レイヤ シンボル ファイルの作成

レイヤ シンボル ファイルの作成

ModelBuilder では、データセットとレイヤ変数の [レイヤ シンボル] プロパティに、データをマップに追加したときに、その描画に使用するシンボルを定義するレイヤ ファイル(*.lyr)の名前を保持できます。このレイヤ ファイルを、レイヤ シンボル ファイルと呼びます。

手順:
  1. ArcMap を起動し、ModelBuilder でモデルを編集します。
  2. ModelBuilder でモデルを実行します。
  3. 変数を右クリックして [マップへ追加] をクリックし、目的の変数をマップに追加します。これにより、ArcMap のコンテンツ ウィンドウに新しいレイヤが作成されます。
  4. ArcMap で、新しいレイヤをダブルクリックしてレイヤのプロパティを開き、[シンボル] タブをクリックします。シンボルを、目的のモデル出力が表示されるように変更します。
  5. [OK] をクリックします。
  6. レイヤを右クリックして、[レイヤ ファイルとして保存] をクリックします。または、[レイヤ ファイルの保存(Save To Layer File)] ツールを実行します。
  7. 注意注意:

    分類(個別値など)を使用してデータをシンボル表示している場合は、出力データを再分類し、出力に応じて凡例を変更することもできます。

個別値カテゴリを使用したレイヤ シンボルの設定

カテゴリのデータをシンボル表示しているときに、[<その他の値すべて>] チェックボックスの状態によって、データをシンボル表示する方法が決まります。

[<その他の値すべて>] がオン

オン - データは指定されたとおりにシンボル表示されます。凡例は変更されません。新しいカテゴリは作成されません。これは静的シンボルと呼ばれます。

[<その他の値すべて>] がオフ

オフ - データが読み取られ、データに基づいて新しいカテゴリが作成されます。凡例は変更されます。これはダイナミック シンボルと呼ばれます。

次に、レイヤ シンボル ファイルまたは [レイヤのシンボル情報を適用(Apply Symbology From Layer)] ツールを使用する場合に、カテゴリのデータがどのように描画されるかを説明します。

個別値シンボル

シンボル レイヤ ファイルで、上の図のように個別値のカテゴリが定義されている場合、出力の描画方法を決定するルールは次のようになります。

数値分類を使用したレイヤ シンボルの設定

出力データを数値分類を使用してシンボル表示することもできます。次の画面は、数量を等級色で表すプロパティを示しています。値フィールドは「スコア」で、クラス数は 5 です。

数値分類を使用したシンボル

等級色を使用したデータの分類についての詳細

シンボル レイヤ ファイルで上の図のような数値分類が定義されている場合は、次のようなルールが適用されます。

出力データで見つかった値にかかわらず、同じ分類を強制的に使用できます。

手順:
  1. [等級色] とフィールド値を選択し、[分類] をクリックします。
  2. 分類方法で [手動] を選択します。
  3. 分類を設定する閾値を入力します。
    分類の変更

関連項目


7/10/2012