パフォーマンスに関する注意事項
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フィーチャ キャッシュを使用する。
ArcMap でジオメトリック ネットワークを編集すると、幾何学的な一致に基づいて、フィーチャ間の接続性がリアルタイムで自動的に維持されます。ネットワーク フィーチャクラスに新しいフィーチャを追加した場合、この幾何学的な一致を見つける必要があります。そのためには、ネットワーク内の各フィーチャクラスについて、サーバに対して空間検索を実行します。幾何学的な一致が見つかった場合は、ネットワーク接続性が確立されます。接続性をリアルタイムで管理する際にこれらの検索が実行され、そのコストが大きい可能性があります。
このコストを軽減するため、ネットワークの編集時にフィーチャ キャッシュを使用します。フィーチャ キャッシュには現在の表示範囲のフィーチャが格納されているので、サーバに対して空間検索を実行する必要がありません。ネットワーク フィーチャの編集時にフィーチャ キャッシュを使用すれば、新しいフィーチャを追加したり、既存のフィーチャを接続または移動したりする際のパフォーマンスが大幅に向上します。
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サブタイプを使用して、ジオメトリック ネットワークのクラス数を最小限に抑える。
ジオメトリック ネットワークに作成できるフィーチャクラス数に制限はありませんが、クラス数が多いほど、接続性管理で実行する検索件数が多くなります。サブタイプを使用してフィーチャクラスをまとめることで、ジオメトリック ネットワーク内のフィーチャクラス数を減らしてください。フィーチャクラスの属性がそれぞれ異なる場合は、リレーションシップを使用して、データベース内の各テーブルのサブタイプ固有属性を管理します。特定のサブタイプに属さないフィーチャクラスについては、すべての属性を同じテーブルで管理できます。