SQL Server Express のインストール
このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。
以下の手順に従って、ArcGIS Server Workgroup、ArcGIS Desktop、または ArcGIS Engine インストール メディアに格納されているインストーラを使用し、SQL Server Express をインストールします。
- 管理者権限を持つユーザとしてコンピュータにログインします。
- コンピュータ上に Microsoft Windows Installer 4.5、.NET Framework 3.5 Service Pack (SP) 1、および Windows Powershell 1.0 または 2.0 がインストールされていることを確認します。まだインストールしていない場合、それらのプログラムを Microsoft のサイトから入手してインストールしてから、SQL Server 2008 Express をインストールする必要があります。これらのアプリケーションのなかには、インストール後にコンピュータの再起動が必要なものもあります。
- コンピュータ上で起動している他のアプリケーションをすべて終了します。
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インストール メディアにアクセスします。
- ISO ファイルの場合は、ISO 解凍ツールを使用して、インストール ファイルにアクセスし、ESRI.exe を実行します。
- ArcGIS Server Workgroup、ArcGIS Desktop、または ArcGIS Engine DVD の場合は、そのディスクを適切なドライブに挿入して、ESRI.exe を実行します。
[Installation Options(インストール オプション)] ダイアログ ボックスが開きます。
- [ArcSDE for Microsoft SQL Server Express] の横の [Setup(セットアップ)] をクリックして、インストール ウィザードを起動します。
- [ArcSDE for SQL Server Express Installation Option] ダイアログ ボックスで、Microsoft SQL Server 2008 Express Edition オプションをオンのままにして、[Install(インストール)] をクリックします。
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Microsoft SQL Server 2008 の場合、SQL Server のどのエディションでもインストール ウィザードは同じです。インストール ウィザードを使用して、次の手順で SQL Server 2008 Express Edition をインストールします。
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[SQL Server installation center(SQL Server インストール センター)] の左ペインで、[Install(インストール)] をクリックし、[New SQL Server stand-alone installation or add features to an existing installation(SQL Server の新規スタンドアロン インストールまたは既存のインストールへの機能の追加)] をクリックします。
- SQL Server 2008 Express をインストールするために最低限必要なシステム要件を満たしているかお使いのコンピュータがチェックされます。チェック完了後に、[OK] をクリックします。
- 次に、セットアップ サポートファイルをインストールします。この時点で、SQL Server 2008 Express に必要な .NET Framework 3.5 SP1 をインストールしていない場合は、セットアップが終了します。必要なファイルがすべてインストールされていると、確認作業が終了します。[Next(次へ)] をクリックして次のダイアログ ボックスに進みます。
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SQL Server 2008 Express の新しいインスタンスをインストールするように選択し、[Next(次へ)] をクリックします。
- Express エディションをインストールする場合は、[Product Key(プロダクト キー)] ダイアログ ボックスで [Specify a free edition(無償のエディションを指定する)] が選択されていることを確認します。
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Microsoft 使用許諾契約書に承諾する場合は、[Next(次へ)] をクリックします。
注意:ここで承諾しない場合、インストールを実行することはできません。終了します。
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[Feature Selection(機能の選択)] ダイアログ ボックスで、[Database Engine Services(データベース エンジン サービス)] および [Full-Text Search(フルテキスト検索)] が選択されていることを確認します。[Feature Selection(機能の選択)] ダイアログ ボックスで、下図に示すようにコンポーネントが選択されている必要があります。
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[Instance Configuration(インスタンスの構成)] ダイアログ ボックスで、[Named instance(名前付きインスタンス)] を指定します。デフォルトは、SQLExpress です。デフォルト名を使用するか、他の名前を入力します。
注意:インスタンス名は 16 文字以内で、必ず英文字で始めます。スペースまたは特殊記号は指定できません。既存のインスタンス名と重複しない名前を指定する必要があります。
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また、[Instance Configuration(インスタンスの構成)] ダイアログ ボックスで、デフォルトのインスタンス作成先を確定するか、あるいは別の場所を参照することができます。[次へ] をクリックして続行します。
- 次に、SQL Server Express インスタンスに指定した場所に十分な空きディスク領域が確保されているかどうかがインストール プログラムによってチェックされます。[Next(次へ)] をクリックして続行します。
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[Server Configuration(サーバーの構成)] ダイアログ ボックスで、Database Engine(データベース エンジン)およびフルテキスト検索サービスを実行するアカウントを指定する必要があります。サービスごとに異なるアカウントを使用する必要があります。SQL Server Browser 用のアカウントはすでに設定されています。実行中のサービスに使用するアカウントについては、Microsoft SQL Server 2008 Books Online をご参照ください。次のトピックが使用するアカウントを決定する上で参考になります。http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143504.aspx#Review_windows_permissions
- SQL Server Express インスタンスは、インストール先コンピュータのデフォルト照合順序を使用します。別の照合順序を選択する必要のある場合は、[Collation(照合順序)] タブをクリックし、データベース エンジンの言語を変更してから、先に進みます。ArcGIS では大/小文字を区別する照合順序がサポートされていないので、大/小文字の区別のない照合順序を使用してください。[Next(次へ)] をクリックして次のダイアログ ボックスに進みます。
- [Database Engine Configuration(データベース エンジンの構成)] ダイアログ ボックスで、[Windows authentication mode(Windows 認証モード)] を指定します。ArcCatalog の [Database Servers] ノードからジオデータベースにアクセスする場合は、この認証モードの使用のみがサポートされます。
- SQL Server Express インスタンスに対する管理者ユーザを追加します。
管理者ユーザを追加しない限り、インストールを続行できません。
- [Data Directories(データ ディレクトリ)] タブをクリックし、SQL Server Express ファイルの場所を指定するかまたはデフォルトを確定して、[Next(次へ)] をクリックします。
- [Error and Usage Reporting(エラーと使用状況レポート)] ダイアログ ボックスで Microsoft に情報を送信するかどうかを任意に指定できます。[Next(次へ)] をクリックして、処理を続行します。
- 次のダイアログ ボックスでは、すべてのインストール ルールへの適合性がチェックされます。[Next(次へ)] をクリックして、処理を続行します。
- SQL Server Express インストールのサマリを確認し、[Install(インストール)] をクリックして、SQL Server Express のインストールを実行します。インストールが正常に完了したら、[Next(次へ)] をクリックし、[Close(閉じる)] をクリックして、Microsoft SQL Server インストール ウィザードを終了します。
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[SQL Server installation center(SQL Server インストール センター)] の左ペインで、[Install(インストール)] をクリックし、[New SQL Server stand-alone installation or add features to an existing installation(SQL Server の新規スタンドアロン インストールまたは既存のインストールへの機能の追加)] をクリックします。
Windows 7 または Windows Server 2008 R2 オペレーティング システム搭載のコンピュータ上で SQL Server 2008 Express のインストールを実行すると、「This program has known compatibility issues」というメッセージを受信します。このメッセージ ボックスの下部には、SQL Server 2008 Service Pack 1(SP1)以降のサービス パックを適用する必要があることが示されます。このダイアログ ボックスで [Run program(プログラムの実行)] をクリックして、SQL Server 2008 Express のインストールを続行します。インストールが完了したら、Microsoft SQL Server の Web サイトへアクセスし、Microsoft SQL Server 2008 Express Edition Service Pack 1 ファイルをダウンロードして、次に、そのファイルを SQL Server Express インスタンスに適用します。必ず、使用しているオペレーティング システムに対応する正しいファイル(32 ビットのインスタンスには SQLServer2008SP1-KB968369-x86-ENU.exe、64 ビットのインスタンスには SQLServer2008SP1-KB968369-x64-ENU.exe)をダウンロードしてください。