オフセット ライン ウィンドウでのラインの作成について
このトピックは、ArcEditor および ArcInfo にのみ適用されます。
土地の境界線は帯状に表現された測量図で説明されていることがあります。帯状の表現は、指定された中心線の両側の境界線を説明します。これは、地籍で地役権または公道用地を表すために使用されます。
次の例は、公道用地が中心線に基づいて説明される様子を示しています。中心線は、任意の始点「0+500.000」を持ちます。ここではステーショニング表記が使用されています。これは長さを表すために使用される省略表記です。一般に、基点は 100 または 1,000 単位でプラス(+)記号の左側に示されます。中心線の左側のポイントを表すと、「0+519.775 16.240 LEFT」のようになります。これは、ライン沿いに 19.775(任意の始点が 500m であることを思い出してください)、中心線の左に 16.240 を意味します。
[オフセット ライン] ウィンドウでは、選択ラインから編集スケッチを作成することができます。測量図から読み取った開始距離を入力した後、選択ラインに沿った距離、オフセット距離、オフセットポイントを配置する側を設定することにより、オフセット ポイントを追加することができます。各オフセット ポイントは、編集スケッチの最後に追加されます。
[オフセット ライン] は、1 つ以上の選択ラインに作用します。選択の方向を示す矢印が表示されます。(ラインの方向に関係なく)1 つの連続したラインを形成する複数のラインを選択することができます。
次の例では、左下の図は帯状の表現を示し、右下の図は ArcMap での編集スケッチに追加された帯状の表現を示します。道路の中心線がトラバースされ、選択されているので、公道用地の右側を追加することができます。
編集スケッチを入力するには、中心線の開始距離の初期値を「383.228」に設定する必要があります。次に、ラインに沿った距離、オフセット距離、左右どちらかの側を指定することにより、オフセット ポイントを入力します。
オフセット ポイント |
計測値 |
---|---|
1 |
383.228 6.858 R |
2 |
383.228 12 R |
3 |
464.184 12 R |
4 |
476.366 26.371 R |
通常は、各オフセット ポイント間に直線が追加されます。ただし、2 つの連続したオフセット ポイントが円弧から同じオフセット距離にある場合は例外で、編集スケッチに円弧が追加されます。上記の例では、ポイント 2 と 3 はどちらも 12.000 であり、選択した円弧の右側にあるため、編集スケッチに円弧が追加されます。