ArcGIS で GML を操作する方法

GML は独自の GML 仕様を作成できる非常に広範な規格です。すべてではありませんが、多くが ArcGIS の標準機能としてサポートされています。このため、GML データセットの使用を開始する前に、ArcGIS における GML のサポートの一部の側面を理解しておくことが重要です。

GML Simple Features

ArcGIS では、GML Simple Features プロファイルで GML 3 を読み書きできます。手順については、「GML Simple Features の使用」をご参照ください。

ArcGIS による GML アプリケーション スキーマのサポート

GML は、ユーザ コミュニティ間でデータを交換および共有する際の、コミュニティ固有の GML アプリケーション スキーマをサポートしています。一部のアプリケーション スキーマは Data Interoperability Extension によってサポートされています。他の GML アプリケーション スキーマに対応させるよう、Data Interoperability に新しい形式を追加することもできます。

ArcGIS で GML アプリケーション スキーマを使用するための最初のステップは、トランスレータを作成することです。GML Simple Features を使用している場合、または Data Interoperability Extension でデフォルトでサポートされているプロファイルのいずれかを使用している場合、ArcGIS 環境でその形式を追加すればよいだけです。

サポートされていない Data Interoperability 形式の GML アプリケーション スキーマの場合は、まず、Data Interoperability Extension に含まれている FME ワークベンチを使用して、カスタム形式を構築する必要があります。「新規 GML アプリケーション スキーマの追加」をご参照ください。

ArcGIS での GML データセットの使用

まず、ArcGIS で使用できるよう、インストールを完了し、Data Interoperability Extension が有効になっていることを確認します。この状態になっていれば、GML を使用できます。

データ ソースを指定できる場所では、たとえば、ArcMap でマップ レイヤとして、または次に示すように、ジオプロセシングの入力としてデータセットを追加する際に、データ ソースとして GML ファイルを使用することができます。

GML を入力として使用するバッファ ツール

次に、ArcGIS での GML の使用例をいくつか示します。


7/10/2012