演習 1c:フィーチャ テンプレートの新規作成

複雑さ: 初心者 データ要件: ArcGIS チュートリアル データのセットアップ データ パス: \ArcGIS\ArcTutor\Editing

フィーチャ テンプレートの作成について

最初の演習では、すでに作成されているフィーチャ テンプレートを使用しました。ここでは、ウィザードを使用して独自のテンプレートを作成します。私有地を表すポリゴン レイヤのテンプレートを作成します。

前提条件:

Exercise1.mxd が開いて、編集セッションに入ります。

手順:

1. [フィーチャ作成] ウィンドウで、[テンプレートの整理] をクリックします。
2. [フィーチャ テンプレートの整理] ダイアログ ボックスの左側にある「Tracts」をクリックします。このレイヤに既存のテンプレートがある場合は、右側に一覧表示されます。
3. [新規テンプレート] をクリックします。

   [新規テンプレート作成ウィザード] が開きます。最初のページには、現在編集されているマップの、すべてのレイヤのリストが表示されます。

4. ウィザードの開始時に「Tracts」ポリゴン レイヤを選択したため、このレイヤだけがオンになっているはずです。そうでない場合には、このレイヤをオンにしてその他のレイヤをオフにします。
5. [完了] をクリックします。
レイヤをカテゴリごとにシンボル表示する場合、[次へ] をクリックして、フィーチャ テンプレートを作成するカテゴリを選択することができます。「Tracts」レイヤは単一のシンボルとしてシンボル表示されるため、ウィザードは 1 つのステップで終了します。
6. 「Tracks」用のテンプレートは[フィーチャ テンプレートの整理] ダイアログ ボックスに表示されます。「Tracts」テンプレートをクリックしてから、[プロパティ] をクリックします。
[テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスでは、テンプレートの設定を確認および変更できます。たとえば、テンプレート名の変更、説明の記入、デフォルトの作図ツールの設定、このテンプレートを使って作成した新規フィーチャに割り当てる属性値の指定などを行うことができます。
7. [説明] ボックスに、「ザイオン内の私有地」と入力します。説明は、[フィーチャ作成] ウィンドウのテンプレート上にポインタを配置すると表示されます。
今後、テンプレートを識別して検索時に役立つ、タグを使用することもできます。レイヤ タイプ（ポリゴン）を表すタグが、自動的に追加されます。
8. [タグ] ボックスに表示される「ポリゴン」のすぐ後にセミコロン（;）とスペースを追加してから、「Zion」と入力します。さらにセミコロンとスペースを入力して、「土地所有者」と入力します。

   タグをすべて入力すると、[タグ] ボックスの内容は「ポリゴン; ザイオン; 土地所有者」となります。

9. デフォルト ツールは [ポリゴン] になっているはずです。これ以外の場合は、[デフォルト ツール] ドロップダウン矢印をクリックしてから [ポリゴン] をクリックします。これによって、「Tracts」テンプレートを選択すると、必ず [ポリゴン] ツールがアクティブになります。
10. グリッドの「Ownership」フィールドをクリックします。フィールドに関するシステム情報が、ダイアログ ボックスの下部に表示されます。
11. 右側の値の「<NULL>」をクリックしてテキストを消去し、「Private」と入力します。これによって、属性値「Private」が割り当てられます。これによって、このテンプレートを使って作成されるすべての新しいフィーチャの、このフィールドのデフォルトの属性値は「Private」に設定されます。
12. [OK] をクリックします。
13. [フィーチャ テンプレートの整理] ダイアログ ボックスが開きます。[フィーチャ作成] ウィンドウに、新しいテンプレートが表示されます。テンプレートにポインタを配置すると、説明として入力したテキストが表示されます。
[フィーチャ作成] ウィンドウでこのテンプレートをダブルクリックして、テンプレートのプロパティを表示することもできます。デフォルトでは、テンプレートはグループ化され、レイヤ名によって並べ替えられます。グループ化の方法を変えたり、一部のテンプレートを非表示にするには、[フィーチャ作成] ウィンドウ上部のフィルタ アイコン メニューを使用します。
14. 次の演習を続ける場合は「演習 1d:ポリゴン フィーチャの新規作成」をクリックしてください。

これで、このフィーチャ テンプレートで指定したプロパティを使って、フィーチャを作成する準備ができました。