スクリプト ツールによる AML の使用

このトピックは、ArcInfo にのみ適用されます。

新しいジオプロセシング スクリプト ツールの作成により、ArcGIS Desktop 環境で AML(Arc Macro Language)ファイルを使用できます。ArcInfo ライセンスを使用していて、かつ ArcInfo Workstation がインストールされている場合は、AML を参照するカスタム スクリプト ツールを追加することができます。

AML ファイルをスクリプト ツールとして設定する前に、最初の手順を完了しておく必要があります。システムでは、ArcInfo Workstation を開いて arc: &run MyAml.aml などの &run コマンドを実行することが可能でなければなりません。Esri はシステム レジストリを更新するためのツールを提供しています。システム レジストリの更新が済んだら、[スクリプトの追加] ダイアログ ウィザードを使用して新しいスクリプト ツールを追加します。このスクリプト ツールは、他のジオプロセシング ツールと同じように使用できます。

注意注意:

ArcInfo Workstation または GRID や TIN などの Workstation モジュールにおける制限は、AML ファイルをスクリプト ツールとして実行するときも引き続き存在します。

AML 関数に対応する Python の構文の詳細

手順:
  1. システム レジストリを更新します。
    1. ArcGIS インストール ディレクトリにある [ArcToolbox\Scripts] サブフォルダへ移動します。
    2. ファイル RegisterAmlAsExecutable.reg をダブルクリックします。
    3. [はい] をクリックすると、この情報がレジストリに追加されます。
  2. AML ファイルを実行するスクリプト ツールを作成します。
    1. ArcGIS 環境で、フォルダまたはジオデータベースを右クリックし、[新規作成] [ツールボックス] の順にクリックします。
    2. 前のステップで作成したツールボックスを右クリックして、[追加] [スクリプト] の順にクリックします。[スクリプトの追加] ウィザードが開始されます。
    3. 新しいスクリプト ツールの名前と説明を指定し、[次へ] をクリックします。
    4. AML ファイルの場所を参照して選択し、[次へ] をクリックします。
    5. 入力パラメータと出力パラメータ、およびオプションを設定して [完了] をクリックします。
  3. 注意注意:

    スクリプト ツールとして実行される AML ファイルは Arc: プロンプトのコマンドで開始される必要があります。GRID、TABLES、ArcPlot、ArcEdit などの ArcInfo Workstation 環境内では他のプロンプトからコマンドを実行できますが、AML ファイルは Arc: プロンプトで開始される必要があります。たとえば、AML ファイルが GRID でのみ実行される場合は、残りのプログラムを実行する前に、必ず、GRID を開始する行を AML ファイルに追加しなければなりません。

関連項目


7/10/2012