マルチポイント データの処理
マルチポイント、ライン、ポリゴンのようなフィーチャのジオメトリはパートを複数持つことがあります。マルチポイントの場合、フィーチャのジオメトリは複数のポイントから構成されます。ジオプロセシング ツールはフィーチャ(すなわちマルチポイント内のすべてのポイント)に基づいて結果を生成します。たとえば、マルチポイント(またはマルチパート ラインまたはポリゴン)を入力として [最近接(Near)] ツールを使用すると、フィーチャごとに結果が生成され、マルチポイント内のポイントごとに結果が生成されることはありません。
以下のジオプロセシング ツールは、入力したマルチポイント フィーチャクラスから別のタイプのデータを生成するのに使用できます。
- [マルチパート → シングルパート(Multipart To Singlepart)]: マルチポイント フィーチャの各ポイントからそれぞれ 1 つのフィーチャを作成し、結果を出力ポイント フィーチャクラスに書き出します。
- [フィーチャ → ポイント(Feature To Point)]: 入力したマルチポイントそれぞれについて、1 つのポイントを出力ポイント フィーチャクラスに書き出します。出力ポイントを入力マルチポイントの平均にするか(CENTROID オプション)、または入力の 1 つと一致するだけにするか(INSIDE オプション)を指定できます。
- [ジオメトリの最小範囲 → ポリゴン(Minimum Bounding Geometry)]: 入力マルチポイントを囲むのに必要なジオメトリの最小範囲(凸包、円、四角形)を出力ポリゴン フィーチャクラスに書き出します。
もう 1 つ知っておくべきなのは [ディゾルブ(Dissolve)] ツールで、このツールは、ポイントを入力として共通属性値に基づいてマルチポイントを生成し、それをマルチポイント フィーチャクラスに書き出します。このツールは基本的に、[マルチパート → シングルパート(Multipart To Singlepart)] ツールの逆を行います。
7/10/2012