Desktop Help 10.0 - 結合方法

このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。

パーセルをファブリックレイヤに結合する際、[パーセルの結合] ダイアログボックスには 2 つの結合方法が表示され、いずれかを選択できます。

結合方法

ファブリックポイントは固定。ラインポイントがラインに移動。: この方法を使用すると、結合されるパーセルが、周囲のファブリックに合わせて調整されます。これが最もよく使用される方法です。
結合ポイントはマップ位置で固定。ラインポイントがラインに移動。: この方法を使用すると、分離パーセルの座標位置が固定され、周囲のファブリックが、結合されるパーセルに合わせて調整されます。

ファブリックポイントを固定

ファブリックポイントを固定する方法を使用すると、作成された結合ラインに基づき、結合パーセルが周囲のパーセルファブリックに合わせて調整されます。結合パーセルは周囲のファブリックに合わせてカートグラフィックに調整されるため、スリバーやオーバーラップはありません。ラインポイントは自動的にパーセルラインへ移動します。

パーセルファブリック XML ファイルからのパーセルを追加して結合する場合、結合プロセスでは、マップ範囲にパーセルを配置する際に XML ファイルのパーセルポイントの座標が使用されます。異なる座標系や空間参照からパーセルが追加された場合、配置された結合パーセルがマップ範囲に表示されない場合があります。[パーセルの結合] ダイアログボックスにある [結合するパーセルをマップ範囲に移動] ツール結合するパーセルをマップ範囲に移動します。をクリックすると、表示されるマップ範囲にパーセルが配置されます。

結合と精度

結合パーセルは周囲のファブリックに合わせてカートグラフィックに調整されるため、結合されるパーセルの精度とデータ品質が周囲のファブリックよりも高い場合、結合パーセルが歪む可能性があります。精度の高いパーセルを、より精度の低い周囲のパーセルに結合する場合、結合パーセルと周囲のパーセルに適切な精度レベルを指定することが重要です。パーセルを結合すると、地図作成や表示の目的で、最初に周囲のパーセルに合わせて調整されます。しかし、結合パーセルの精度が周囲のパーセルの精度よりも高いレベルに設定されている場合、ファブリックの最小二乗アジャストによって、周囲のパーセルがより精度の高いパーセルに合わせて調整され、より精度の高いパーセルはデータ整合性を維持することができます。ファブリックの最小二乗アジャストでは、より高い精度レベルを持つパーセルにはより高いウェイトが設定され、低い精度レベルと低いウェイトを持つパーセルよりも、調整される程度が低くなります。

結合ポイントを固定

結合ポイントを固定する方法を使用すると、結合パーセルが固定位置に保持され、周囲のパーセルファブリックが結合パーセルに合わせて調整されます。

結合ポイントを固定

この方法は、座標を持つパーセルデータを追加する場合に適しています。マップ範囲にパーセルを配置する際に、パーセルファブリック XML ファイルのポイント座標が使用されます。結合ポイントを固定する方法を使用すると、パーセルファブリック XML ファイルから追加される正確な座標は、結合プロセスでも保持できます。

この方法を使うと、結合パーセルをマップ範囲にドラッグできます。結合プロセスでは、新しい位置の座標が使用され、固定されます。

結合パーセルをドラッグまたは移動した場合、[パーセルの結合] ダイアログボックスにある [X および Y 座標を元の位置にリセットします。] ツールをクリックして、結合パーセルを元の座標にリセットすることができます。
[結合するパーセルのポイントを移動] ツールを使って、結合パーセルの頂点を移動し、マップ範囲の既存のポイントおよびラインにスナップすることができます。
[座標平均を使用] チェックボックスをオンにすると、ファブリックが結合パーセルに合わせて調整される際に、結合パーセルの座標と対応するファブリックの座標の間の平均が算出されます。