PostgreSQL の復旧モデル
pg_dump コマンドを使用して作成したアーカイブ ファイルからデータベースを復元するには、pg_restore コマンドを使用します。必ず、テスト データベースでバックアップおよび復旧モデルをテストしてください。
ここでは、データベースの復元手順の概要を記載します。手順の詳細については、PostgreSQL のドキュメント http://www.postgresql.org/docs/8.3/static/backup.html と http://www.postgresql.org/docs/8.3/static/app-pgrestore.html をご参照ください。
- データベース名は PostgreSQL インスタンス上で一意でなければならないため、古いデータベースは削除する必要があります。
dropdb –U sde mypgdb
- データベースを再作成します。注意:
名前、エンコーディング、所有者など、新しいデータベースにも復元対象のデータベースと同じプロパティが設定されていることを確認します。
createdb –U sde –E UTF8 –D gdbtablespace -O sde mypgdb
- 再作成されたデータベースに search_path 変数を設定して、ユーザ、パブリック、および SDE スキーマを検索します。
データベースを変更して、この変数をコマンド ラインに設定します。
psql -U postgres mypgdb -c "alter database mypgdb set search_path = E'"$user"',public,sde;
- pg_restore コマンドでデータベースを復元します。
復元コマンドは 2 度実行する必要があります。1 度目には、パブリック スキーマの内容が復元され、2 度目には、データベース内のその他すべてのスキーマの内容が復元されます。
pg_restore -U sde -n public -d mygdb mypgdb1031.dump pg_restore –U sde –d mypgdb mypgdb1031.dump
ヒント:
PostGIS がインストールされていて、ジオメトリ格納を使用する場合は、データベースのバックアップ作成とリストアに関する ArcGIS のドキュメントを必ずお読みください。ArcGIS のバージョンによって手順が異なることがあります。
関連項目
7/10/2012