住所ロケータの再構築(Rebuild Address Locator) (ジオコーディング)
サマリ
住所ロケータを再構築して、ロケータを最新の参照データで更新します。住所ロケータは作成されたときの参照データのスナップショットを保持しているため、参照データのジオメトリおよび属性が変更されると更新されたデータに対して住所をジオコーディングできなくなります。参照データの最新バージョンに対して住所をジオコーディングするには、ロケータの変更を更新したい場合、住所ロケータを再構築する必要があります。
使用法
-
このツールを使用するためには、住所ロケータへの書き込み権限を持っている必要があります。
-
住所ロケータを再構築するためには、すべての参照先のフィーチャクラスおよびテーブルが存在する必要があります。最後にロケータを作成したときから参照データを別の場所に移動してしまった場合、ロケータの再構築は失敗します。ArcGIS Desktop で参照データの位置を更新することにより、住所ロケータを修復することができます。また代わりに、[住所ロケータの作成(Create Address Locator)] ツールを使用して住所ロケータを再作成することもできます。
-
バージョン対応のジオデータベースに基づく住所ロケータは、ロケータが作成されたときと同じバージョンで再構築されます。
-
コンポジット住所ロケータはこのツールでは再構築できません。コンポジット ロケータを管理する最もよい方法は、ジオプロセシング モデルで [コンポジット住所ロケータの作成(Create Composite Address Locator)] ツールを使用してコンポジット ロケータを作成することです。ModelBuilder では、[住所ロケータの作成(Create Address Locator)] ツールと連結してこのツールの出力をコンポジット ロケータへの入力として使用することも可能で、コンポジット住所ロケータの作成または更新の処理全体を管理することができます。
ArcGIS 9.2 より前に作成された住所ロケータは再構築できません。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_address_locator |
再構築する住所ロケータ。 | Address Locator |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトで、RebuildAddressLocator(住所ロケータの再構築)関数をイミディエイト モードで使用する方法を示します。
# Import system modules import arcpy from arcpy import env env.workspace = "C:/ArcTutor/Geocoding/atlanta.gdb" # Set local variables: address_locator = "Atlanta_AddressLocator" arcpy.RebuildAddressLocator_geocoding(address_locator)