エリミネート(Eliminate)の仕組み

このトピックは、ArcInfo にのみ適用されます。

[エリミネート(Eliminate)] は、2 つのカバレッジを重ねたときに発生するスリバー ポリゴン(微小ポリゴン)を削除するために非常によく使用されます。スリバー ポリゴンは、互いによく似ているが厳密にぴったりとは重ならない 2 本のアークによって形成されます。

[エリミネート(Eliminate)] は選択されたフィーチャを隣接するフィーチャとマージすることで、カバレッジ内のポリゴンまたはラインの数を減らします。

[エリミネート(Eliminate)] の例

[ポリゴンの境界線を保持] オプション(KEEP_EDGE)を選択した状態で [ポリゴン] オプションを実行すると、選択された各ポリゴンの最も長いアークが除外されます。[外枠線によるポリゴンのエリミネート] オプション(AREA)をオフにした状態で [ポリゴン] オプションを実行すると、選択が解除された隣接するポリゴンのうち最も大きなポリゴンが検出され、そのポリゴンと選択されたポリゴンの間のアークが除外されます。ポリゴン全体が除外されると、ラベル ポイントは除外されます。トポロジは更新されます。出力カバレッジのすべてのポリゴンはラベル ポイントを 1 つだけ保持しています。[ライン] オプションを実行すると、除外されるアークは [エリミネート(Eliminate)] コマンドで先に処理された接続アークとマージされます。除外されるアークのマージ先となるアークの方向が、出力されるアークの方向となります。

除外されるフィーチャは、ポリゴンまたはアークの属性に適用される論理的な要件セットによって決定されます。選択フィーチャを特定する [選択ファイル] を指定する必要があります。論理的な要件は [再選択(Reselect)] コマンドを使用して定義します。

ポリゴンの除外

ラインの除外


7/10/2012