PostgreSQL のビュー
ビューを作成すると、データを要求したときに検索されるテーブルおよび列の数が制限されるのでクエリの応答時間が改善されます。クライアント アプリケーションでフィーチャクラスまたは非空間テーブルとして認識されるビューを作成できます。ArcSDE ビューは単一のテーブルまたはフィーチャクラスを参照でき、複数のテーブルからデータを結合するビューも作成できます。
PostgreSQL のビューはルールを使用します。ビューの定義クエリはルール システムに渡され、そのルール システムでビューにルールが関連付けられているかどうかがチェックされます。関連付けられている場合は、そのルールをビューに追加し、ルールを含めたクエリ全体をプランナに渡して、実行プランが作成され、クエリが実行されます。
必要な権限を持つユーザは、SQL または ArcSDE の sdetable コマンドを使用してビューを作成できます。ビューの作成に必要な権限については、PostgreSQL の各リリースのドキュメントをご参照ください。
pg_views システム ビューに対してクエリを実行することで、PostgreSQL のビューの定義にアクセスできます。
pg_views システム ビュー
PostgreSQL データベースにビューを作成すると、ビューに関する情報は PostgreSQL のシステム テーブルに格納されます。ただし、ビューの定義を表示するには、システム テーブルではなく pg_views システム ビューに対してクエリを実行します。
フィールド名 |
データ タイプ |
説明 |
---|---|---|
schemaname |
name |
ビューが格納されるスキーマの名前。pg_namespace.nspname を参照します。 |
viewname |
name |
ビューの名前。pg_class.relname を参照します。 |
viewowner |
name |
ビューの所有者の名前。pg_authid.rolname を参照します。 |
definition |
テキスト |
再構築され、ビューを定義する SELECT クエリ |