Informix に格納されたジオデータベースのシステム テーブル

ジオデータベースのシステム テーブルは、ジオデータベースの振舞いを強制し、ジオデータベースに関する情報を格納し、ジオデータベースに格納されたデータを追跡します。

View a diagram of the ArcSDE geodatabase system tables.

このファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。

ArcGIS ソフトウェア以外のものを使用して システム テーブルとその内容を変更することはできません。ただし、SQL を使用してシステム テーブルの内容を表示することはできます。

column_registry

column_registry テーブルは、すべての登録された列を管理します。

注意注意:

SQL インタフェースを使用して列の定義を変更しても、column_registry テーブル内のレコードは更新されません。このことが原因で、以降のデータのエクスポートに失敗することがあります。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

database_name

varchar(32)

列を含むテーブルが格納されているデータベースの名前

NOT NULL

table_name

varchar(128)

登録済みの列が含まれているテーブルの名前

NOT NULL

owner

varchar(32)

列の存在するテーブルの所有者(テーブルを作成したユーザ)

NOT NULL

column_name

varchar(32)

登録済みの列の名前

NOT NULL

sde_type

integer

列のデータ タイプのコード。設定可能な値と定義には次のようなものがあります。

  • 1 = SE_INT16_TYPE - 2 バイト整数
  • 2 = SE_INT32_TYPE - 4 バイト整数
  • 3 = SE_FLOAT32_TYPE - 4 バイト浮動小数点
  • 4 = SE_FLOAT64_TYPE - 8 バイト浮動小数点
  • 5 = SE_STRING_TYPE - Null で終わる文字の配列
  • 6 = SE_BLOB_TYPE - 可変長データ
  • 7 = SE_DATE_TYPE - 構造化された時間と日付
  • 8 = SE_SHAPE_TYPE - シェープ ジオメトリ(SE_SHAPE)
  • 9 = SE_RASTER_TYPE - ラスタ
  • 10 = SE_XML_TYPE - XML ドキュメント
  • 11 = SE_INT64_TYPE - 8 バイト整数
  • 12 = SE_UUID_TYPE - ユニバーサル ユニーク識別子
  • 13 = SE_CLOB_TYPE - 文字型の可変長データ
  • 14 = SE_NSTRING_TYPE - Unicode の Null で終わる文字の配列
  • 15 = SE_NCLOB_TYPE - Unicode の CLOB
  • 20 = SE_POINT_TYPE - ポイントのユーザ定義タイプ
  • 21 = SE_CURVE_TYPE - ラインストリングのユーザ定義タイプ
  • 22 = SE_LINESTRING_TYPE - ラインストリングのユーザ定義タイプ
  • 23 = SE_SURFACE_TYPE - ポリゴンのユーザ定義タイプ
  • 24 = SE_POLYGON_TYPE - ポリゴンのユーザ定義タイプ
  • 25 = SE_GEOMETRYCOLLECTION_TYPE - マルチポイントのユーザ定義タイプ
  • 26 = SE_MULTISURFACE_TYPE - ラインストリングのユーザ定義タイプ
  • 27 = SE_MULTICURVE_TYPE - ラインストリングのユーザ定義タイプ
  • 28 = SE_MULTIPOINT_TYPE - マルチポイントのユーザ定義タイプ
  • 29 = SE_MULTILINESTRING_TYPE - マルチラインストリングのユーザ定義タイプ
  • 30 = SE_MULTIPOLYGON_TYPE - マルチポリゴンのユーザ定義タイプ
  • 31 = SE_GEOMETRY_TYPE - ジオメトリのユーザ定義タイプ

NOT NULL

column_size

integer

登録済みの列の値の長さ

decimal_digits

integer

列の値の小数点以下の整数の数

description

varchar(65)

列のタイプの説明

object_flags

integer

次に示すような、列のプロパティを格納します。

  • RowID の有無
  • ArcSDE によって制御される RowID 列
  • NULL の許可
  • Oracle LONG RAW データの格納
  • BLOB データの格納
  • CLOB データの格納
  • ST_Geometry ジオメトリ データの格納
  • バイナリ ジオメトリ データの格納
  • ユーザ定義タイプのジオメトリ データの格納
  • Oracle LOB ジオメトリ データの格納
  • バイナリ ラスタ データの格納
  • ユーザ定義タイプのラスタ データの格納
  • XML データの格納
  • 日付の格納
  • 時刻の格納
  • タイムスタンプの格納
  • Unicode 文字列の格納

NOT NULL

object_id

integer

列がラスタ列である場合は sde.raster_columns テーブルの rastercolumn_id に設定され、列がジオメトリ列である場合は sde.layers テーブルの layer_id に設定される。

compress_log

compress_log テーブルは、ジオデータベースで実行されるすべての圧縮操作を追跡します。

注意注意:

このテーブルは、ジオデータベースを最初に圧縮したときに作成されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

compress_id

serial

圧縮操作の一意な ID

NOT NULL

sde_id

integer

圧縮処理のプロセス ID 番号。process_information テーブルの sde_id 列を参照する。

NOT NULL

server_id

integer

圧縮処理を実行した、または実行している ArcSDE サーバ プロセスのシステム process_id

NOT NULL

direct_connect

varchar(1)

Y(はい)または N(いいえ)で、クライアントがジオデータベースにダイレクト コネクションを使用したかどうかを示す

NOT NULL

compress_start

datetime

圧縮操作の開始された日時

NOT NULL

start_state_count

integer

圧縮開始時に存在しているステートの数

NOT NULL

compress_end

datetime

圧縮操作の完了した日時

end_state_count

integer

圧縮操作後に残存しているステートの数

compress_status

varchar(20)

圧縮操作が正常に実行されたかどうかを示す

dbtune

dbtune テーブルには、フィーチャクラスなどの ArcSDE データ オブジェクトのコンフィグレーション キーワードが格納されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

keyword

varchar(32)

コンフィグレーション キーワード

NOT NULL

parameter

varchar(32)

コンフィグレーション パラメータ

NOT NULL

config_string

character(2048)

コンフィグレーション パラメータの値

gdb_itemrelationships

gdb_itemrelationships テーブルには、gdb_items テーブル内のオブジェクトの関連付け方法に関する情報が格納されます。たとえば、このテーブルではフィーチャ データセットとレプリカが追跡されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

objectid

integer

行の一意な ID

NOT NULL

uuid

character(38)

アイテムの一意な ID

NOT NULL

type

character(38)

gdb_itemrelationshiptypes テーブルの uuid に対応

NOT NULL

originid

character(38)

gdb_items テーブルの uuid に対応

NOT NULL

destid

character(38)

gdb_items テーブルの uuid に対応

NOT NULL

attributes

integer

属性ペアを表すプロパティ セット

properties

integer

アイテム プロパティのビットマスク

gdb_itemrelationshiptypes

gdb_itemrelationshiptypes テーブルは、gdb_items テーブルのオブジェクト間に存在するリレーションシップのタイプに関するデータを保持します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

objectid

integer

行の一意な ID

NOT NULL

uuid

character(38)

アイテムの一意な ID

NOT NULL

name

varchar(226)

リレーションシップ タイプの名前。次の値が含まれます。

  • DatasetInFeatureDataset
  • DatasetInFolder
  • DatasetOfReplicaDataset
  • DatasetsRelatedThrough
  • DomainInDataset
  • FeatureClassInGeometricNetwork
  • FeatureClassInNetworkDataset
  • FeatureClassInParcelFabric
  • FeatureClassInTerrain
  • FeatureClassInTopology
  • FolderInFolder
  • ItemInFolder
  • ReplicaDatasetInReplica
  • RepresentationOfFeatureClass
  • TableInParcelFabric

NOT NULL

forwardlabel

varchar(226)

関連元アイテムの方向からのリレーションシップを記述したラベル

backwardlabel

varchar(226)

関連先アイテムの方向からのリレーションシップを記述したラベル

originitemtypeid

character(38)

gdb_itemtypes テーブルの uuid に対応

NOT NULL

destitemtypeid

character(38)

gdb_itemtypes テーブルの uuid に対応

NOT NULL

iscontainment

smallint

関連元アイテムの存在が関連先オブジェクトの存在を制御するかどうかを示す

gdb_items

アイテムとは ArcGIS システムで使用されるオブジェクトで、インデックスを作成したり検索することができます。テーブル、ドメイン、トポロジ、ネットワークなどが含まれます。gdb_items テーブルは、ジオデータベースに格納されるすべてのアイテムに関する情報を保持します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

objectid

integer

行の一意な ID

NOT NULL

uuid

character(38)

アイテムの一意な ID

NOT NULL

type

character(38)

gdb_itemtypes テーブルの uuid に対応

NOT NULL

name

varchar(226)

アイテムの名前(論理)

physicalname

varchar(226)

アイテムの完全修飾名

path

character(512)

アイテムに対する一意の相対パス

url

varchar(255)

アイテムに関連付けられた URL(カタログ サービスで使用)

properties

integer

アイテム プロパティのビットマスク

defaults

BLOB

シリアライズされたレンダラ、フィーチャクラスのシンボル、テーブルの列幅、色、フォントなど、元になるデータセットから独立したアイテムの情報

datasetsubtype1

integer

テーブルのフィーチャ タイプを示す

フィーチャクラスとラスタ カタログについては、次の値が設定可能です。

  • Null
  • 1 = シンプル フィーチャ
  • 7 = シンプル ジャンクション フィーチャ
  • 8 = シンプル エッジ
  • 10 = コンプレックス エッジ
  • 11 = アノテーション フィーチャ
  • 13 = ディメンション フィーチャ
  • 14 = ラスタ カタログ アイテム

リレーションシップ クラスの場合、リレーションシップ クラスの基数が格納されます。設定可能な値は次のとおりです。

  • 1 = 1:1
  • 2 = 1:M
  • 3 = M:N

トポロジの場合、この列にはトポロジ ID が格納されます。

datasetsubtype2

integer

テーブルのジオメトリ タイプを示す

フィーチャクラスとラスタ カタログについては、次の値が設定可能です。

  • Null
  • 1 = 単一の 0 次元のジオメトリ
  • 2 = ポイントの順序付きのコレクション
  • 3 = パスの順序付きのコレクション
  • 4 = 包含のリレーションシップで順序付けされたリングのコレクション
  • 9 = サーフェス パッチのコレクション

リレーションシップ クラスの場合、この列の値はリレーションシップ クラスに属性が設定されているかどうかを示します。設定可能な値は 0 = 非属性、1 = 属性のいずれかです。

datasetinfo1

varchar(255)

フィーチャクラスの Shape フィールド名を格納

datasetinfo2

varchar(255)

トポロジに属しているフィーチャクラスの情報を格納

definition

integer

アイテムに関する情報を格納

documentation

integer

アイテムのデータ定義(メタデータ)

iteminfo

integer

元になるデータセットから独立したアイテムの情報(シンボルなど)を格納

shape

st_multipolygon

アイテムの空間範囲

gdb_itemtypes

gdb_itemtypes テーブルは、gdb_items テーブル内の各アイテムのオブジェクト タイプに関する情報を格納します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

objectid

integer

行の一意な ID

NOT NULL

uuid

character(38)

アイテムの一意な ID

NOT NULL

parenttypeid

character(38)

この(gdb_itemtypes)テーブルの uuid に対応

NOT NULL

name

varchar(226)

アイテム タイプの名前。次の値が含まれます。

  • AbstractTable
  • カタログ データセット
  • コード値ドメイン
  • データセット
  • ドメイン
  • エクステンション データセット
  • フィーチャクラス
  • フィーチャ データセット
  • フォルダ
  • ジオメトリック ネットワーク
  • 履歴マーカ
  • アイテム
  • モザイク データセット
  • ネットワーク データセット
  • パーセル ファブリック
  • レンジ ドメイン
  • ラスタ カタログ
  • ラスタ データセット
  • リレーションシップ クラス
  • レプリカ
  • レプリカ データセット
  • リプレゼンテーション クラス
  • リソース
  • スケマティック データセット
  • サーベイ データセット
  • テーブル
  • テレイン
  • Tin
  • ツールボックス
  • トポロジ
  • ワークスペース
  • ワークスペース エクステンション

NOT NULL

gdb_replicalog

レプリカのエクスポートまたはインポートが変更されるたびに、操作に関する情報が gdb_replicalog テーブルに格納されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

id

integer

行の一意な ID

NOT NULL

replicaid

integer

gdb_items テーブルの objectid フィールドに対応

NOT NULL

event

integer

インポート(1)とエクスポート(2)のどちらがログ記録されたのかを示します。

NOT NULL

errorcode

integer

イベントに関連付けられたエラー コード。開発者ヘルプを検索して、エラーに関連付けられた説明を取得できます。イベントが正常に終了した場合は、成功のエラー コードが返されます。

NOT NULL

logdate

datetime

イベントの発生した日付。

NOT NULL

sourcebegingen

integer

1 つのイベント内でいくつもの世代のデータ変更がインポートまたはエクスポートされる場合があります。この値は、必要とされる変更の最初の世代の世代番号を示します。たとえば、世代 1 ~ 3 がインポートされた場合、このフィールドの値は 1 になります。

NOT NULL

sourceendgen

integer

1 つのイベント内でいくつもの世代のデータ変更がインポートまたはエクスポートされる場合があります。この値は、必要とされる変更の最後の世代の世代番号を示します。たとえば、世代 1 ~ 3 がインポートされた場合、このフィールドの値は 3 になります。

NOT NULL

targetgen

integer

変更の適用される世代。この値を使用して、変更がターゲット レプリカ内の適切なバージョンに適用されるようにします。

NOT NULL

gdb_tables_last_modified

gdb_tables_last_modified テーブルは、クライアント アプリケーションにジオデータベース システム テーブルがキャッシュされた際の整合チェックに使用します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

table_name

varchar(160)

変更された ジオデータベース システム テーブルの名前。

NOT NULL

last_modified_count

integer

システム テーブルの変更回数が保存されます。変更のたびに増分される。

NOT NULL

geometry_columns

geometry_columns テーブルには、OpenGIS SQL Specification に準拠するデータベースの Geometry タイプの列ごとに行が 1 つ格納されます。ArcSDE は、これを書き込み専用のテーブルとして扱います。ArcSDE がこのテーブルにアクセスするのは、OpenGIS SQL データ形式を使用するレイヤが追加または削除された場合だけです。このテーブルは、OpenGIS SQL 仕様に基づいて定義され、ArcSDE で管理されないジオメトリ列を使用する他のアプリケーションによって更新される場合があります。OpenGIS に準拠する形式で新しい Geometry 列が作成されると、完全修飾名のテーブル、列名、空間参照 ID(srid)が geometry_columns テーブルに追加されます。

各 Geometry 列には空間参照系が関連付けられます。ArcSDE は、各空間参照系に関する情報を spatial_references テーブルに格納します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

f_table_catalog

varchar(32)

ジオメトリ列のテーブルが格納されているデータベース

NOT NULL

f_table_schema

varchar(32)

ジオメトリ列のテーブルの所有者

NOT NULL

f_table_name

varchar(128)

ジオメトリ列のテーブル名

NOT NULL

f_geometry_column

varchar(128)

ジオメトリ列の名前

NOT NULL

storage_type

integer

ArcSDE では使用されない OGC 必須フィールド

geometry_type

integer

ジオメトリ タイプ コード。ArcSDE はこのフィールドに次のいずれかの値を挿入する。

  • 0 = ST_GEOMETRY
  • 1 = ST_POINT
  • 3 = ST_LINESTRING
  • 5 = ST_POLYGON
  • 7 = ST_MULTIPOINT
  • 9 = ST_MULTILINESTRING
  • 11 = ST_MULTIPOLYGON

NOT NULL

coord_dimension

integer

座標の次元のコード:

  • 0 = point
  • 1 = リニア
  • 2 = 面積

srid

integer

ジオメトリの空間参照系。spatial_references テーブルの srid 列の外部キー。

NOT NULL

layer_locks

layer_locks テーブルは、フィーチャクラスのロックを維持します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

sde_id

integer

レイヤをロックしているプロセスのプロセス ID 番号。process_information テーブルの sde_id 列の外部キー。

NOT NULL

layer_id

integer

layers テーブルの layer_id フィールドに対応

NOT NULL

autolock

character(1)

レイヤ ロックが内部で設定されている場合は 1、レイヤ ロックがアプリケーションによって設定されている場合は 0 に設定する。

NOT NULL

lock_type

character(1)

レイヤ ロックのタイプは次のいずれかになります。

  • 0 = レイヤ全体の読み取りロック
  • 1 = レイヤ全体の書き込みロック
  • 2 = レイヤ内の特定エリアの読み取りロック
  • 3 = レイヤ内の特定エリアの書き込みロック
  • 4 = レイヤの自動ロック

NOT NULL

minx

integer

エリア ロック時にロックされるエリア内のフィーチャを定義するために使用されるバウンディング ボックスの X 座標の最小値

miny

integer

エリア ロック時にロックされるエリア内のフィーチャを定義するために使用されるバウンディング ボックスの Y 座標の最小値

maxx

integer

エリア ロック時にロックされるエリア内のフィーチャを定義するために使用されるバウンディング ボックスの X 座標の最大値

maxy

integer

エリア ロック時にロックされるエリア内のフィーチャを定義するために使用されるバウンディング ボックスの Y 座標の最大値

レイヤ

layers テーブルは、データベース内の各フィーチャクラスに関するデータを管理します。この情報は、空間インデックスの構築と管理、適切なシェープ タイプの保障、データの整合性の維持、座標データの空間参照の格納を行うために役立ちます。

このテーブルには、データベース内の各空間列の行が格納されます。アプリケーションはレイヤ プロパティを使用して、使用可能な空間データ ソースを見つけます。ArcSDE はレイヤ プロパティを使用して、空間列の内容を制限して整合チェックし、ジオメトリ値のインデックスを作成し、関連付けられる DBMS テーブルを適切に作成して管理します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

layer_id

integer

レイヤの一意な ID

NOT NULL

description

varchar(65)

レイヤのユーザ定義の説明

databasename

varchar(32)

レイヤが格納されているデータベースの名前

owner

varchar(32)

レイヤを作成したユーザ

NOT NULL

table_name

varchar(128)

レイヤのビジネス テーブルの名前

NOT NULL

spatial_column

varchar(128)

レイヤの空間列の名前

NOT NULL

eflags

integer

次のレイヤ プロパティを格納します。

  • 単精度または倍精度の座標値の格納
  • 3D 座標の格納
  • メジャー値の格納
  • 自動ロックの有効または無効
  • load-only I/O モードまたは通常の I/O モードのどちらであるか
  • アノテーションの格納
  • CAD データの格納
  • 別のレイヤのビューである
  • 空間インデックスを持たない
  • レイヤ データが格納される DBMS データ タイプ
  • レイヤに指定できる sde タイプ(ポイント、ラインストリング、ポリゴンなど)

NOT NULL

layer_mask

integer

レイヤに関する追加の内部プロパティを格納

NOT NULL

minx

float

レイヤの X 座標の最小値

NOT NULL

miny

float

レイヤの Y 座標の最小値

NOT NULL

maxx

float

レイヤの X 座標の最大値

NOT NULL

maxy

float

レイヤの Y 座標の最大値

NOT NULL

minz

float

レイヤの Z 座標の最小値

maxz

float

レイヤの Z 座標の最大値

minm

float

レイヤの M 座標の最小値

maxm

float

レイヤの M 座標の最大値

cdate

integer

レイヤの作成日付

NOT NULL

layer_config

varchar(32)

レイヤの作成時に指定されたコンフィグレーション キーワード

optimal_array_size

integer

ジオメトリ アレイのバッファ サイズ

stats_date

integer

レイヤに対して統計情報が最後に計算された日付

minimum_id

integer

バイナリ レイヤのフィーチャ ID の最小値

srid

integer

空間参照 ID 番号。spatial_references テーブルの srid 値に対応。

NOT NULL

secondary_srid

integer

現在は未使用

base_layer_id

integer

実際はビューであるレイヤの、ベース レイヤの layer_id 値を格納

NOT NULL

lineages_modified

lineages_modified テーブルには、ステート系統 ID とその最新の変更タイム スタンプが含まれています。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

lineage_name

int8

states_lineages テーブルの lineage_name フィールドに対応

NOT NULL

time_last_modified

datetime

系統が最後に変更された日時

NOT NULL

locators

locators テーブルは、ロケータ オブジェクトに関する情報を格納します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

locator_id

integer

ロケータの一意な ID

NOT NULL

name

varchar(32)

ロケータの名前

NOT NULL

owner

varchar(32)

ロケータを所有するユーザの名前

NOT NULL

category

varchar(32)

ロケータのカテゴリ(住所ロケータにはアドレスのカテゴリ値が割り当てられる)

NOT NULL

type

integer

ロケータのタイプ。各値は次の内容を表しています。

  • 0 - ロケータのスタイルを定義
  • 1 - ロケータを定義
  • 2 - アタッチされたロケータを定義(つまり、ジオコーディングされたフィーチャクラスにアタッチされたロケータと、ジオコーディングされたフィーチャクラスの作成に使用されたロケータのコピーとジオコーディング オプションからなるロケータ)

NOT NULL

description

varchar(64)

ロケータの説明

NOT NULL

メタデータ

ロケータを DBMS のジオデータベースに追加すると、ロケータのプロパティごとに metadata テーブルに行が追加されます。layer_stats テーブルの各行は、ロケータのプロパティを 1 つ定義します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

record_id

integer

レコードの一意な ID

NOT NULL

object_name

varchar(160)

プロパティが属しているロケータの名前。locators テーブルの name 列への外部キー。

NOT NULL

object_database

varchar(32)

ロケータが格納されているデータベースの名前

object_owner

varchar(32)

レコードを所有するユーザの名前

NOT NULL

object_type

integer

ロケータ プロパティの値は常に 2

NOT NULL

class_name

varchar(32)

ロケータ プロパティの値は常に SDE_internal

property

varchar(32)

ロケータ プロパティの名前

prop_value

varchar(255)

ロケータ プロパティの値

description

varchar(65)

ロケータ プロパティには使用されない

creation_date

datetime

ロケータ プロパティの作成日時

NOT NULL

mvtables_modified

mvtables_modified テーブルは、各データベースのステートで変更されたすべてのテーブルのリストを維持します。この情報によって、データベースのバージョンまたはステート間で競合が発生していないかすばやく判別することができます。

mvtables_modified テーブルは、ステートについて変更されたすべてのテーブルのレコードを維持します。この情報によってアプリケーションは、データベース内のバージョンおよびステート間で発生する可能性のある競合をリコンサイルするときに、変更内容を確認する必要のあるテーブルを決定できます。

フィーチャクラスまたはテーブルをステート内で変更すると、常に mvtables_modified テーブルに新しいエントリが作成されます。2 つのバージョンをリコンサイルする場合、プロセスの最初のステップでは、これら 2 つのバージョンが参照するステートを特定します。これは、現在の編集バージョンのステートとターゲット バージョンのステートです。これらのステートから、これら 2 つのバージョンのステート系統をたどって追跡することで、共通の上位ステートが特定されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

state_id

int8

このテーブルが変更されたステートの ID。states テーブルの外部キー。

NOT NULL

registration_id

integer

ステートで変更されたテーブルの登録 ID。table_registry テーブルに対応。

NOT NULL

object_locks

object_locks テーブルは、ジオデータベース オブジェクトのロックを維持します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

sde_id

integer

ジオデータベース オブジェクトをロックしているプロセスのプロセス ID 番号。process_information テーブルの sde_id 列を参照する。

NOT NULL

object_id

integer

影響を受けるデータセットの ID。

NOT NULL

object_type

integer

オブジェクト ロックのタイプ。たとえば、内部アプリケーションによって使用される version、state_tree ロック。

NOT NULL

application_id

integer

アプリケーションの一意な ID。

NOT NULL

autolock

character(1)

レイヤ ロックが内部で設定されている場合は 1、レイヤ ロックがアプリケーションによって設定されている場合は 0 に設定する。

NOT NULL

lock_type

character(1)

オブジェクト ロックのタイプ。S = 共有、E = 排他

NOT NULL

process_information

process_information テーブルは、セッションがアクティブだったときの読み取りレコード数や書き込みレコード数など、ArcSDE セッションの統計情報を収集します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

sde_id

integer

プロセスの識別番号

NOT NULL

spid

integer

gsrvr プロセス ID

NOT NULL

server_id

integer

サーバ プロセスのオペレーティング システム プロセス ID

NOT NULL

start_time

datetime

プロセスの開始日時

NOT NULL

rcount

integer

読み取りの処理回数

NOT NULL

wcount

integer

書き込みの処理回数

NOT NULL

opcount

integer

プロセスの実行操作回数

NOT NULL

numlocks

integer

プロセス現在開いているロックの数

NOT NULL

fb_partial

integer

プロセスに付属している部分フィーチャの総数

NOT NULL

fb_count

integer

プロセスによって読み込まれたバッファの総数

NOT NULL

fb_fcount

integer

プロセスによってバッファリングされたフィーチャの総数

NOT NULL

fb_kbytes

integer

プロセスによってバッファリングされた合計キロバイト数

NOT NULL

owner

varchar(30)

接続ユーザの名前

NOT NULL

direct_connect

varchar(1)

プロセスがダイレクト コネクションによって作成されたかどうかを示す。T(true)、F(false)

NOT NULL

sysname

varchar(32)

クライアント コンピュータが実行しているオペレーティング システム

NOT NULL

nodename

varchar(255)

接続されているクライアント コンピュータ名

NOT NULL

xdr_needed

varchar(1)

クライアントが XDR を使用して gsrvr と通信しているかどうかを記録する。T(true)、F(false)

NOT NULL

raster_columns

raster_columns テーブルには、データベースに格納されたラスタ列のリストが含まれます。

このテーブルは、バンド テーブル、ブロック テーブル、補助テーブル内のラスタ データを参照します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

rastercolumn_id

integer

ラスタ列テーブルの主キー

NOT NULL

description

varchar(65)

ラスタ テーブルのユーザ定義の説明

database_name

varchar(32)

ラスタが格納されているデータベースの名前

NOT NULL

owner

varchar(32)

ラスタ列のビジネス テーブルの所有者

NOT NULL

table_name

varchar(128)

ビジネス テーブル名

NOT NULL

raster_column

varchar(128)

ラスタ列名

NOT NULL

cdate

integer

ラスタ列がビジネス テーブルに追加された日付

NOT NULL

config_keyword

varchar(32)

ラスタが作成されたときの DBTUNE コンフィグレーション キーワードで、ラスタのテーブルとインデックスをデータベースに格納する方法を決定

minimum_id

integer

ラスタの作成時に定義され、ラスタ テーブルの raster_id 列の値を確立

base_rastercolumn_id

integer

ラスタ列がテーブルではなくビューの一部であるときの、ビューのベース テーブルの rastercolumn_id

NOT NULL

rastercolumn_mask

integer

ジオデータベース ラスタの場合 256 に設定

NOT NULL

srid

integer

空間参照 ID 番号。spatial_references テーブルの srid に対する外部キー。

sde_archives

sde_archives テーブルには、ジオデータベースの履歴のメタデータが格納されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

archiving_regid

integer

ビジネス テーブルの登録 ID

NOT NULL

history_regid

integer

アーカイブ テーブルの登録 ID

NOT NULL

from_date

varchar(32)

開始日付フィールドの名前

NOT NULL

to_date

varchar(32)

終了日付フィールドの名前

NOT NULL

archive_date

datetime

アーカイブの作成日付

NOT NULL

archive_flags

int8

現時点では未使用

NOT NULL

sde_layer_stats

layer_stats テーブルは、バージョン対応とバージョン非対応の両方のフィーチャクラスの統計情報を管理します。これらの統計情報は、ジオデータベースの統計情報を更新したときに生成されます。特定のジオプロセシング ツールが統計情報を使用して、タイル化処理を使用するかどうか評価します。

layer_stats テーブルは、レイヤ ID により layers テーブルに関連付けられます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

layer_id

integer

レイヤの一意な ID

NOT NULL

minx

float

統計情報の更新されたエリアの X 座標の最小値

NOT NULL

miny

float

レイヤの Y 座標の最小値

NOT NULL

maxx

float

レイヤの X 座標の最大値

NOT NULL

maxy

float

レイヤの Y 座標の最大値

NOT NULL

minz

float

レイヤの Z 座標の最小値

minm

float

レイヤの Z 座標の最小値

maxz

float

レイヤの Z 座標の最大値

maxm

float

レイヤの M 座標の最大値

total_features

integer

フィーチャクラス内のフィーチャの総数

NOT NULL

total_points

integer

フィーチャクラス内のポイント(頂点)の総数

NOT NULL

version_id

integer

ジオデータベース バージョンの一意の ID

last_analyzed

datetime year to second

フィーチャクラスが解析され統計情報が更新された最終日時

NOT NULL

sde_sde_logfile_pool

sde_sde_logfile_pool テーブルは、使用するログ ファイルの種類に関係なく、ジオデータベースの作成時に作成されます。ログ ファイル テーブルの詳細については、「Informix に格納されたジオデータベースのログ ファイル テーブル」をご参照ください。

sde_xml_columns

ビジネス テーブルに ArcSDE XML 列を追加すると、XML_COLUMN テーブルに行が 1 つ追加されます。このテーブルは各 ArcSDE ジオデータベースに 1 つ存在します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

column_id

serial

XML 列の ID で、XML 列の作成時に ArcSDE によって割り当てられます。

NOT NULL

registration_id

integer

XML 列が含まれているビジネス テーブルの ID。table_registry テーブルの id 列に対応。

NOT NULL

column_name

varchar(32)

ビジネス テーブルの XML 列の名前。

NOT NULL

index_id

integer

XML 列が存在する場合は、関連付けられている XPath インデックスの ID。sde_XML インテックス テーブルへの外部キー。

minimum_id

integer

個々の XML ドキュメントを識別するためにビジネス テーブルの XML 列で使用される初期値の値

config_keyword

varchar(32)

XML ドキュメント、XML XPath インデックス テーブル、そのテーブルで作成されるテキスト インデックスがデータベースで定義される方法を決定するパラメータを含む DBTUNE コンフィグレーション キーワード。

xflags

integer

XML ドキュメント テーブルの元のドキュメントが圧縮されているかどうかを示す値。デフォルトでは、ドキュメントは圧縮されます(圧縮されたドキュメントのほうがパフォーマンスが向上します)。

sde_xml_index_tags

ArcSDE XML ドキュメントには必要に応じて XPath インデックスが含まれます。このインデックスにより、ユーザが各ドキュメントで特定の XML エレメントまたは属性の内容を検索できるようになります。エレメントや属性が各 XPath インデックスに含まれるかどうかの定義は、このテーブルに記録されます。

このテーブルは各 ArcSDE ジオデータベースに 1 つ存在します。このテーブルには、ArcSDE XML 列の XPath インデックスに関連付けられた XPath ごとに行が 1 つ含まれます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

index_id

serial

ArcSDE XML 列が存在する場合は、関連付けられている XPath インデックスの ID。sde_XML インテックス テーブルへの外部キー。

NOT NULL

tag_id

integer

XPath(タグ)の ID

NOT NULL

tag_name

varchar(896)

XML ドキュメントに存在する XML エレメントまたは属性を識別する絶対 XPath

/metadata/mdDateSt は XML エレメントを識別し、/metadata/dataIdInfo/tpCat/TopicCatCd/@value は XML 属性を識別します。

これらの XPath には、XML エレメントまたは属性のグループを参照するアスタリスク(*)が含まれていてはなりません。各エレメントまたは属性は、このテーブルに指定された XPath に基づいて正確に照合されます。

NOT NULL

data_type

integer

XML エレメントまたは属性が文字列または数値としてインデックス付けされるかどうかを示す値。

  • 1 = タグの内容がテキストとしてインデックス付けされます。
  • 2 = 内容が数値としてインデックス付けされます。

NOT NULL

tag_alias

integer

XPath を識別するために使用されるコード。

たとえば、Z39.50 通信プロトコルは数値コードを使用して検索可能なコンテンツを示します。この列は ArcIMS Z39.50 Connector によって使用されません。

description

varchar(64)

XML エレメントまたは属性に含まれるべき内容を示すテキスト

is_excluded

integer

XML エレメントが XPath インデックスに含まれるかどうかを示す値:

  • 0 = 含まれます。
  • 1 = 含まれません。

NOT NULL

sde_xml_indexes

このテーブルは各 ArcSDE ジオデータベースに 1 つ存在します。このテーブルには、XPath インデックスが付いている ArcSDE XML 列ごとに行が 1 つ含まれます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

index_id

integer

XPath インデックスの ID。

NOT NULL

index_name

varchar(32)

XPath インデックスの名前

ArcIMS メタデータ サービスに関連する XPath インデックスの場合、名前は ims_xml# になります。シャープ記号(#)はメタデータ サービスのビジネス テーブルの XML 列の ID です。

NOT NULL

owner

varchar(32)

XML 列を所有しているデータベース ユーザ

ArcIMS メタデータ サービスの場合は、サービスの ArcXML 構成ファイルで指定されたユーザです。

NOT NULL

index_type

integer

XPath インデックスのタイプを示す値

  • 1 = SE_XML_INDEX_TEMPLATE インデックス タイプ
  • 2 = SE_XML_INDEX_DEFINITION インデックス タイプ

NOT NULL

description

varchar(64)

XPath インデックスを説明するテキスト

インデックスの作成にインデックス定義ファイルが使用された場合、インデックスの説明がファイルの先頭に指定されていることがあります。

server_config

server_config テーブルには、ArcSDE サーバ コンフィグレーション パラメータが格納されます。これらのパラメータは、ArcSDE ソフトウェアによるメモリの使用方法を定義します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

prop_name

varchar(32)

初期化パラメータの名前

NOT NULL

char_prop_value

char(512)

初期化パラメータの文字値

num_prop_value

integer

初期化パラメータの整数値

spatial_references

spatial_references テーブルには、座標系と浮動小数点数から整数への変換値が含まれます。内部関数は、空間参照系のパラメータを使用して、ジオメトリの浮動小数座標をそれぞれ 64 ビットの正の整数に変換およびスケーリングしてから格納します。座標値は、取得する際に元の外部浮動小数形式に戻されます。

geometry_columns テーブルの各ジオメトリ列には、spatial_references テーブルに格納されている空間参照系が関連付けられます。このテーブルの列は、OpenGIS SQL Specification によって定義されているものであり(srid、srtext、auth_name、auth_srid)、ArcSDE の内部座標変換に必要となります。空間参照系は、ジオメトリの座標系を識別し、ジオメトリの数値の座標値に意味を与えます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

srid

integer

空間参照 ID。

NOT NULL

description

varchar(64)

空間参照系のテキストによる説明

auth_name

varchar(256)

この参照系を認可している標準または標準化団体の名前。たとえば POSC は auth_name の有効な値。

auth_srid

integer

auth_name に指定された団体によって定義されている空間参照系の ID。

falsex

float

地表座標から内部システム座標への変換時に使用される X オフセット

NOT NULL

falsey

float

地表座標から内部システム座標への変換時に使用される Y オフセット

NOT NULL

xyunits

float

地表座標から内部システム座標への変換時に適用される縮尺係数

NOT NULL

falsez

float

Z 値から内部システム座標への変換時に使用する Z オフセット

NOT NULL

zunits

float

Z 値から内部システム座標への変換時に使用する縮尺係数

NOT NULL

falsem

float

メジャー値から内部システム座標への変換時に使用するメジャー オフセット

NOT NULL

munits

float

メジャー値から内部システム座標への変換時に使用する縮尺係数

NOT NULL

srtext

character(2048)

ArcGIS インタフェースに表示される空間参照の名前と記述子

NOT NULL

object_flags

integer

精度を含むオブジェクトの属性を格納する。

NOT NULL

xycluster_tol

float

トポロジ処理での XY 座標のクラスタ許容値

zcluster_tol

float

トポロジ処理のための Z 座標のクラスタ許容値。

mcluster_tol

float

トポロジ処理でのメジャー値のクラスタ許容値

state_lineages

state_lineages テーブルには、各ステートの系統が格納されます。バージョンごとに新しい系統名が作成されます。ステートが追加されるたびに、系統名とステート ID が追加されます。新しいバージョンのステートが追加されると、親ステートの上位ステート系統がこの系統名で追加されます。

バージョンの正しいビューを返すために、ステート系統が検索され、そのバージョンに対して行われた各変更を記録したすべてのステートが識別されます。このステートのリストから、バージョンを正しく表しているテーブル行を特定できます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

lineage_name

int8

ステートを説明する名前

NOT NULL

lineage_id

int8

個々のステートの一意の ID

NOT NULL

state_locks

state_locks テーブルは、バージョン ステート ロックを維持します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

sde_id

integer

ステートをロックしているプロセスのプロセス ID 番号。process_information テーブルの sde_id 列を参照する。

NOT NULL

state_id

int8

ロックされるステートの ID。

NOT NULL

autolock

character(1)

レイヤ ロックが内部設定されている場合は 1、レイヤ ロックがアプリケーションによって設定されている場合は 0 に設定する。

NOT NULL

lock_type

character(1)

ステート ロックのタイプ。設定可能なタイプは次のとおりです。

  • 0 = ステート ツリー全体の共有ロック
  • 1 = ステート ツリー全体の排他ロック
  • 2 = 1 つのステートの共有ロック
  • 3 = 1 つのステートの排他ロック
  • 4 = 共有自動ロック
  • 5 = 排他自動ロック

NOT NULL

states

states テーブルには、ステートのメタデータが含まれます。これは、時間の経過の中で作成されたステート、ステートの作成時間、閉じられた時間、親、各ステートの所有者を表しています。

ステートが作成されると、ステート ID が割り当てられ、このテーブルにレコードが追加されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

state_id

int8

ArcSDE によって割り当てられた、このステートの一意の ID

NOT NULL

owner

varchar(32)

このステートを作成したユーザ

NOT NULL

creation_time

datetime

このステートの作成日時

NOT NULL

closing_time

datetime

このステートが閉じられた日時

parent_state_id

int8

親ステートの state_id

NOT NULL

lineage_name

int8

state_lineages テーブルに格納されたステートの系統を参照する。

NOT NULL

table_locks

table_locks テーブルは、ArcSDE の登録済みテーブルのロックを維持します。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

sde_id

integer

テーブルをロックしているプロセスのプロセス ID 番号。process_information テーブルの sde_id 列を参照する。

NOT NULL

registration_id

integer

table_registry テーブルの registration_id フィールドに対応

NOT NULL

lock_type

character(1)

テーブル ロックのタイプ。

  • S = 共有
  • E = 排他

NOT NULL

table_registry

table_registry テーブルは、すべての登録済みテーブルを管理します。この値には、ID、テーブル名、所有者、説明が含まれます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

registration_id

integer

テーブルの登録に対する一意の ID。

NOT NULL

database_name

varchar(32)

テーブルが格納されているデータベースの名前。

NOT NULL

owner

varchar(32)

テーブルを作成したユーザ。

NOT NULL

table_name

varchar(128)

テーブルの名前。

NOT NULL

rowid_column

varchar(32)

テーブルの ObjectID 列の名前。

description

varchar(65)

テーブルのユーザ定義のテキスト説明。

object_flags

integer

次に示すような、テーブルの登録プロパティを格納します。

  • テーブルに登録された RowID がある。
  • ArcSDE が RowID を制御する。
  • テーブルにジオメトリ列がある。
  • テーブルがマルチバージョン対応のビューである。
  • テーブルで行をロックできる。
  • テーブルにラスタ列がある。
  • テーブルが別のテーブルのビューである。
  • テーブルにジオコーディング ロケータ列がある。
  • データ定義言語の操作が制限されている。
  • データ操作言語の操作が制限されている。
  • テーブルが非表示である。
  • テーブルに単一の row ID が含まれている。
  • テーブルに XML 列がある。
  • テーブルに double 型の座標値を格納するレイヤがある。
  • 編集可能なバージョン対応テーブルであることを示す。
  • ベース保存(ベーステーブル移行オプション)テーブルである。
  • テーブルに信頼できるシェープがある。
  • 履歴管理テーブルである。
  • テーブルが load-only IO モードである。
  • 履歴テーブルである。

NOT NULL

registration_date

integer

テーブルを ArcSDE に登録した日付。

NOT NULL

config_keyword

varchar(32)

テーブルを ArcSDE に登録したときに指定されたコンフィグレーション キーワード。データベース内のテーブルとそのインデックスの格納を決定する。

minimum_id

integer

テーブルの row_id の最小値。

imv_view_name

varchar(32)

指定されたテーブルのマルチバージョン対応ビューの名前。

tables_modified

tables_modified テーブルは、システム テーブルに変更が行われた日時を記録します。この情報を使用して、変更されていないテーブルの不要な読み取りをなくします。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

table_name

varchar(32)

変更された ArcSDE システム テーブルの名前。

NOT NULL

time_last_modified

datetime year to second

テーブルが変更された日時

NOT NULL

version

version テーブルは、データベースが操作に使用することが想定される ArcSDE のバージョンに関する情報を維持します。このテーブルには、ArcSDE の最新でインストールされたバージョンの固有のリリース ID が含まれています。

version テーブルとその他の ArcSDE システム テーブルは、新しいバージョンの ArcSDE がインストールされた後で更新されます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

major

integer

メジャー リリースの番号。たとえば、ArcSDE 9.3 のメジャー リリース番号は 9。

NOT NULL

minor

integer

マイナー リリースのバージョンを示す番号。たとえば、ArcSDE 9.3 のマイナー リリース番号は 3。

NOT NULL

bugfix

integer

インストールされたパッチまたはサービス パックの番号。

NOT NULL

description

varchar(96)

ArcSDE インストールのシステム定義の説明。

NOT NULL

release

integer

完全なリリース番号(例: 92009)

NOT NULL

sdesvr_rel_low

integer

このインスタンスで実行が許可されているサーバの最も低いリリース番号を示す

NOT NULL

versions

versions テーブルには、バージョン対応のジオデータベースに関する情報が含まれています。

各バージョンは、名前、所有者、説明、関連付けられているデータベース ステートによって識別されます。このテーブルでは、データベースに含まれるさまざまなバージョンを定義し、ユーザに提示可能なバージョンのリストを提供します。これらのバージョンを使用して、アプリケーションが特定のデータベース ステートにアクセスします。バージョン名と ID は一意です。

versions テーブルが最初に ArcSDE によって作成されるときに、デフォルトのバージョンがテーブルに挿入されます。このデフォルト バージョンは DEFAULT という名前で、ArcSDE 管理者が所有し、PUBLIC アクセスが許可されています。state_id は 0 に初期設定され、説明の文字列は「Instance Default Version」と読み取れます。デフォルト バージョンには PUBLIC アクセスが許可されているので、ユーザはデフォルトのステートを変更できます。

フィールド名

フィールド タイプ

説明

NULL?

name

varchar(64)

バージョンの一意の名前

NOT NULL

owner

varchar(32)

バージョンの所有者

NOT NULL

version_id

integer

バージョンの一意な ID

NOT NULL

status

integer

バージョンがパブリックで使用できるのか、所有者によるプライベート アクセスなのかを指定する

NOT NULL

state_id

int8

このバージョンが指すデータベース ステートの ID

NOT NULL

description

varchar(65)

バージョンのテキスト説明(オプション)

parent_name

varchar(64)

このバージョンの親の名前

parent_owner

varchar(32)

親バージョンの所有者の名前

parent_version_id

integer

このバージョンの親のバージョンの ID

creation_time

datetime

このバージョンの作成日時

NOT NULL


7/10/2012