アノテーションの属性の編集

アノテーションの属性は、[属性] ウィンドウで編集することができます。このウィンドウでは、属性テーブル内のレコード値にアクセスすることができます。アノテーションの属性を編集すると、BLOB エレメントが更新され、アノテーションの表示が変化することがわかります。[属性] ウィンドウで編集できる属性としては、次のものがあります。

FeatureID	Bold	Angle
AnnotationClassID	Italic	FontLeading
SymbolID	Underline	WordSpacing
Status	VerticalAlignment	CharacterWidth
TextString	HorizontalAlignment	CharacterSpacing
FontName	XOffset	FlipAngle
FontSize	YOffset

これらの属性については、SQL コードを使用してデータベース レベルで編集することはできません。これらのフィールドを ArcGIS で更新した場合には、フィーチャの BLOB 要素が変更されますが、これは SQL では変更されません。これらのフィールドを SQL で更新した場合は、どの更新レコードについても、アノテーション フィーチャに関連付けられたテキスト シンボル フィールドは更新されません。それらのフィールドを ArcGIS の外部で更新するには、ArcObjects を使用する必要があります。

SQL を使用したデータ更新の詳細

手順:

1. [エディタ] ツールバーで [編集] ツール または[アノテーション編集] ツール をクリックし、アノテーションを選択します。
2. [エディタ] ツールバーの [属性] ボタン をクリックします。
また、[アノテーションの編集] ツールでアノテーション フィーチャをダブルクリックして、[属性] ウィンドウを開くこともできます。
3. [アノテーション] タブ、または [属性] タブをクリックします。[アノテーション] タブでは、まず複数の変更を行い、変更内容を先にプレビューしてから適用することができます。一方、[属性] タブでは、属性フィールドと値をグリッド形式で表示できます。
4. [属性] タブを使用する場合、変更する値（たとえば、「テキスト文字列」）をクリックします。属性の新しい値を入力します。
フィーチャリンク アノテーションのテキストを更新する必要がある場合は、アノテーションの派生元のフィーチャの属性（たとえば、アノテーションがリンクされているラインの属性）を更新します。これを行うと、更新内容はただちにアノテーション フィーチャのテキストに反映されます。アノテーション フィーチャそのものの TextString プロパティを直接変更すると、その変更内容は、リンク フィーチャの属性が後で変更された場合に上書きされます。
5. 必要に応じて、フォントまたはフォント サイズなど、他の属性も変更します。
6. 複数のフィーチャの属性値を一度に変更するには、変更するすべてのアノテーション フィーチャを選択し、アノテーション レイヤ名をクリックした後、値を設定します。
7. [アノテーション] タブを使用しているときは、[適用] をクリックすると、変更内容が確定されます。[属性] タブを使用しているときは、フィールド以外の場所をクリックすると、直ちに変更内容が更新されます。