グード ホモロサイン図法
説明
グード ホモロサイン図法は、世界全体の歪みを最小とするように考案されたもので、断裂の入った擬正積円筒図法です。この図法は、John Paul Goode によって 1925 年に開発されました。
投影法
グード ホモロサイン図法は、モルワイデ図法と正弦曲線図法を組み合わせたものです。モルワイデ図法は、およそ、40°44' より北および -40°44' より南で使用されます。正弦曲線図法は、これら 2 つの緯度の間の赤道部分に使用されます。どちらの図法も、正積擬円筒図法です。これらの図法に断裂を入れ、大陸(南極を除く)または海洋を連続させています。
直線となる経緯線
すべての緯線は直線になります。断裂の入った図法のため、直線の経線が 6 本あります。各断片にはそれぞれ中央子午線がありますが、全体の中央子午線はゼロです。全体の中央子午線を変更することも可能ですが、大陸または海洋が連続しなくなります。大陸中心バージョンの場合、直線の経線は、北半球では -100 と 30、南半球では -160、-60、20、および 140 です。海洋中心バージョンの場合は、北半球では -140、-10、および 130 を使用し、南半球では -100、20、および 140 を使用します。
特性
形状
断片の中央子午線に沿った部分および正弦曲線図法部分(+/-40°44' の範囲)の赤道に沿った部分には歪みがありません。
面積
面積は正確に表現されます。
方向
断片の中央子午線上および正弦曲線図法部分の赤道上では局所的な角度は正確ですが、それ以外の場所では歪みが生じます。
距離
この図法の正弦曲線図法部分(+/-40°44' の範囲)のすべての緯線上および断片の中央子午線上では、縮尺が正確です。
制限
グード ホモロサイン図法は世界地図としてのみ有効です。
用途と使用例
この図法は、正積世界地図の主としてラスタ データに使用されます。United States Geological Survey (USGS) CenterのEarth Resources Observation and Science (EROS) Center が、グード ホモロサイン図法のデータを提供しています。
パラメータ
Desktop
- False Easting
- False Northing
- Central Meridian
- Option
Option パラメータは、大陸バージョンまたは海洋バージョンの設定に使用されます。大陸を断裂しない場合は 1 を使用します。海洋を断裂しない場合は 2 を使用します。中央子午線の値も変更できますが、変更すると、大陸または海洋に断裂が発生します。