Image Server レイヤの作成(Make Image Server Layer) (データの管理)

サマリ

イメージ サービスからテンポラリ ラスタ レイヤを作成します。作成されるレイヤは、ドキュメントを保存しておかない限り、セッション後に削除されます。

Image Server への URL も、入力として使用できます。Image Server URL には、カバレッジおよびバージョン情報を含める必要があります。URL のみを入力した場合、最初のカバレッジが自動的にツールに適用され、デフォルト バージョン(1.0.0)を使用して画像レイヤが作成されます。

使用法

構文

MakeImageServerLayer_management (in_image_service, out_imageserver_layer, {template}, {band_index}, {mosaic_method}, {order_field}, {order_base_value}, {lock_rasterid})
パラメータ説明データ タイプ
in_image_service

入力イメージ サービスの名前、またはイメージ サービスを参照する URL。

Image Server URL を使用する場合は、その URL にカバレッジ名およびバージョン情報を含める必要があります。URL のみを入力した場合、最初のカバレッジが自動的にツールに適用され、デフォルト バージョン(1.0.0)を使用して画像レイヤが作成されます。

以下は、カバレッジ名とバージョンを含めた URL の例です。

http://AGSServer/arcgis/services/ISName/ImageServer?coverage=rasterDRGs&version=1.1.1

上記の例では、「http://AGSServer/arcgis/services/ISName/ImageServer?」が URL です。指定したカバレッジは「coverage=rasterDRGs」で、バージョンは「&version=1.1.1」です。

Image Service; String
out_imageserver_layer

出力画像レイヤの名前。

Raster Layer
template
(オプション)

イメージ レイヤの出力範囲。

出力範囲は、クリップするエリア(最小 X、最小 Y、最大 X、最大 Y)を指定するか、既存のレイヤの範囲を使用することによって指定できます。

Extent
band_index
[ID,...]
(オプション)

レイヤ用にエクスポートするバンドを選択します。バンドを指定しないと、すべてのバンドが出力に使用されます。

Value Table
mosaic_method
(オプション)

さまざまなラスタからどのようなモザイクを作成するのかについては、モザイク手法によって定義されます。

クライアントに返す画像は、複数の入力ラスタから作成することができます。モザイク プロセスには、2 つのデフォルト オプションが用意されています。

  • Closest_To_Center - デフォルトの順序に基づいてラスタを並べ替えます。その中心がビューの中央に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。
  • North_West - その中心が北西に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。
  • ラスタをロック - ID または名前に基づいて、単一または複数のラスタの表示をロックします。
  • By_Attribute - 属性フィールドおよび基準値との差異に基づいてラスタをソートします。
  • Closest_To_Nadir - その天底位置がビューの中央に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。傾いた画像など、天底ポイントが中心ポイントと異なる場合があります。
  • Closest_To_Viewpoint - 天底位置がユーザ定義の観測点位置に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。
  • Seamline - 継ぎ目(シーム)に沿ったオプションのフェザリングを使用して、ラスタごとに事前定義されたシームライン シェープでラスタを切り取ります。この順序は、シームライン生成時に事前定義されます。
String
order_field
(オプション)

モザイク方法が [By_Attribute] のとき、ラスタの並べ替えに使用されるデフォルトのフィールド。
サービス テーブルで、タイプがメタデータおよび整数であるフィールドがリスト表示されます(日付または雲の割合を表す値など)。

String
order_base_value
(オプション)

この入力値と、指定フィールドの属性値との差異に基づいて画像がソートされます。

String
lock_rasterid
(オプション)

サービスをロックする対象のラスタ ID またはラスタ名。指定したラスタのみが表示されます。空白のまま(未定義)にした場合は、システム デフォルトと同じです。複数の ID を指定するときは、各 ID をセミコロンで区切ります。

String

コードのサンプル

MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)の例 1(Python ウィンドウ)

以下は、MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)ツールを実行する Python サンプルです。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/Workspace"
input1 = "GIS Servers/server3 (admin)/File_TIFF_Amberg.ImageServer"
arcpy.MakeImageServerLayer_management(input1, "islayer", "4488961 5478909 4489227 5479255",\
                                          "4;6", "#", "#", "#", "#")
MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

以下は、MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

##====================================
##Make Image Server Layer
##Usage: MakeImageServerLayer_management in_image_service out_imageserver_layer 
##                                       {template} {ID;ID...} {mosaic_method} 
##                                       {order_field} {order_base_value} {lock_rasterid}
    
try:
    import arcpy
    
    arcpy.env.workspace = r"C:/Workspace"
    input1 = r"GIS Servers\server3 (admin)\File_TIFF_Amberg.ImageServer"
    input2 = "http://server3/arcgis/services/MD_MosaicRule/ImageServer"
    
    ##Create image services layer from a single image file service
    ##Use connection file as input
    arcpy.MakeImageServerLayer_management(input1, "islayer", "4488961 5478909 4489227 5479255",\
                                          "4;6", "#", "#", "#", "#")
    
    ##Create image services layer from mosaic dataset image service
    ##Use URL as input
    arcpy.MakeImageServerLayer_management(input2, "mdlayer", "feature.shp", "1;2;3",\
                                          "LockRaster", "#", "#", "4")

    print arcpy.GetMessages()
    
except:
    print "Make Image Server Layer example failed."
    print arcpy.GetMessages()

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: はい
ArcEditor: はい
ArcInfo: はい

7/10/2012