住所ロケータの設定の変更
住所ロケータを作成した後は、ロケータの設定を変更することができます。住所ロケータで変更可能なコンポーネントやマッチング オプションの詳細については、「住所ロケータ コンポーネントの定義」をご参照ください。
手順:
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変更する住所ロケータを右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[住所ロケータのプロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
住所ロケータをダブルクリックして、このダイアログ ボックスを開くこともできます。
- 作成したロケータに関する詳細な情報を入力する場合は、[説明] テキスト ボックスに新しい説明を入力します。
- ロケータで参照データへのパスを相対パスとして指定する場合は、[相対パスで保存] の横にあるチェックボックスをオンにしてください。このチェックボックスをオフにすると、ロケータは絶対パスで格納されます。
住所ロケータに相対パス名を格納すると、参照フィーチャクラス、テーブル、住所ロケータなどを含むワークスペース全体を別のワークスペースへコピーする場合に便利です。住所ロケータを再構築するときは、参照データへのパス名を正しく設定することが必要不可欠です。
- デフォルトの入力住所フィールド名を追加する手順
- [住所フィールドの入力] セクションの下にある [フィールドに含まれる値:] ボックスで入力住所フィールドを選択し、[追加] をクリックします。このフィールドが、住所のテーブルで検索するために指定する名前のフィールドになります。
[認識するフィールド名] ダイアログ ボックスが開きます。
- [認識するフィールド名] ダイアログ ボックスで、[フィールド名] テキスト ボックスに名前を入力します。この名前が、住所のテーブルで検索するフィールドの名前になります。[OK] をクリックします。
新しいフィールド名が、[認識される名前:] ボックスに追加されます。
- [OK] をクリックします。
注意:住所ロケータは住所テーブルの検索によって、フィールド名を [認識される名前:] ボックスに一覧表示される順に探します。デフォルトのフィールド名の順序を変更するには、一覧でフィールド名をクリックし、[上矢印] ボタン または [下矢印] ボタン を使用して、そのフィールド名を一覧内で上下に移動させることができます。
- [住所フィールドの入力] セクションの下にある [フィールドに含まれる値:] ボックスで入力住所フィールドを選択し、[追加] をクリックします。このフィールドが、住所のテーブルで検索するために指定する名前のフィールドになります。
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住所ロケータが使用する地名エイリアス テーブルを指定するか変更する手順
- [場所名のエイリアス テーブル] ボタンをクリックして、[場所名のエイリアス(Place Name Alias)] ダイアログ ボックスを開きます。
- [エイリアス テーブル] ドロップダウン メニューの横にある参照ボタン をクリックします。
- エイリアス名データに使用したいテーブルを選択し、[追加] をクリックします。
- [エイリアス フィールド] ドロップダウン メニューをクリックし、場所またはエイリアス名と一致するフィールドをクリックします。
- 必要に応じて [住所フィールド] を変更し、OK をクリックして、[エイリアス テーブル] ダイアログ ボックスを閉じます。
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マッチング オプションを変更する手順
- [スペリング センシティビティ] スライダを、希望する設定までドラッグします。
- [候補とする最小スコア] スライダを、希望する設定までドラッグします。
- [一致とする最小スコア] スライダを、希望する設定までドラッグします。
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交点コネクタを指定する手順
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[交点コネクタ] テキスト ボックスに、住所ロケータに認識される交点コネクタを入力します。
[交点コネクタ] テキスト ボックスに複数の項目を入力する場合は、「& AND AT @ |」のようにスペースで区切る必要があります。
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[交点コネクタ] テキスト ボックスに、住所ロケータに認識される交点コネクタを入力します。
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出力オプションを指定する手順
- サイド オフセットを使用する場合は、ジオコーディングした位置をオフセットする単位数を入力してから、ドロップダウン矢印をクリックして、サイド オフセット距離の測定に使用する単位を選択します。
- エンド オフセットを使用する場合は、ジオコーディングした位置を参照ライン フィーチャの端の方向にオフセットする単位数を入力してから、ドロップダウン矢印をクリックして、エンド オフセット距離の測定に使用する単位またはパーセントを選択します。
- 一致スコアが最大で等しく、位置が異なる候補が複数存在する場合に、その中の任意の 1 つを自動的にピックアップして一致させるには、[同じスコアの候補が複数ある場合、自動でその内の 1 つにマッチさせる] チェックボックスをオンにします。
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出力フィールドを指定する手順
- [X 座標と Y 座標] チェックボックスをオンにすると、ジオコーディングされたフィーチャの X 座標と Y 座標がジオコード フィーチャクラスに書き込まれます。X 座標と Y 座標は、ジオコード フィーチャクラスではなく、住所ロケータの空間参照に基づいて割り当てられます。
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ロケータが ArcGIS 10 以前のロケータである場合は、[標準化住所] チェックボックスをオンにすると、標準化された住所がジオコード フィーチャクラスに書き込まれます。
ロケータが ArcGIS 10 で作成されたものである場合、この [標準化住所] オプションは無効になります。
- [参照データ ID] チェックボックスをオンにすると、住所の一致先の参照データ フィーチャの ID が、ジオコード フィーチャクラスに書き込まれます。
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[割合] チェックボックスをオンにすると、参照フィーチャ上でのその住所の位置(参照フィーチャの始点から終点までを 100 とした、始点からの距離)が書き込まれます。
たとえば、住所が参照フィーチャの真ん中に位置している場合、その住所の割合は 50 になります。
- [OK] をクリックして、[住所ロケータのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
[住所のジオコーディング] ダイアログ ボックスを使用して住所テーブルをジオコーディングすると、テーブル内の入力フィールド名がロケータによって検索されます。住所テーブル内のフィールドの名前をロケータに追加しておくと、フィールドが認識され、自動的に選択されるようになります。
また、各オプションのテキスト ボックスに、値を 0 ~ 100 の範囲で入力することができます。
関連項目
7/10/2012