1 台の Linux または UNIX サーバへの複数の ArcSDE サービスのセットアップ
同じサーバに 2 つのジオデータベースがあるときに ArcSDE サービスを使用する場合は、サービス名が一意でポート番号が異なる別々の ArcSDE サービスを、services ファイルに指定する必要があります。
手順:
- dbinit.sde ファイルのコピーを作成して新しい名前を付けます。この名前には、新しい ArcSDE サービスの名前を含める必要があります。たとえば、新しいサービスを sdeservice2 にする場合は、dbinit ファイルに dbinit_sdeservice2.sde という名前を付けます。
- 新しい dbinit ファイルを適切な DBMS コネクション変数(ORACLE_SID)で更新します。
- 2 つ目のジオデータベースに別のジオデータベース格納情報を指定する場合は、giomgr.defs ファイルと dbtune.sde ファイルのコピーを作成し、これらに別の名前を付けます。たとえば、giomgr2.defs や dbtune2.sde などの名前を付けることができます。
- ファイルの新しいコピーの内容を変更し、2 つ目のジオデータベースを構築するためのパラメータと値を指定します。前のステップで示した例では、giomgr2.defs および dbtune2.sde を変更します。
- /etc/services ファイルに、サービス名、ポート番号、ネットワーク プロトコルを追加します。選択したポート番号がまだ使用されていないことを確認します。
- services.sde ファイルを、新しいインスタンス名、ポート番号、ネットワーク プロトコルで更新します。
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sdesetup コマンドを実行して、2 つ目の Oracle データベースにジオデータベースを作成し、ArcGIS Server Enterprise のライセンス ファイルを使用して認証します。
sdesetup –o install –d <ORACLE10G | ORACLE11G> –s <datasource> –l <license_key> –p <DB_admin_password>
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sdemon コマンドを使用して、2 つ目のデータベースの ArcSDE サービスを起動します。
sdemon –o start –i <name_of_second_ArcSDE_service> –p <ArcSDE_admin_password>
7/10/2012