Linux または UNIX 上の Oracle に格納された ArcSDE ジオデータベースの認証
ArcSDE Enterprise ジオデータベースはすべて、ArcGIS Server Enterprise 認証ファイルで認証する必要があります。認証ファイルは、Esri Customer Care サイトのリクエスト フォームに入力を行うことで取得できます。Esri から認証ファイルが送信されます。
認証ファイルを入手後、Linux または UNIX サーバ上でジオデータベースを認証する方法は 2 種類あります。
- 1 つは、sdesetup –o install を実行するときに、–l オプションに認証ファイルを追加することで、ジオデータベースの作成時にジオデータベースを認証する方法です。
- 2 つ目は、sdesetup –o update_key コマンドを使用して、ジオデータベースの作成後にジオデータベースを認証する方法です。
ヒント:
sdesetup コマンドの詳細については、ArcGIS Server Enterprise の ArcSDE コンポーネントに付属している『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。
次の手順では、install 操作または update_key 操作を指定して sdesetup コマンドを実行し、ジオデータベースを認証する方法の例を示しています。
手順:
- ArcSDE 管理コマンドにアクセスできるコンピュータで、MS-DOS(Windows)またはシェル(UNIX または Linux)のコマンド プロンプトを開きます。
-
ジオデータベースの認証は、ジオデータベースの作成時または作成後に、sdesetup コマンドの update_key 操作を使用して実行できます。
- ジオデータベースの作成時にジオデータベースを認証するには、sdesetup –o install コマンドを実行するときに、–l オプションで ArcGIS Server Enterprise の認証情報を指定します。認証ファイルのパスと名前を指定するか、認証情報を指定することができます。
sdesetup -o install -d ORACLE11G -s myserver -l crow/sde/license.ecp -u sde
sdesetup -o install -d ORACLE11G -s myserver -l 'arcsdeserver,10,0000a11111b2,CRA4TAZYXMM00TEJH199' -u sde
- ジオデータベースを作成済みで、ArcGIS Server Enterprise の認証ファイルでデータベースを認証または再認証する必要がある場合は、sdesetup コマンドで update_key 操作を実行します。-l オプションを付けてファイルのパスと名前を指定するか、認証情報を入力することができます。
sdesetup -o update_key -d ORACLE10G -s myserver -l crow/sde/license.ecp -u sde
sdesetup -o update_key -d ORACLE11G -s myserver -l 'arcsdeserver,10,0000a11111b2,CRA4TAZYXMM00TEJH199' -u sde
- ジオデータベースの作成時にジオデータベースを認証するには、sdesetup –o install コマンドを実行するときに、–l オプションで ArcGIS Server Enterprise の認証情報を指定します。認証ファイルのパスと名前を指定するか、認証情報を指定することができます。
7/10/2012