Informix のビュー

ビューを作成すると、データを要求したときに検索されるテーブルおよび列の数が制限されるのでクエリの応答時間が改善されます。クライアント アプリケーションでフィーチャクラスまたは非空間テーブルとして認識されるビューを作成できます。ArcSDE ビューは単一のテーブルまたはフィーチャクラスを参照でき、複数のテーブルからデータを結合するビューも作成できます。

必要な権限を持つユーザは、SQL または ArcSDE の sdetable コマンドを使用してビューを作成できます。また、特定の要件を満たす場合、ビューを使用してデータを編集することもできます。ビューの作成または編集に必要な権限については、IBM Informix Dynamic Server インフォメーション センターで各リリースの情報をご参照ください。

Informix データベースでは、ビューの定義は sysviews カタログ テーブルに格納されます。

sysviews システム カタログ テーブルへのビュー情報の格納

SQL または sdetable コマンドを使用して Informix データベースにビューを作成すると、ビューは sysviews システム カタログ テーブル内に定義されます。そのため、sysviews システム カタログ テーブルをクエリすると、データベース内の各ビューの定義を検索できます。

sysviews システム カタログ テーブルには、次の列があります。

名前

タイプ

説明

tabid

integer

ビューの ID

seqno

smallint

ビューを作成する SELECT ステートメントの行番号

viewtext

char(64)

ビューの作成に使用されるステートメント

Informix ビューのカタログ テーブル

最初に systables システム カタログ テーブルをクエリして、目的のビューの tabid を検索できます。systables システム カタログ テーブルには、すべてのデータベース オブジェクトのレコードが格納されています。しかし、次の例のように、ビューだけが返されるようにクエリできます。

SELECT * 
FROM informix.systables 
WHERE tabtype = 'V';

定義を表示したいビューを検索する場合、sysviews テーブルをクエリします。

SELECT * 
FROM informix.sysviews 
WHERE tabid = <view_id>;

7/10/2012