DBTUNE テーブルを作成した後のテーブルの内容の変更
DBTUNE テーブルを作成した後にその内容を変更したい場合は(たとえば、新しいコンフィグレーション キーワードを作成する、既存のキーワードのパラメータを変更するなど)、sdedbtune 管理コマンドを使用します。何を変更するかに応じて、sdedbtune コマンドで異なる操作を使用します。
DBTUNE テーブルにすでに存在しているパラメータの値を変更する場合は、alter 操作を使用します。
sdedbtune –o alter –k <configuration keyword> –P <parameter_name> –v <configuration_string_value> [–i <service>] [–D <database>] –u <user_name> [–p <password>] [–N] [–q]
パラメータ グループからパラメータを 1 つ削除する、またはコンフィグレーション キーワードとそのすべてのパラメータを削除するには、delete_data 操作を使用する必要があります。コンフィグレーション キーワードを削除する前に、そのキーワードが他のユーザやアプリケーション(ArcIMS マップ サービスなど)で本当に必要でないことを確認してください。
sdedbtune –o delete_data –k <keyword> [–P <parameter_name>] [–i <service>] [–s <server_name>] [–D <database>] –u <user_name> [–p <password>] [–N] [–q]
コンフィグレーション キーワードからパラメータを 1 つ削除するには、コマンド文字列にキーワードとパラメータの両方を指定します(-k オプションと -P オプションの両方の値を指定します)。コンフィグレーション キーワードとそのすべてのパラメータを削除するには、コマンド文字列にキーワードのみを指定します。
ArcSDE 9.3 以降のリリースでは、新しいパラメータをキーワードに追加する必要がある場合は、sdedbtune コマンドで insert 操作を実行します。この操作で、一度に 1 つずつパラメータが追加されます。たとえば、次の例ではカスタム キーワード RASTER に UI_TEXT というパラメータを追加します。
sdedbtune -o insert -k RASTER -P UI_TEXT -v 'Use for raster data' -i 5000 -u sde
挿入できるのは有効なコンフィグレーション パラメータだけです。有効なコンフィグレーション パラメータのリストについては、使用している DBMS(データベース管理システム)のコンフィグレーション パラメータに関するトピックをご参照ください。
DBTUNE テーブルに複数のパラメータを持つ新しいキーワードを追加する必要がある場合、または ArcSDE 9.1 以前のバージョンを使用している場合は、DBTUNE テーブルの内容をエクスポートして編集してから、再度インポートします。この操作の手順を次に示します。
sdedbtune コマンドを使用して DBTUNE テーブルを管理する方法については ArcGIS Server Enterprise に付属している『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。
- sdedbtune -o export コマンドを使用して、DBTUNE テーブルをテキスト ファイルにエクスポートします。ArcSDE 9.2 以降のリリースでは、指定したディレクトリのファイルに DBTUNE テーブルの内容をエクスポートできます。ディレクトリを指定しない場合、ファイルはコマンドを実行したときのディレクトリにエクスポートされます。ArcSDE 9.1 以前のバージョンでは、sdedbtune 管理コマンドは常に ArcSDE ホーム ディレクトリの etc フォルダにファイルをエクスポートします。これらのバージョンでは、パスを指定してファイルを別のディレクトリにエクスポートすることはできません。
- テキスト ファイルのバックアップ コピーを作成します。
- エクスポートされたテキスト ファイルを、UNIX のファイル エディタ(vi など)または Windows のファイル エディタ(メモ帳など)で編集し、変更を保存します。
- sdedbtune -o import コマンドを使用して、編集済みのファイルを DBTUNE テーブルにインポートします。