
- 極 ─ すべての子午線。
特性
形状
出発点から 15°の範囲では、形状の歪みは最小で 2 %未満です。この範囲を超えると角度の歪みが激しくなり、小さい形状は中心から放射状に圧縮され、垂直方向に引き伸ばされます。
面積
正積です。
方向
中心点から放射状には、方向は正確です。
距離
中心では正確です。半径方向に中心から離れるにつれて、縮尺は小さくなり、半径に垂直な方向に中心から離れるにつれて、縮尺は大きくなります。
制限
データは、半球よりも小さい範囲でなければなりません。ソフトウェアでは、中心点から 90°以上の領域を処理することはできません。
用途と使用例
- 人口密度(面積)。
- 行政区分(面積)。
- エネルギー、鉱物、地質、および地質構造に関する大洋マッピング(方向)。
- この投影法は、広い地域を扱うことができるため、大陸全体や極地域の表示に使用されます。
- 赤道法 ─ アフリカ、東南アジア、オーストラリア、カリブ諸島、および中央アメリカ。
- 斜軸法 ─ 北米、ヨーロッパ、およびアジア。
パラメータ
Desktop
- False Easting
- False Northing
- Central Meridian
- Latitude of Origin
ランベルト正積方位図法球体補正(Desktop version 9.3 以降)
- False Easting
- False Northing
- Central Meridian
- Latitude of Origin
- Auxiliary Sphere Type
注意:
Auxiliary Sphere Type パラメータには、0(地理座標系の長半径または半径を使用)、1(短半径または半径を使用)、2(正積半径を計算して使用)、または 3(正積半径を使用し、測地緯度を正積緯度に変換)を指定できます。
Workstation
- Radius of sphere of reference
- Longitude of center of projection
- Latitude of center of projection
- False Easting
- False Northing
注意:
球面上でのみサポート
関連項目
7/10/2012