GCS_Assumed_Geographic_1

GCS_Assumed_Geographic_1 座標系の定義は、シェープファイルの座標系が定義されていないときに ArcMap がその座標系を推論できるよう、ArcGIS 8 で作成されたものです。シェープファイルの範囲は、10 進表記のように見える値が必ず含まれています。たとえば、経度つまり x の値が -180 から +180 までの場合、ArcMap は座標系の単位が度であるものと仮定して、GCS_Assumed_Geographic_1 を割り当てます。その後、ArcMap は有効な地理座標(測地基準系)変換が存在しなくてもデータをリアルタイムに投影できます。GCS_Assumed_Geographic_1 座標系は、シェープファイルに永続的に割り当てられるわけではありません。シェープファイルのメタデータを参照すると、座標系は未定義になっています。

バージョン 9.2 では、GCS_Assumed_Geographic_1 は削除されました。シェープファイルの範囲が 10 進表記に収まる場合であっても、ArcMap ではシェープファイルの座標系が未定義になります。以前はリアルタイム投影により整列したシェープファイルが、他の座標系のデータセットと整列しなくなります。

シェープファイルがversion 9.2 で整列しなくなった場合は、座標系を確認してください。

データが GCS_Assumed_Geographic_1 座標系で定義されている場合があります。シェープファイルまたは他のデータ タイプが GCS_Assumed_Geographic_1 座標系と表示される場合は、データの本来の座標系を識別する手順を実行してください。


7/10/2012