内角を使ったパーセル トラバースの入力
このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。
プランまたは測量記録のパーセル ディメンションが、方位と距離ではなく、角度と距離として示される場合があります。この場合、パーセルは内角を使って入力および作成されます。
内角を使ったパーセル トラバースには、[開始後視角] の値が必要です。開始後視角は回転角度で、最初のトラバースの辺を入力する際の参照として使用されます。開始後視角は北方位角タイプに基づいており、デフォルトは 180 度です。
たとえば、上の図から Lot 1 をトラバースする場合、ポイント 1 および 2 の間の最初のトラバースの辺を入力する際には、開始後視角 として 90°を使用します。
残りの角度は、パーセル トラバースに入力された以前のラインを基準として設定されます。パーセルをパーセル ファブリックに結合すると、パーセルは適切に回転および拡大縮小されます。
内角のパーセル トラバースにサイド ショットまたは接続ラインを入力するには、接続ラインの角度を計測するために、パーセル トラバースの既存のラインを参照する必要があります。参照ラインの終点は、パーセル トラバース グリッドの [ReferenceObject] の値として必要です。たとえば、上の図の Lot 1 のポイント 5 と 6 の間に接続ラインを入力する際、参照する後視ラインは、5 と 4 の間のラインまたは 5 と 1 の間のラインのいずれかになります。したがって、参照オブジェクトは 4 または 1 となります。
注意:
内角を使用して入力されるパーセルは、常に新しいプランに作成されます。
手順:
- 内角パーセルのための新しいプランを作成するには、[プランのプロパティ] ダイアログ ボックスの [記録形式] タブをクリックして、[方向または角度のタイプ] を [内角] に設定します。
- ArcMap の編集セッションでは、[プラン ディレクトリ] ダイアログ ボックスを開き、内角パーセルのために作成したプランを右クリックしてから [新規パーセルの作成] をクリックします。
- [パーセルの詳細] ウィンドウの [ライン] タブにある [開始後視角] テキスト ボックスに開始後視角の方向を入力します。
- 最初のトラバースの辺を入力します。最初のトラバースの角度は、開始後視角から設定されます。
- 残りのトラバースの辺を入力します。トラバースの各辺は、前のトラバースの辺を基準にして設定されます。
- サイド ショットまたは接続ラインを入力するには、接続ラインの角度と距離を入力し、接続ラインの参照オブジェクトを [ReferenceObject] フィールドに入力します。参照オブジェクトは、接続ラインと同じ始点を持つ、あらゆるラインの終点です。反時計周りの角度は負の値として入力され、時計回りの角度は正の値として入力されます。
内角を使用してパーセルを作成するには、次の手順に従います。
[プラン ディレクトリ] ダイアログ ボックスを開くには、[パーセル エディタ] ツールバーの [パーセル エディタ] 矢印をクリックしてから、[プラン ディレクトリ] をクリックします。
ファブリック ジョブを使用して手動モードで操作を行っている場合は、ファブリック ジョブを開き、Parcel Explorer ウィンドウのプラン ノードを右クリックしてから [新規パーセル] をクリックします。
7/10/2012