作成する新しいタイプのフィーチャの定義
既存のレイヤ内に特定のタイプのフィーチャを作成したいときに、そのレイヤがそれらのフィーチャを取り込むように設定されていない場合があります。たとえば、道路レイヤにフィーチャを追加して未舗装道路を表したいが、現在ユーザのデータには高速道路、主要幹線道路、および生活道路のカテゴリしかない場合があります。ウィザードを使うと、未舗装道路カテゴリに関するすべての設定を一度に定義し、新しいタイプのフィーチャを表示および保存するためのデータの準備を簡単に行うことができます。ArcMap は、新しいカテゴリのシンボル、そのレイヤに必要なジオデータベース情報(サブタイプ値やコード ドメイン値など)、および未舗装道路の作成に使用するフィーチャ テンプレートを自動的に追加します。ウィザードを使用すれば、自分の作業を中断して、複数のダイアログ ボックスを開き、データを独自に設定する手間を省くことができます。
新しいフィーチャを定義するには、ある種のカテゴリに基づいて(固有値かリプレゼンテーションとして)データをシンボル化する必要があります。固有値は、単一のテキストまたは数値フィールドか、またはジオデータベース コード値ドメイン属性値またはサブタイプのフィールドから取得されます。
新しいフィーチャ タイプの定義は、たとえば計画段階の設計シナリオで、道路や公園、建物の追加を試してみたいときに非常に役立ちます。
[新規フィーチャ タイプの定義] ウィザードを利用できるのは、単一フィールドの個別値またはリプレゼンテーションによってレイヤがシンボル化されている場合のみです。ウィザードが新しいタイプを定義するためにサブタイプまたはリプレゼンテーション ルールの追加を必要とする場合、編集セッションを開始しているときには編集を停止する必要があります。
- コンテンツ ウィンドウでレイヤを右クリックし、[フィーチャの編集] → [新しいタイプのフィーチャを定義] をクリックします。
- [シンボルの変更] をクリックして、新しいタイプのフィーチャを描画するために使用するシンボルを選択します。
- 新しいタイプの名前と説明を入力します。これらは、フィーチャ テンプレートの名前と説明として使用されます。
- [次へ] をクリックします。
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ウィザードの次のステップは、データが現在どのようにシンボル化されているかによって少し異なります。パネルでの作業が終了したら、[次へ] をクリックします。
- 固有値の場合は、新しいカテゴリの名前とラベルを入力します。
- サブタイプに基づいた個別値の場合は、新しいサブタイプで使用されるコードと説明を入力します。新しい有効値が自動的に提供されます。
- コード値ドメインに基づく固有値の場合は、新しいコードと説明を入力します。フィールドが数値タイプの場合は、ウィザードで指定された名前を使用して、新しい数値が適切なコード値ドメインに追加されます。フィールド タイプがテキストの場合は、新しいフィーチャ タイプの名前を使用して、新しい値がコード値ドメインに追加されます。新しい有効値が自動的に提供されます。
- リプレゼンテーションの場合は、新しいカテゴリのラベルを入力します(リプレゼンテーション ルール)。コードは自動的に入力されます。
- 作成されたこのタイプの新規フィーチャのデフォルトの属性値を入力します。これにより、それらの値でフィーチャ テンプレートが設定されます。
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[完了] をクリックします。
ArcMap は、新しいサブタイプ、コード値ドメイン、またはリプレゼンテーション ルールを(必要に応じて)フィーチャクラスに追加し、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [シンボル] タブで新しいシンボルをコンテンツ ウィンドウとレンダラ リストに追加し、[フィーチャ作成] ウィンドウで新しいフィーチャ テンプレートを作成します。新しいフィーチャ テンプレートの追加オプションを設定するには、[フィーチャ作成] ウィンドウでそのプロパティを開きます。これでその新しいタイプを表すフィーチャを作成する準備ができました。