エケルト図法(第 6 図法)
説明
この正積図法は、主に世界地図に使用されます。
投影法
擬正積円筒図法。
直線となる経緯線
緯線は不等間隔の直線です。極では、緯線同士の間隔が狭くなります。経線は等間隔の正弦曲線です。極と中央子午線は赤道の半分の長さの直線になります。
特性
形状
赤道付近での東西方向を基準として南北方向に 29 %引き伸ばされます。この伸びは、中央子午線上の 49°16' N および S ではゼロになります。極に近づくにつれて、フィーチャは南北方向に圧縮されます。
面積
正積です。
方向
局所的な角度は、49°16' N および S と、中央子午線との交点で正確になります。その他の箇所では歪みます。
距離
縮尺は、東西方向を基準として南北方向に 29 %歪んでいます。この歪みは、中央子午線上の 49°16' N および S では 0 になります。縮尺はこれらの緯線上でのみ正確です。極に近づくにつれて、フィーチャは南北方向に圧縮されます。
制限
世界地図にのみ使用されます。
用途と使用例
世界の主題図に適しています。
ソビエト連邦により『1937 World Atlas』での世界分布図に使用されました。
パラメータ
Desktop
- False Easting
- False Northing
- Central Meridian
注意:
球面上でのみサポート
エケルト第 6 図法球体補正(Desktop version 9.3 以降)
- False Easting
- False Northing
- Central Meridian
- Auxiliary Sphere Type
注意:
Auxiliary Sphere Type パラメータには、0(地理座標系の長半径または半径を使用)、1(短半径または半径を使用)、2(正積半径を計算して使用)、または 3(正積半径を使用し、測地緯度を正積緯度に変換)を指定できます。
Workstation
- Longitude of Central Meridian
注意:
球面上でのみサポート
関連項目
7/10/2012