ArcGIS、ArcSDE、および SQL Server のデータ タイプの比較

データベースにテーブルを作成する、またはテーブルに列を追加すると、それらの列は特定のデータ タイプとして作成されます。データ タイプとは、有効な値、データで実行できる操作、およびその列のデータがデータベースに格納される方法を識別するための分類のことを指します。

あるデータ タイプのデータを別のデータ タイプの列にインポートする際には、ArcSDE のデータ タイプと同等の DBMS(Database Management System)のデータ タイプを理解する必要があります。それがデータの内容に影響を与える可能性があるためです。また、ArcGIS でデータセットを新規作成する際には、ArcGIS と DBMS 間における同等のデータ タイプを理解しておくと効果的です。

ArcGIS でフィーチャクラスまたはテーブルを作成する際には、11 の有効なデータ タイプをフィールドに割り当てることができます。一方で、ArcGIS 以外でしか作成できないデータ タイプも存在します。

ArcSDE のデータ タイプ

SQL Server のデータ タイプ

ArcGIS のデータ タイプ

注意事項

SE_STRING_TYPE

CHAR or VARCHAR

TEXT

非 Unicode テキストで使用され、最大 8,000 文字です。

SE_NSTRING_TYPE

NCHAR or NVARCHAR

TEXT

Unicode テキストで使用され、最大 4,000 文字です。

SE_INT16_TYPE (SE_SMALLINT_TYPE)

SMALLINT

SHORT INTEGER

SE_INT32_TYPE (SE_INTEGER_TYPE)

INTEGER

LONG INTEGER

SE_INT64_TYPE

BIGINT or NUMERIC (precision < 19, scale = 0)

なし

このデータ タイプの列を作成するには、サーバ コンフィグレーション パラメータ INT64TYPES が TRUE である必要があります。

SE_FLOAT32_TYPE (SE_FLOAT_TYPE)

NUMERIC (precision < 7, scale > 0)

なし

SE_FLOAT64_TYPE (SE_DOUBLE_TYPE)

NUMERIC (precision > = 7, scale > 0)

なし

SE_DATE_TYPE

DATETIME

DATE

SE_UUID_TYPE

UNIQUEIDENTIFIER

GUID

SE_BLOB_TYPE

VARBINARY(MAX)

BLOB

SE_SHAPE_TYPE

INTEGER, GEOMETRY, or GEOGRAPHY

GEOMETRY

SQL Server のデータ タイプはレイヤに指定されたジオメトリ格納タイプに依存します。Compressed Binary または Well-Known Binary = NUMBER(38)、Microsoft SQL Server Geometry = GEOMETRY、Microsoft SQL Server Geography = GEOGRAHY。

SE_XML_TYPE

SDE_XML or XML

なし

XML 列は ArcGIS Desktop では提供されません。

SE_RASTER_TYPE

VARBINARY(MAX) or ST_RASTER

RASTER

SQL Server のデータ タイプは DBTUNE テーブルで指定されたラスタ格納タイプに依存します。

SE_STRING_TYPE

INT(4)

OBJECTID

REAL

FLOAT

DOUBLE

DOUBLE

ArcGIS でスケールを 0 以上に設定した場合、SQL Server のデータ タイプは NUMERIC となります。

SE_CLOB_TYPE

VARCHAR(MAX)

TEXT

8,000 文字以上の非 Unicode テキストで使用されます。

SE_NCLOB_TYPE

NVARCHAR(MAX)

TEXT

4,000 文字以上の Unicode テキストで使用されます。

SQL Server のデータ タイプとの比較

7/10/2012